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日本では大根役者というのを英語ではハムスターと表現するようです。どちらも、どこを切っても(何を演じても演技が)同じだから。

マリオン・ロバート・モリソンほど、その名称に相応しい役者はいません。

彼が演じたのは、生涯にわたって只ひとつの役柄ジョン・ウェインだけでした。

面白い逸話として、ジョン・ウェインは台本を読んでこないで撮影所に来てこう言うそうです、「さて俺は今日何をやればいいんだ」

「アラモ」の撮影中インタビューを受けて、「ウェインさん、あなたはデビー・クロケットには似ていませんが」と言われると「だったらクロケットが俺に似ればいいんだ」


前回の「ハタリ!」つながりで今回はジョン・ウェイン晩年の作品です。


「11人のカウボーイ」はその題名の通り、主役はむしろ11人の少年達ですが、それを育てる役を堂々と演じるジョン・ウェインにはアメリカを導くとでも言う雰囲気が見えます。

それを単純にフロンティアスピリットと呼ぶかタカ派と呼ぶか・・・。


そのタカ派故に赤狩りの時には、「ハイ・ヌーン」をアメリカ的ではないと出演拒否し、脚本のカール・フォアマンに、こんな脚本は破棄するよう恫喝したそうです。

フォアマンはその本をゲーリー・クーパーに送ったところ「私は思想的なことは分からないが、この本は素晴らしい是非出たい」といい、アカデミー賞を受賞。

しかしクーパーは授賞式にはロケのために出席できず、代わりに受け取ったのが、なんとウェイン。

そのスピーチが「この作品で私が受賞してクーパーさんに代わりに受け取ってもらいたかった」




以前話題にも出た「大列車強盗」はウェイン晩年の傑作だと思います。

とはいっても、なかなか列車強盗は起きないので、あれれと思っていると・・・

いかにもバート・ケネディらしい作品でした。