今更ながらグラディウスの遊び方 | ワシはシューティングゲームをやる事にしたんだ

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できるかな?…じゃなくて、やるんだよね?
STGの攻略?…いやいや、ただの備忘録だよ。

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ワシが高校生の時、X68000というマイコンがあった。
当時としては破格のスペックで当然値段も相当な代物だったので、勿論手が届かなかったのだが強い憧れがあった。
ゲームセンターのゲームが遊べるのだから凄いと思った。
厳密にはゲームセンターのものがそっくりそのまま忠実移植出来る程のスペックは無くて、かなり近い移植版が遊べるという感じだった。
そしてグラディウスがバンドルされているというのも当時は驚きだった。
オリジナルと比べると異なる点もあったらしいが、家でグラディウスが出来る時代になったなんて夢の様に思えた。



最近そのX68000が復刻される動きがあり、X68000Zというミニ筐体が開発されているらしい。
昔のX68000のゲームが遊べるだけならただのエミュレーターのゲーム機だが、パーソナルワークステーションと銘打っているからプログラムが打てたりするんだろうか。
他には何ができるんだろう…イマイチどんなモノかワシにはよく分からないのでした。


さて今回は…そのグラディウスの遊び方についてです。

凄く有名なシューティングゲームなので、今更遊び方について触れる必要も無いかもしれんけど、そうは言っても40年近くも前のゲームだからね…。
今時の若い人がこのブログを見るかどうかは分からんけど、中には名前くらいしか知らないとか、そういう人も居る。



そういえば、先日…あるゲームセンターに若い女の子2人組がやって来て、そのうちの1名がグラディウスをプレイしていた。
殆どパワーアップできずにStage1の地形が見えた辺りで苦戦していたので、おそらく初見だと思う。
せっかく興味を持ったのに、かつてのワシの様によく分からないからやらなくなってしまうのは勿体無い。
ブログに書いておけば、そういう人の目に留まる可能性もあるからね。
対象が凄くピンポイントだけどな…。
でもそれ以上に、ワシがボケて忘れてしまった時に役に立つかもしれないから、簡単にルールなんかをメモっておきます。
 
グラディウスは横スクロールのシューティングゲーム。



この白い戦闘機を操作する。
こいつの名前はグラディウス…では無くてビックバイパー。
横文字だと"VIC VIPER"と書くらしく、"BIG HYPER"ではない。
”ビッグ…”でもなければ”…ハイパー”でも無いのですよ…ややこしい。

グラディウスというのは、バクテリアンという敵の勢力から攻撃を受けた惑星の名前で、その侵攻を阻止するべく戦うというストーリーである。
絶滅の危機に瀕している惑星グラディウスから、最後の手段で超時空戦闘機ビッグバイパーが発進し、本陣である敵要塞ゼロスを目指すというもの。
ネットではバクテリアンというのは亜時空星団の名称との事らしいが、分かったような…分からんような…。
 
Stageは全部で7つで、全てをクリアすると2周目のStage1が始まるという…所謂ループタイプのゲーム。
それぞれのStageは変化に富んでいて、Stage毎に新鮮な驚きと楽しみがある。
悪く言えば世界観に脈絡が無いんだけど、宇宙だから…という一言で強引に世界観を統一できるので結果オーライである。
これらStageの内容は追って紹介して行こうと思うが、まあよく思いつくなぁと感心してしまう程バリエーションに富んでいる。
 
BGMはStage毎に用意されており、どれも凄く耳に残るというか、良く出来ている。
容量の関係なのか当時はそういうものだったのかは分からないけど、このゲームのBGMは短いフレーズを繰り返すものになっている。
それが短いにも関わらずとても印象的なフレーズになっている。
 
 
このゲームの目玉はユニークなパワーアップシステムにある。



画面下にあるパワーアップのゲージは6個に分かれており、敵を破壊して出て来るカプセルを取得すると、パワーアップゲージの1番左のゲージが青い枠で囲まれ、文字が黄色くなる。

 


更にカプセルを取得する毎に、青い枠は1つ右隣のゲージに移動して行き、1番右のゲージの次は再び1番左のゲージに戻って来る。
この様にゲージを移動させて、目的の所にゲージを持ってきてパワーアップボタンを押すと、それに応じたパワーアップが出来る。
パワーアップしたらゲージの枠は消えるので再びカプセルを収集する。
そうやってどんどん自機をパワーアップさせて強くして攻略して行く。
 
ボタンは先述した様に3個…。
 
1個目のボタンがパワーアップボタン。
カプセルを取得した時に押すボタンで、ピコーンみたいな効果音と共に自機が輝いてパワーアップする。
カプセルが無い時に押しても何も起きない。
 
