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「グレートレース」の監督ブレイク・エドワーズは、都会的な「ティファニーで朝食を」が有名だが、主にコメディタッチの作品が多い。

しかし、エドワーズの映画は、しばしギャグタイミングの悪さが見受けられるのが残念だ。

 

ピンクパンサーシリーズでは、スピンオフ的な2作目の「暗闇でドッキリ」が傑作だった。シリーズでは独立した作品のこれだけ観れば良いだろう、とは言いすぎかな。この作品にはピンクパンサーは登場しない。

もともとシリーズとは無関係の舞台劇に、一作目「ピンクの豹」で脇役だったクルゾー警部を主役にして、そのハチャメチャなキャラクターを前面に出したナンセンスコメディーに仕立てあげ、以降のシリーズのパターンを確立した。

 

アニメキャラクターにもなっているピンクパンサーは、宝石についている傷が豹に似ているという、「ピンクの豹」のタイトルアニメーションで登場したので、全く別事件であるこの作品には出てこない。

更に、このアニメーション自体がシリーズ化されてもいる。

 

そのクルゾー警部作品の後に「グレートレース」があり、この時期のエドワーズの傑作というと「地上最大の脱出作戦」も挙げられる。

この作品は戦争を題材にしたハチャメチャオバカコメディで、現在では不謹慎の誹りを免れないような一作だ。原題名を直訳すると『とうちゃん戦争で何してたの?』といった、題名そのものの映画なのだ。

 

「暗闇でドッキリ」「地上最大の脱出作戦」は脚本をウイリアム・ピーター・ブラッティが書いており、本人が意にそぐわないくだらない脚本と語っているほどオバカであり、後に思い通りに書き上げたであろう小説が「エクソシスト」。

もっともエドワーズの戦争オバカコメディというと「ペティコート作戦」なる前科?がある。

とはいえエドワーズには、アル中をテーマにした「酒とバラの日々」というシリアスドラマもあり、意外な一面をみせてはいるが、いささか重たく、再びの鑑賞は辛いものがある。

しかしヘンリー・マンシーニの素敵な主題歌は、今でもお馴染みのスタンダードナンバーとなっている。

そのマンシーニとエドワーズは相性が良いようで、ほとんどの作品で二人は組んでいる。

 

エドワーズには音楽的な相性により運が好転するのか、二人目の奥さんはジュリー・アンドリュースで、勿論ミュージカル界の大スターだ。

そして二人は生涯を添い遂げたのでした。めでたしめでたし。