少し間が空いてしまいましたが、第2回はAFVモデル 国内メーカー編です。

 

1.テトラ

 M35A1等の米軍のトラック。

 M35A1は伝説のHJ74/11号で見ました。上写真右ページの右上。

 フロントウィンドウが高すぎて、あんまり似ていないですね。

 テトラについて唯一、覚えているのは、1970年か71年に、当時住んでいた函館の模型屋さんに恐らく同社の米軍トラック+トレーラーの完成品が飾ってあったことです。

 

 

 

 ネットより。
 こんな箱だったんですね!

 しかし約半世紀も前なのによく覚えていたもんだ。

 なお、箱の横に書いてあるM26重回収車は、後にMAX模型から発売された製品ですね。

 なお、この模型屋さんには英Dinkyのモリスクォード+リンバー+25ポンド砲もあって、とても欲しかったのを思い出しました。

 

2.バンダイ

 1/48電撃機甲師団シリーズは、皆様よくご存知ですし、実際に作りましたので、今回除外です。

 

Sd.Kfz.234/2プーマ

 これも伝説ですよね。空き箱がゴミ捨て場にあったのを見た気がします。

 バンダイの1/30はホイシュレッケとかフンメルとか、ドイツものの模型が全く無いような時代、実に変わった車種を発売していたようです。

 フンメルは何故か砲身が後座している状態で、後にESCIがそのままコピーして顰蹙を買いましたね。

 その他、Ⅳ号G、Ⅳ号駆逐戦車も出していました。

 

ダイヤモンドM-36 2.5tトラック

 これも箱絵だけ見ました。

 今調べてわかったんですが、これは上のテトラの製品だったようです。

 

3.フジミ

 ワールドアーマーシリーズは同じ理由で省略です。

 

1/24ドイツ指揮官車コマンデュールワーゲン

 組んだような記憶もあります。

 今調べたのですが、昭和天皇の御料車のバリエーションモデルだったみたいですね。

 

4.ニットー

 1/76は専門でよく知られているので省きます。

 子供の頃にバトル(M13対空自走砲)やビクトリー(M3)はよく見かける存在でしたね。

 M8カーゴキャリアやLVTなどは今でもレアな存在です。

 1/35 Sd.Kfz.2やそれよりもずっと古いゴムキャタピラのSd.Kfz.251は作りました。

 両方ともタミヤにはない工夫がありましたが、タミヤの敵ではなくすぐに消えましたね。

 もっと古いゼンマイ式の1/24のVW82は作りました。

 第一次AFVブームの前の知られざる商品であり、今ではほとんど見かけることはないですね。

 そうそう、ニットーのAFVといえば、コンバット7を忘れるわけには参りません。

 7と言うからには7体入りの1/35くらいのフィギュアでした。

 今調べたのですが、No.1とNo.2がアメリカ兵、No.3がドイツ兵(まだ数体残っていたような)、No.4が日本兵だったようです。

 恐らく1960年代後半の製品であり、出来の方は推して知るべしです。

 コンバット7については、Webに紹介記事が皆無なのは残念ですね。

 

5.ニチモの戦車群

 冨岡吉勝氏設計時代は除外です。

 昔の「丸」の裏表紙に広告が出ていましたが、実見したものはほとんどありません。

 それにしてもアボットとか、AMX13、AMX30、AMX VTP、M109自走砲、チャリオティアなど、当時としても珍しい車両が模型化されたようですね。

 それ以外にはⅣ号戦車、Ⅲ号戦車、Ⅳ号駆逐戦車、M4シャーマン、チーフテン、センチュリオン、M46、61式戦車。

 大昔にあった阿佐ヶ谷の福井模型店の棚に1/30の三号E型が鎮座していたのはよく覚えています。

 当時の子供には簡単に買えるようなものではありませんでしたね。

 ニチモのⅢ号はM型はかなり後年まで再生産品を売っていたのに、なぜか出来が良く、希少なアイテムの三号E型は一度しか作っていないのではないでしょうか?