2個目のボタンはショットボタン。
2連射のショットを発射するが、パワーアップする事でダブルかレーザーを発射する事ができる。
1度パワーアップしたらミスしない限り最初の2連射のショットには戻せない。
 
3個目のボタンはミサイルボタン。
ミサイルを発射するが、その為にはミサイルのパワーアップをしておく必要がある。
ミサイルのパワーアップをしていない場合は押しても何も起きない。
 
 
パワーアップゲージの6個のパワーアップについても、さらっと書いておく。
ゲージの左から順に…。

スピード(SPEED)は自機のスピードがアップする。
5段階までアップする事が可能だがダウンは出来ない。
スピードが上がるというより移動する幅が大きくなる。



ミサイル(MISSILE)は斜め下前方に落ちるミサイルを撃てるようになる。
撃ったミサイルは着弾した後、地形に沿ってそのまま右に進んで行く。
平面もしくは下り坂の場合は進み、何かに当たるか上り坂になると消える。
グラディウスではお馴染みの挙動だが、そもそもミサイルが地面に落ちた後進むのがとてもユニークだ。



ダブル(DOUBLE)は前方と斜め上前方の2方向にショットを撃てるようになる。
2方向それぞれ単発でしか撃てないので弾切れを起こす。
有効活用する為にはオプションが必須である。



レーザー(LASER)は横に長い光線を撃てるようになる。
地形や硬い相手の場合はそこでレーザーは止まるが、耐久力の低いザコに対しては貫通する。
光線はある程度伸びると千切れて飛んで行く。
ショットボタンは押しっ放しで撃てる様になっている。
連射すると短い光線になって飛んで行くが、多分そういう使い方はしない。
ダブルとの併用はできないので、戦略によってダブルかレーザーを使い分ける事になる。
 
オプション(OPTION)は自機と同様の攻撃が可能な護衛が付く。
4機まで装着可能。
自機が移動するとその動きをトレースするように動き、自機が動きを止めればオプションも止まる。
食らい判定は無いので無敵だが、攻撃判定も無いのでぶつけて敵を倒すとかは出来ない。
スピードアップの段階によって、自機およびオプション同士の距離が広がる。
強力な装備なのに、ふよふよ大きくなったり小さくなったりするオレンジの丸い球の姿をしている。
この奇妙なデザインが、とても強い印象を残すものになっている。



シールド(?)は自機の前方にシールドが装着される。
パワーアップゲージ上の表記は?マークになっている。
これまたとても奇妙なデザインで、2個の青い金平糖みたいなのがぐるぐる回っている。
わざわざ画面の外から2個がバラバラに飛んで来て装着される。
前方からの敵の弾や体当たり、地形との接触に一定の回数耐える事ができ、耐久力が無くなって来るとだんだん小さくなって最後は消えてしまうが、再び同じパワーアップをする事で再装着ができる。 
以上がパワーアップの内容となる。
スピードアップして、ミサイルを装備、ダブルかレーザーを撃てるようにして、オプションを4機付けて、更にシールドを装着すればフルパワーアップの状態となる。
フルパワーアップするとかなり強力で、結構な無双っぷりを発揮できる。
 
但し…ミスをするとそれら全てが没収されて、しかもStageの決まった地点まで戻されてスタートするという、所謂戻り復活となる。
このゲームで恐ろしいのは、それまで楽勝に進んでいたのが1度のミスで苦行に変わってしまう所である。
下手をすると…ミスすると丸裸で戻されて、少し進んではミスしてまた丸裸で戻されて…というのを繰り返す状況が発生する。
従って、残機が幾ら残っていても全く安心できず、フルパワーアップといえど常に緊張が付き纏う様になっている。
戻される地点は各Stageで決まっているので、上手い人はそこからの復活パターンをしっかり組んでいるんだけど、ワシなんかは大抵詰んでしまう。
ちなみに、パワーゲージのどこかが青い枠で囲まれている状態でミスした場合、その枠は一番左のスピードアップに戻る。
つまり1個でもカプセルを持っていれば、ミスしても1段階スピードアップする事は許される。
 
あ、あと、コンティニューは無く、残機が全て無くなればゲームオーバーになる。
従ってコンティニューしながら強引にクリアするような力業は出来ない。
 

…と説明としてはこんな所ですかね。

 

他に何かあったかしら…。
Stageを進ん行く中で思い出したら都度補足していこうと思う。
 
 
割とお馴染みのシステムだと思っていたけど、こうやって書いてみると色々あるな…。
当時はまだシューティングゲームの黎明期だったはずだが、そんな中でよくこんな複雑なものを考えたなぁと…このゲームの凄さを改めて感じる。



ちなみに、Steam版では設定資料が閲覧できる。
没になったものもあったりして見ていて面白いですよ。