アニメ今回で一旦お休みになりました。
今冬再開ということです…
が!
ここで半年以上待たされるんですね~
アニメ派の方はこれは辛いような気がします
リヴァイの消息がわからない…
ですし、
シガンシナでの戦いが突如開戦…
ですし…
今回はイェレナの真意が明かされる回で、全体的にはアクション回ではなかったのでキャラクターたちの身体の動きは少ない感じでしたが、その分表情が細かく描かれていました。
声優さん達の演技も最高でした
そのお陰で非常にどの場面も緊張感が紙面で見るより倍以上でしたが…
特にエレンの
「それで?」
の言い方が少々小馬鹿にした冷ややかさが怖くてとても良いです。(あー語彙力)
それを踏まえまして話しは前後しますが、
エレンとピークの場面。
2人のまばたきの回数が凄く多かったのが印象的で、眼からの表情が現実の俳優並みに出ていて見いってしまいました。
まばたきが何を強調しているのかな、と思って調べたのですが、まばたきが多い場合の心理として言われているのは
緊張
動揺
嘘を隠している
の3つが主にあげられています。
確かに3つともこの時のエレンとピーク両者には当てはまります。
言葉による駆け引きで腹の探り合い。
2人ともどこが本当で嘘なのか。
「嘘をつくには本当のことを入れて話すもんだ」とピクシス司令も言ってましたっけ…。
ピークがガビに切々と語っている内容も事実ではあるけれど、エレンに向けたアピールでもありましたしね。
読者及び視聴者にもキャラクター達の本心がいつもわかりません。
この辺りのガビはすっかり疑心暗鬼で不安定な心理状態な上、エレンが目の前に現れて身を硬直させる様子が、普段豪胆な性格が出てる分、相当の恐怖感が滲みますね。原作では文字でガビの心情が書かれていたのを、アニメは身体の動きで表現されてました。
喉笛をいきなりピークに刺された兵士が口をハクハクさせているのも原作ほどグロくないですがしっかりですがわずかな動きでちゃんと描いてありました…うう
そして豪雨の中森に向かうハンジさんとフロック達も微妙な表情とセリフの言い方も絶妙です
ハンジさんとしては向かう先で雷槍の音がすればリヴァイに何かが…と予想をしてハッとしていたのだと思いますが、それを感じ取っているフロックの勘の良さが、切れ味の良いナイフのようで怖いです
やましい行動をしたらすぐさま…という感じです。
「音の方向に何かあるはずだ」
というフロックの言葉でハンジさんがフロックの方向に顔を向けるのですが、この時たぶんフロックはねっとりとハンジさんを見ていて目が合っている気がするんですよ。
原作のだとフロックの「…」の沈黙カットがあってハンジさんが振り向くようなコマ割りになっているので、フロックがハンジさんの様子をうかがってるな、とわかるのですが、映像だと「…」はできない代わりに、それが感じられるタイミングでハンジさんの目線がフロックに向くように描かれていることで、それが感じられました。
この時のフロックの言い方もエレンの「それで?」に匹敵する怖さがありました
レストランからのフロックの言動を見てると分かると思いますが、ウォール・マリア奪還戦後リヴァイとハンジに対しては信頼感も親しみもありません。
フロックはリヴァイがエルヴィンを選ばなかった理由なんてさっぱりわからないし、それを咎める様子もなく、変わらず兵士長として側においているハンジ団長の意図もわからないことでしょう。
この後フロックのリヴァイへの感情がわかるセリフが出てくるはずだったのですが…それはリヴァイの消息と共に今冬になりました
今回はジークの消息の方が分かりましたが、ついにあの少女出てきましたよ…。
エレンとジークの接触タイミングとマーレ軍が現れるタイミングとというのは図らずも一致したんでしょうか。
ライナー達がジークの行動を予想したのと、ジークがライナー達の動きを予想したのが一致したのはそれだけ戦士隊の意志疎通及び結束ができていた証拠でもありますね。
とはいえ、ジークの身体は今のところ真っ二つのままシガンシナにマーレ軍が結集してしまいましたが…どうなるのか…あの巨人は…すべて今冬です
ジャンのミカサへの愛情が今回も溢れ出てましたよね。完全に片想いなのにジャンの揺らがない気持ちなんですね。
15歳の時の淡い恋心ではなく見返りを求めない愛です。
ミカサを思いやることはエレンにも思いを馳せる事に繋がるわけで、いつの間にかジャンもエレン理解者の一人になってます。
コニーはサシャの件で今はエレンを見る目にバイアスがかかってしまって理解することをやめてしまって決めつけてしまってます。
小さなすれ違い
サシャの事で切なかったのはニコロもです。
グリーズに「肩入れしすぎだ」と言われるほど発言がパラディ島側でしたが、サシャのことが相当支えだったんですね。
ブラウスさん達も目の前で娘を売女発言されて悲しかったでしょう。
「進撃の巨人ラジオ~梶と下野のすすめ!電波兵団~」(配信アプリ音泉)でもお二人が話していたのですが、サシャの人種など関係なく美味しいものは美味しいという自然な喜びを伝えられる人間性が、つまらないことに凝り固まってる人の心を溶かす太陽みたいな女性だったな、と思いました。サシャの成せる技でした…。
そしてアイキャッチ
今回もの文章がいつもマーレ側目線で
「壁の穴はエレン・イェーガーにより塞がれ、以後の状況は不明」
となってました。
シガンシナ区は再開発が進んでいたのは壁側の人間からしたら周知の事実ですし、視聴者も知っているのですが、確かに海の向こう側からしたら知らないことですよね。否応なしに客観的な視点を思い出させる演出です。ですが、絵のテイストが以前と変わらない分、過去のアイキャッチが思いだされ、あの頃は狭い世界で皆ワチャワチャしてたんだなぁと言うことを思い知らされて無知は恐ろしいな、という気持ちに毎回させられます。
人の殺害場面や、エレンの足が断裂部分を今回、テレビ的にどうするのか気になっていたのですが、上手く隠しながらでも表現のクオリティ下がらず、さすがでした
何気に巨人相手にしてた頃より人間相手なのでこの辺りの表現はより大変だろうと思います。
原作との比較は結構面白いです。
原作自体が面白いのでそれを越えるようにアニメで出来ることを駆使して仕上げようという気概がMAPPAさんにも感じられました。
今冬…の放送で最後まで描ききるのか気になりますが、この後の展開がスケール的に大きいので、進撃の巨人も鬼滅の刃や呪術廻戦みたいに最後映画にするのはどうなんですかね。
無理かな~。スケジュール的に…。
というわけで、アニメ進撃の巨人TheFainalSeason感想シリーズはひとまず今冬までお休みですが、その他の事を多分チョコチョコと書くかと思います
書き忘れたこととか、急に思ったこと、イベント系や読み物の感想もありますので
原作の感想も方もまた書きます…が私には理解が追い付かない…最終回理解できるかな
毎回お読みくださってありがとうございました
数々の思い出が散りばめられた悲しい特別映像。でも美しいメロディー記憶の欠片を全部見たいです…。