 昔、このパンフレットを持っていました。力を入れていたんでしょうね。

 同時にドイツ歩兵も発売されていましたが、こちらの方はタミヤに劣るデキだったような気がします。

 ニチモの戦車についても体系的に説明したHPがないのが寂しいですね。

 

6.タミヤ

 こちらも本当にお世話になりました。

 私のプラモ人生はほぼMMと重なりますので、それ以降は省略するとして、それ以前の白星+青/黄地時代になると、ほとんど記憶にありません。

 わずかに覚えているのは1966年頃、スーパーかデパートの特売で買ってもらったスコーピオン装甲車(スイスのモワッグ)くらいでしょうか?

 デパートの階段フロアの大きなかごにプラモデルが並べられていたのを、もう60年近く前のことですが、よく覚えています。

 ですので、砲口ライトのつく初代パンサーやマズルブレーキの付いたT-34は見た記憶がありません。

 その後のM8装甲車、サラディン装甲車、ゴムキャタのT-10スターリン、SU-100、T-34/84、T-55、シャーマン、M36B2ジャクソンなどは見かけました。

 そう言えば、タミヤの戦車は包装紙に印刷されていましたよね。

 スパイダー(コヴェントリー装甲車)、アーチェリー(AMX 105)、ツインフラック(AMX DCA 30)、ナポレオン(AMX-30)などなど。

 あの包装紙は相当後年まで流通してましたが、中身の方は見ずじまいでした。

 1/21のロングトムは親戚が持っていました。

 同じ1/21のM4やM40も見たことがあります。

 あとは1/50クルセーダーは、当時から貴重なモデルでした。

 走る1/48も懐かしいですが、これらも作りましたので省略します。

 

7.LS

 中学へ行っている頃、文房具店の棚に1/50の日本の戦車キットが売れ残っているのを見かけました。

 文房具店は知る人ぞ知るレアアイテムの宝庫だったのです。

 そんな中、二式自走砲?を買った記憶があります。

 今調べたのですが、LSの戦車モデルとしては、97式、1式、3式と上記2式自走砲があったみたいです。

 ただ2式とあるのは1式砲戦車でした。

 でも私が見た(買った?)のは旋回砲塔式だったような。

 

8.相原

 1/16 M3ハーフで有名ですが、M13対空自走砲は1972年頃、中野ブロードウェイで見ました。

 無塗装の金属地肌だったのを覚えています。

 

番外ESCI

 小スケールのコピー商品は除外です。

 1/9のBMWサイドカーは同じ店で見ました。

 すごかったです。

 今の時代なら同社の1/9ももっと売れたかも。

 

9.今井

 今井のAFVは恐らく3歳のときに今はなき父と一緒に作った61式戦車が唯一の記憶です。

 ただ、作ったことを薄ぼんやりと覚えているだけで、どんなものだったのか、全く覚えていません。

 それ以外では全金属製の1/16エレファントなんてのがありましたね。

 1970年代初期で5万5千円ですから、今なら70~100万円って言ったところでしょうか?

 なお、当時この他にもラジコン・エンジン仕様の金属製の大型戦車キットは存在しました。

 もちろん一般人の買えるような代物ではありませんでしたが。

 

 10.緑商会

 有名ですが、ほぼ1/76の50円戦車 インスタントタンクシリーズがありました。Wikipedia

 全部で12種類ありましたが、No.9 四式戦車、No.10 61式戦車、No.12 AMX70戦車は1960年代後半でも珍しい存在でした。

 1980年代になって、童友社から再販されたのには驚きました。(チョロタン)

 なお、再販時に三突の転輪が穴になってしまったのは残念でした。

 童友社は旧緑商会製品の再販を行いました。

 1/40シリーズではSd. Kfz. 250シリーズ(全然似ていない)やSd. Kfz. 232 6輪装甲車が再販されましたが、むしろ再販されなかったものに面白いものがありました。

 パナール装甲車、サラディン装甲車、イギリスのホーネットミサイル装甲車。

 他社に優れたキットがあり、全く似ていないSd. Kfz. 250なんかよりも、こういうオンリーワンに近いアイテムの方が、出来が悪くてもずっと需要があるように思うのですが。

