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クラシック音楽雑誌『レコード芸術」休刊の告知を見た。休刊とはいえ事実上の廃刊だろう。

ネット世界の普及とともに紙媒体の本類売り上げは下降しているという。確かに数年前から廃刊雑誌が増えたり月刊誌が隔月になったりと、その状況は深刻なようだ。

 

『レコード芸術』はLPレコードの時代からクラシック音楽の一つの指針として重宝したものだ。気に入った盤が評価されていると悪い気はしない。もっとも評価を鵜吞みにするのではなく、あくまでも自分の耳を基準にしたいものではある。

日本だけの現象か外国でもそうなのか定かではないが、クラシック音楽を聴いているというと奇異な目で見られる傾向があるのは昔から変わらないようだ。

確かに長くて退屈ととられかねない作品も多々あるが、その音の洪水に浸る快感を覚えてしまうと離れるのは困難になる。

 

以前、クラシック音楽とは無縁な年長者から言われたことがあった「クラシック音楽の基本はシキだろう」

一瞬戸惑ったが、どうやらビバルディの『四季』のことを言っているようだ「そうなんですか?初めて聞きました」と答えると「なんだお前クラシックを聴いてるくせに、そんなことも知らないのか。クラシックの基本は『四季』なんて常識だろう」

何が常識なのか判らないのだが、変な常識に凝り固まった御方に反論しても疲れるだけである。適当にアシラッてその場から逃げた。

知らない世界のことを論じるときに、どこかで聞きかじった情報を自分なりに捻じ曲げアレンジして披歴する人はままある。大抵は聞く方には無知がバレバレなのだが、言っている当人はそれでマウントを取れた気になっているのであるとしたならば、実に哀れなものであろう。

またその御方はこうも言った「クラシックを聴く奴らはクラシック以外は音楽じゃないと思っているのがケシカラン」

音楽全般が好きな私としては「そんなことはありませんが」とは言ったが「いいや、そうに決まっている絶対そう思っている、実にケシカラン」どうやら人の思考も自在に捻じ曲げ書き換えて読み取ることができるようである。また、そういう人たちはクラシック音楽好きはクラシック音楽以外は聴かないとも思っているようだ。

 

ともあれ世間的にはよく見かけるであろう、そういった人とは無縁の雑誌『レコード芸術』が無くなるのは時代の推移による必然なのだろう。