9月のある日、息子からラインメールが届いた。
息子夫婦に男児が授かったというのである。
息子夫婦にしては初めての子どもだし、私にとっても初めての孫誕生である。
つい先日は、息子夫婦が住む藤沢市に足を運んだ。
まだ生まれて1か月も経たない子だが、ちょっとした音に反応するモロー反射やおしっこを漏らしたであろう不快感を主張する泣き声に生きる強さを感じた。
息子とは、子どもを巡る話も聴くことができた。
当面は、息子夫婦で育てていくであろうが近いうち乳児園なり保育園に入れたいが、近辺には数か所の候補地がある。
それはどれもそれぞれの特色を活かした園であるが、親の願いとしては自然の中でのびのびと育てていく方針の園を選びたいということだった。
それは、間違いなく自分が親から受けてきた子育てを継ぐものでありうれしかった。
同時に私からは、息子に親として心構えたい3つのことを伝えた。
①夫婦仲良くやっていればなんとか子どもは育つ
②普段から子どもに接するときは、親の立場や職業を忘れて一人の親父(父親)としてかわいがること
③子どもは親の言う通りにはなかなかなってくれないが、親がしてきた通りになること
である。
理解力のある息子のこと、とてもよく呑み込めたと思う。
私にしてみれば、ただの二人だが、子どもを育て上げた経験からほぼ確信めいた信念でもある。
①は、たまには意見のすれ違いはあったにしろ、お互いの気持ちを理解し、話し合っている姿が見えるならば子どもにとっても安心感が生まれるだろう。
②は、例えば親の仕事が教師であったとする。
実際聞く話だが、世間的には「教師の子育て」が注目されることはあってもその「権威」を振りかざしたり押し付けたりするならば反発されることはよくあるようだ。
まして、「教師の子ども」なのに世間体が悪いなどと思ってはいけない。
とことん一人の父親として接するべきだ。
その姿は、どんなに「カッコ悪く」てもよい。
かわいがられる時には、とことんかわいがるべきだ。
ちなみに、息子は精神科医。
世間的にはどんな子育てをするのか注目される立場にあるかもしれない。
だからこそ、一人の父親として無心に子どもに接するべきだと話した。
③は「あれだけ(子どもに)話していたのにどうしてわかってくれないのだろう。」とはよく聞く話だ。
しょせん、親の言うことなどはその程度のことかもしれない。
しかし、子どもは見ているのだ。親の生きざまを。
だからといって身構える必要もない。
親が一生懸命に生きているならば、子どもは間違いなくその姿をモデルとして吸収していくはずだ。
息子には、小さなころから自然の中で遊ばせることを重視してきた。
自然の中では、ヒトとして必要な五感や感性を磨き、何が危険でどう回避していくのか危機回避能力も磨かれる。
それが子どもの成長につながると考えている。
幸い、現在の息子にも受け継がれており彼は秋田の自然の中で(子どもを)遊ばせていきたいという。
いずれ、子育てに苦労することも多いだろうが、楽しみながら頑張ってほしいと願っている。
親の私としてもそれを見届けていくことがとても楽しみなことである。
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