久々の小ネタです(^_^)
加藤登紀子の曲で知られる日本語版は、
アンドレイ・ヴォズネセンスキー作詞のロシア語版が原曲で
主人公の画家は実在の人物、ニコ・ピロスマニというグルジア人
彼は田舎から首都のトビリシへ出たものの職を転々とし、
その後、流浪の旅を経て再びトビリシへ戻る
そこで食いつなぐために酒場の壁画や看板を描いていたところ、
彼の絵が画家の目に留まり、画家への道が開け……
と、そこまで上手く事は進まず
モスクワの画壇では「貧しいペンキ塗り」と揶揄されるほどの冷遇を受け、失意のままグルジアへ帰郷。
そこでまた食い扶持を稼ぐために絵を描いていたところ、
街のカフェに来ていたフランス人の踊り子、マルガリータ(フランスジンなのに?)に一目惚れ。
そこで彼は、全財産をはたいて彼女に花の海を贈った、と言われている
しかし、歌にもある様にその恋は実らず、その後の彼は、困窮と失意の中で絵を描き続け
56歳でこの世を去ったそうな…(-_-;)
しか~し、彼が亡くなってから30年以上経ち第二次大戦後になると、
彼の画風は「グルジアのアンリ・ルソー」などと高く評価されるようになり、
彼の代表作「女優マルガリータ」は、今では国宝級の扱いらしい
しかもそのレプリカが「愛・地球博」でも展示されていたんですと!
ちなみに、彼の生涯は映画『ピロスマニ 』に描かれているそうなので僕も一度観てみようと思ってます(^_^)