呪術廻戦26巻を読みました。
今回はバリバリネタバレなのでネタバレ拒否のアニメ派の方、未読の方は回れ右で
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20240405/10/dbfmalivahan/63/85/p/o1080108015421682070.png?caw=800)
私は単行本派なのですが、スルッと本誌派の方からネタバレを聞いてしまっていました。
でもこれは…
逆に知ってて良かった…と思える程の衝撃でした。
一瞬勝ったと思わされてからの既にあちらへ逝ってしまった方々との再会。
からの…真っ二つの姿…。
本誌で見たかたは阿鼻叫喚だったのではないでしょうか…![えーん](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/018.png)
![えーん](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/018.png)
とは言え主人公は虎杖悠仁なので、「現代最強の呪術師」たる五条悟が存在している限り目立ちづらいので退場やむ無しという大人の事情もあるのかなとも思います![てへぺろ](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/019.png)
![てへぺろ](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/019.png)
原作者の芥見下々先生のコメントなどチェックしてませんので不明ですが、そもそも五条悟の人生をこのような幕引きするのは予定通りだったのかもしれません。
呪術廻戦は「呪い」という負のエネルギーを扱う作品だからなのか、主人公に近く、メインキャラクターとして数えられるメンバーの退場が呆気なく、且つ矢継ぎ早に起こり、主人公同様に見てる側も魂を抉られる思いをさせられて、正に悼む暇なくギリギリの展開か続く印象を、渋谷事変編以降、私は持っていました。
でも今回の五条悟退場時に灰原、ナナミン、夏油みんな纏めて弔ってもらえたようで、良くはないけれども、良かったと思いました。
旅立った悟の魂がたどり着く場所が高専の学生時代だったというところに、悟の心の在りかを見たようで切なかったです。一番楽しかった時代なのでしょうね。今一番話したい人達だったのかもしれません。
悟は一見軽薄で飄々としているようで、たまに重めの毒を吐いたりすることもあり、人物像がハッキリ掴めないままでしたが、高専時代、元の夏油との対峙を経て徐々に悟の生真面目さを垣間見ていました。
そして、悟が傑との会話の中で語られた、初めて証される悟の心の内。
「孤高の侘しさ」を感じながら「でも寂しくはなかった」と反対の事を同時に言っていることで逆にやはり夏油が去っていった当初は独りになってしまったようで寂しかったのではないかな、と思いました。でも「みんな大好きさ」でも自分が好きな人達に「『自分をわかって欲しい』とは思わない」と、理解を求めないことを言っていて、ここまで生きてきた中でそう考えるに至り、更に宿儺に対して自分の磨き上げた力を存分にぶつけるだけではなく「愛を教えるのが楽しかった」と言って(思って)いることから、五条悟は見返りを求めない無償の愛を持った懐の深い人だったのだと認識しました。
悟自身の集大成となるであろう大決戦に向かう時に、傑にも背中を押してもらいたかったなんて、言ってるところは、甘えられる相手はやはり傑しかいなかったみたいで可愛いヤツですね。
傑の前では甘えん坊。
悟は大好きなんだな、傑のこと。
悟のことは元々好きでしたが、このエピソードで本質的に好きになりました。
ここのシーンはアニメになったらどのような表現になるのか、と楽しみにしております。
そして、物語展開としては、悟は「死んでかつと、死んでも勝つは違う」と言ってるので、この宿儺との戦のヒントを沢山遺していっているのではないかな、と思います。
悟が育てた「聡い子」達とその「聡い子」達の熟練の先輩呪術師達の知識、分析力を駆使して何か突破口を見つけるのだろうと期待しています。
それに、宿儺に飲み込まれた伏黒恵を引き起こせるのは虎杖悠仁にしか出来ないはずですので、お兄ちゃんこと脹相から九十九のマル秘本と、日下部先生との特訓から新しい技が出てくるのではないかとこちらも期待しております。
というわけで、今回は
五条悟先生お疲れ様でした。
夏油さんとまた会えて良かったですね。
妄想じゃないよ、きっと。
芥見下々先生も綺麗な退場花道つくってくださって感謝します。