映画ロッキーの元気印テーマ曲で有名な作曲家ビル・コンティだが、アカデミー作曲賞はアメリカのマーキュリー計画を描いた「ライトスタッフ」での受賞だった。
しかしこの映画のテーマ曲はチャイコフスキー『ヴァイオリン協奏曲』のモロパクリだったり、ホルスト『惑星』をそのまま流したりと、かなり手抜き感が否めない。アカデミー賞にはしばしハテナ的受賞作があるものだ。
最も彼は、それ以前の「勝利への脱出」でもクライマックスの最高に盛り上がるシーンの音楽にショスタコーヴィッチの交響曲をモロパクリした前科?があるくらいだ。それ以降もあまり評判になる曲を耳にすることはない。
とはいえアカデミー賞授賞式ではオーケストラ指揮者として登場することもあり、ビル・コンティはメロディメーカーというより編曲の方に才覚がある様に思える。
別にクラシック音楽の流用が悪いわけではない。昔から映画ではよく使われる方法なのだ。
かつてテレビでハワード・ヒューズの「ならず者」を吹き替え放送したときに、テーマ音楽のようにチャイコフスキーの『悲愴』がやたら流れるので、テレビ局はずいぶん手抜きするなぁと思ったものの、後に原版自体チャイコフスキーを使っているのを知りたまげたものだ。
西部劇にロシア名曲とは、さしずめ三流作曲家の仕業かと思ったら、なんと超一流のヴィクター・ヤングの手になるものと知り二度ビックリ作品だった。
ヴィクター・ヤングもガラクタのような西部劇なので手を抜いたのであろうか。
