メタルブラック ROUND1 ボス | ワシはシューティングゲームをやる事にしたんだ

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できるかな?…じゃなくて、やるんだよね?
STGの攻略?…いやいや、ただの備忘録だよ。

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先日ふと立ち寄ったショッピングモールにて…。
メダルゲームやガチャガチャに紛れて、壁際に小さな筐体が2つあるのに気が付いた。



懐かしい昔ながらの駄菓子屋筐体…但し、モニターが液晶なので比較的新しいものであると思われる。
コンパクトながらしっかり遊べそうで、自宅にも置けそうな感じである。
調べてみると「ビデオゲームキッズ」なる筐体商品で少し前までは一般販売もしていた様だが、今は分からない。
遊技場の片隅にUFOキャッチャーメインに紛れて、こういう形でゲームがあるだけでも、ワシとしては嬉しい。
もっと流通して欲しいものである。


さてメタルブラック、今回はボスからです。
 
ROUND1のボスの名前は…。



アパルトヘッド。
 
アパルトヘイトを捩ったものである。
このゲームに登場するボスの名前はいずれも社会問題や環境問題等…人類の引き起こした愚行ともいえる問題を暗示させるものとなっている。
 
このボスのBGMタイトルは「VISITOR」。
地球に飛来したネメシスを訪問者と表現しているのだろうか…、逆に彼らにとってのジョン・フォードが訪問者なのか…。
はたまた…そもそも人間が地球にとってはビジター、いや招かれざる客なのか…。
このゲームのストーリーは奥が深いので、色々な解釈が出来て難しいのですよ…。
後ろに見えるのは都庁ビルっぽいので、やはりここは新宿なのかもしれない。
都庁のビルが出来たのは1990年らしいので、メタルブラックが稼働する少し前だったみたいですね…。



空が異空間の様に歪み、ボスが登場する。
ボスは登場時に、ギャース!とキングギドラの様な鳴き声を上げる。
どこまでが機械でどこまでが生命体なのかもよく分らない化け物である。
こいつの弱点は頭部…。
挨拶代わりにビームを乱射して来るが、こちらのショットで相殺できるので、「連射装置付き」であれば問題無い。



長い触手でニューロンを集めた後に、巨大なビームを開放して来る。
敵もニューロンを集めてエネルギーを吸収している…というか、こちらがその技術を盗んだだけで、元々これは敵の能力である。
但し…集めたニューロンの量には関係無く、一定の時間が経過するとこの攻撃が来るので、ニューロン集めの邪魔をしようがしまいが関係無いみたい…。
こちらもビーム開放を行いたい所だが、ここはボスの首の所に潜り込めば食らう事は無い。

うまく位置を合わせればここからでも頭部を攻撃出来る。
ちなみに、こいつの触手には重なっても大丈夫…。



3WAY拡散弾を撃って来る攻撃もある。
自機1機分空けて後ろに下がって避けるとやり易い。
意外と弾速があるので注意する事。



その他にも丸まって誘導ミサイルを数発撃って来る事もある。
これらのミサイルはショットで破壊可能…。
後はワキワキと前後に歩く事もあるのだが、「連射装置付き」であれば、ここまで見ないうちに倒せると思う。



ダメージを与える事でボスの体色が変わっていき、一定量を与えるとシルエットになって「ぐるるる…」みたいな声を出して苦しんだ後に大爆発を起こす。
画面全体に爆風が広がる独特な演出になっているのだが、影の部分が世界地図にも見え、まるで地球が爆発している様にも見える。
これも何かを暗示しているのかもしれない…。
 
 
余談だが…。
 
先程…ボスの鳴き声をキングギドラに例えたけど、実はキングギドラは「ピコピコピー…」という電子音みたいな声なので「ギャース!」とは鳴かない。
今まで黙っていたが…ワシは昭和の特撮怪獣にはかなり詳しいので、そういう所は間違えない。
でも、キングギドラって言うと何となくイメージできるかなと思って書いた次第である。
鳴き声はむしろラドンの方が近い。
 


ROUNDをクリアすると、自機のブラックフライが上昇する演出が入る。
この際に大気圏突入用のブースターを切り離す。
演出が細かい上に、めちゃくちゃカッコいい。
 
そしてそのままボーナスステージに入る。
 
BONUS STAGE 1「OVER RIDE」



3Dのような画面になる。
腕の生えたザコがふらふら飛んでいるのだが、照準を操作してロックオンして破壊する。
ノルマは5機で、30秒以内に倒せばパーフェクトとなる。



照準が合ったらショットボタンでミサイル発射だが、連射付きの場合はボタンは押しっ放しで大丈夫。
ロックオンするにはザコの顔のような部分に照準を合わせる必要がある。
ザコは前を向いたり後ろを向いたりするけど、後ろからでも位置が合っていれば良い。
複数のザコが飛んでいる場合があるが、ターゲットは決まっていて、まあ、それはやっていれば分かるかなと…。



ピンクのザコを4機落とすと、最後は黄色が出て来て、そいつを落とせばパーフェクトである。
しかし…どうも飛ぶ起動はランダムらしく、ふらふらと適当に飛ばれる為に、簡単にロックオン出来る時もあれば、全く出来ない時もある。
ロックオンすると4発のミサイルが飛んで行くんだけど、命中するまでに随分時間が掛かることもあるので、本当に適当に飛んでいるのだと思う。
コツとかあるのか知らんけど、相手を追いかけるのではなく、飛んで来る軌道を先読みして照準を置いておく感じにするとやり易い気がする。
このゲームには稼ぐ要素があまり無くて、ここでの結果がスコアにかなり影響する。
まあ、ワシはスコアは狙わないからいいんだけど…。
 
誘導ミサイルの煙とかがスプライトの拡大縮小で表現されていて、これまためっちゃカッコいい。
ロボットのアニメとかで、こういうのあるよね。
今のグラフィックで表現したらどんな感じになるのか見てみたい気もする…。
でも多分、この表現が一番良いように思う。
ある程度デフォルメされていた方が見栄えが良かったりするし、リアルにすれば良いというモノでもない。
実際にこんな風にミサイルが飛ぶのかどうか知らんけど。
 
このゲームにボーナスステージが存在するのは、ゲームセンターでプレイヤーに少しでも長く遊んでもらうように意図されているかららしい。
多分ね、ゲーム全体の難易度を下げると経営サイドから文句が出たりするから、こんな感じで工夫されたのかなと思う。
家庭で遊ぶ分には関係無いから、今となってはピンと来ないかもしれないけど、子供の頃の1コインの価値は重かったからね。



ちなみに、ボーナスステージに入る前に隠しコマンドを入れると大量のザコが発生する様になる。
コマンドは所謂コナミコマンドと呼ばれるもので…。
↑↑↓↓←→←→BA
…という奴である。
もともとはファミコンのグラディウスに実装されていたコマンドだったと思う。
持ってなかったから知らんけど。
普通にノルマ達成してパーフェクト取った方がスコア的は高くなるのでネタでしかない。
 
…という事で地球を抜けたブラックフライ。
ROUND2からは宇宙での戦いとなる。
 
いよいよメタルブラックの本番が始まる。
ここから先は、こんな余裕をかましている暇はない。