4年目となった「こどもの日」スペシャル企画が終了した。
振り返れば4年前の5月5日、つまり令和5年5月5日に「こどもの日は真人山にゴーゴーゴー」と名打ってスタートした。
ちょうど釣りキチ三平の里自然体験塾や小学校からの自然散策依頼また保育園幼稚園からの自然体験活動などが定着し始めたころだ。
その中で子どもたちや親子と接していると「こどもの日」だからこそ子どもたちのために何かしらできないかと考えていた。
普通「こどもの日」といえば首都圏などのレジャー施設、近隣の動物園や遊園地に家族と共に向かう子どもは多いかもしれない。
だが中には、親御さんの事情で遠くまでしかもお金をかけてまでは行けない子もいるだろう。
そのような子どもたちにも「こどもの日」だからこそ遊びを提供したいと考えたのがスタートだ。
いわば 「こどもの日」にお金をかけずに
親子で
自然の中で遊ぶ
そして、実はこれこそが親子の良好な関係を作り子どもの育ちにつながると考えたのである。
ただ、課題はあった。
かかる費用はどうするのか、何をプログラム化するのか、そもそも子どもは集まるのかなどである。
そこで、青少年育成横手市民会議の会長に電話をし、ご自宅にもお邪魔した。
初めてお会いする会長さんだったが、自分の思いを率直にぶつけてみた。
なんとかかかる費用を全額出してもらえることになった。
次は内容である。
どの年齢層をターゲットにするか、やはり親子一緒だからこそできるものが良いのではないか、となれば釣りキチ三平の里自然体験塾に参加してくれる小学生以下の親子が良いだろうと考えた。
となれば真人山の往復ハイキングだけではだめだ。
草笛とか元気なお子さんであればターザンごっこのようなことができないものか、そこでターザンごっこができそうなフジづるを垂らしてもらうということを普段真人山で森林整備をされている地元のNPO法人「森の王国サルパ」にお願いした。
次は、肝心の参加者集めである。
当初は参加の申し込みがほとんどなかった。
やはり無理があった企画かなと悩んだり後悔したりもした。
まわりからは、「こどもの日だからこそ遠出させたりお金をかけて子どもに遊ばせたいものだよ。」と言われたりもした。
ただ、どの家庭も皆そうは思わないだろう、自分に言い聞かせることにした。
そこで、メディアというメディアに告知をお願いした。
もよりの幼稚園や小学校にもチラシを持って行き、お願いした。
その結果、直前になって集まりだし、12家族36名の親子が参加してくれた。
2年目からは、おやつを加えてみた。
真人山のリスに合わせた「リスクッキー」である。
さらに地元の増田中学校に中学生が作った着ぐるみがあることもわかった。
これは、ラッキーなことに増田中学校の学校運営委員をやっていたことから知ったことである。
学校に聞けば着ぐるみの名前は真人山にちなっだ「まとっぱ」ということだった。
着ぐるみをかぶってくれるスタッフも増田ネイチャークラブのメンバーにお願いした。
2年目からはハイキングや草笛それにターザンごっこだけでなくおやつありまとっぱありの「こどもの日」らしい企画になった。
この年は、15家族45名もの親子が参加してくれた。
3年目は、メディアの目にも留まり、NHKテレビや秋田魁新報も記事として取り上げてもらった。
この年もまた43名もの親子が参加してくれ大盛況となった。
そして、4年目の今年もまた14顔続41名の親子が参加してくれた。
昨年秋からの熊騒動で緊張感もいっそう強かった。
スタッフ6名全員には、熊撃退スプレーを持参してもらうことにしたし、立ち位置などをしっかり確認した。
参加者の中には。ありがたいことにリピーターもいるが、新しい方の申し込みが何組かあったことだ。
中には、まだ2歳の子どもだが、時々は遊歩道を歩かせながら、ザックと共に背負いながら歩く母親も参加してくれた。
やはり子どもの育ちにはこうした自然とのふれあいが良いということをわかってくれているからなのだろう。
もちろん、趣旨はともかくこの内容がベストとは思っていない。
まして、この企画がすべてだとは思っていない。
ただ、親子で触れ合える一つのきっかけになってくれたらと願うのだ。
幸か不幸かこの4月、企画の主催者である青少年育成横手市民会議の事務局を勤めることなった。
市民会議の財産が入っている通帳も持つことになった。
残念なことに通帳に入っている財産を見るならば、あと2年で予算は使い果たしてしまうようだ。
さりとて他からお金が入ってくるめどはなさそうだ。
2年後は一つの大きな転機となるかもしれない。
それでも今年はスタッフ6名+まとっぱそして41名の参加者と共にやりとげることができた。
たった一つのイベントであるが、それでも自然の中で遊ぶことが楽しいこと、他の例えば「釣りキチ三平の里自然体験塾」につなげてこれからも親子で自然に触れ合っていけるきっかけになれたらこれほどうれしいことはない。
ところで、今回の企画で特別うれしかったことがある。
それは、かつてといってもほぼ40年前に担任した児童が父親となり奥様とお子さんが参加してくれたのだ。
数年前には真人山で彼とお会いしたことはあったが、こうして家族として企画に参加してくれたのは初めてのことだ。
彼とツーショットの写真に収まり、固い握手を交わし、今後とも参加してくれることを約束して別れたことはいうまでもない。
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