 金型が無くなってしまっているのでしょうね。

 なお1/40ではSd. kfz. 222もありました。一番上写真の左ページ、右下。

 あとSFものですが、ビッグモグラスとか。

 これらは近未来の空想戦車は当時の子どもたちには欠かせないアイテムでしたね。

 

11.東京マルイ

 1/35 ベンツG4 グロッサーメルセデス

 これは第一次AFVブーム以降だったかもしれません。

 マルイらしくゴムタイヤ・モーターライズでした。

 売っているのは見ていますが、人形の出来が良くなかったこともあり、買いませんでした。

 ベンツG4はハセガワの1/72もデッサンが悪かったですね。

 

12.ハセガワ

 1/72ミニボックスシリーズは省略します。

 ただ飛行機のハセガワとは違って、このシリーズは僅かな例外を除き、揃いも揃って駄作揃いでしたね。

 どうやったらあそこまで似ないのか、不思議なくらいです。

 その割に製品寿命は異様に長く、近年まで入手できました。

 私的には、こんなのよりも再生産して欲しいアイテムがたくさんあるんですが。

 

13.オータキ

 1/35プーマは持ってました。

 当時のものらしく、ゴムタイヤ装備のモーターライズモデルでしたが、全体的に似ておらず、バンダイよりも遥かに劣る出来だったのが残念です。

 これも手放しました。

 プーマって、今でも資料が少ない車両なのですが、1960年代には盛んに模型化されたのですね。

 実に不思議です。

 なお、オータキからは他にも出ていたようですが、ハンティングタイガーの記憶が薄っすらとあるだけなので、省略いたします。

 

 日本製AFVプラキットは、こんなところでしょうか?

 これ以外にもあると思うのですが、日本ホビーの日本軍戦車など、私が物心ついた頃には影も形もありませんでしたので、省略致します。

 

 上記のアイテムは当時の記憶を元に、Web情報を加味して書きました。

 だからニチモなど今回はじめて知った情報も追加してあります。

 

 でも、たったこれだけなんですよね。

 やはり第一次AFV前夜の日本製AFVモデルは日陰の存在であり、製品が極めて少なかったことがわかりますね。

 

2023/6/4 記

 

第3回 ロケット・ミサイルへ続く予定です。

 

  

 1960年生まれの当方が、初めてプラモデルに出会ったのは、もう60年くらい前になるでしょうか?

 それから約20年間、プラモデルは常に私の趣味の中心でした。

 以前も書いたかもしれませんが、もともと飛行機やWLを作っていた私は、1972年にタミヤのⅡ号戦車に出会ってから、AFVを作り始め、その後小スケールAFVに転じるとともに、マイナー機のコレクションに努めました。

 で、今回の記事はそれよりも少し前の、1960年代から1972年頃までのお話です。

 プラモデルは1930年代に英国で誕生したと言われておりますが、本格的に発展したのは1950年代のアメリカです。

 ですので、アメリカプラモと言うのは私の世代の人間にとって憧れの混じった存在ではなかったのではないでしょうか?

 一方、イギリスを代表するAirfixも偉大な存在でした。

 当時と今では製品化される対象が完全に異なっていました。

 1960年代といえば何と言っても飛行機プラモの全盛時代であり、プラモと言えば飛行機でした。

 特に日本ではその傾向が強かったと思います。

 しかし、今にして思えば、1950~1960年代の製品は実に面白かったです。

 特に私は昔からマイナー機やマイナー車両が好きだったのでなおさらそう思います。

 実際、あれから50年以上経つのに、これだけ数多くのキットが発売されているというのに、今でも全く出ていない機種が実に多くあります。

 本稿はもう半世紀も前に、見たり、話を聞いた懐かしのキットを中心に書いてみようと思います。

 なお、今回は実際に手に入れたり、作ったものではなく、欲しかったけど当時は手を出せなかったという憧れの製品が中心になると思います。

 

第1回 AFV 海外メーカー篇

 さて、AFVを語る際に私にとって、外せないのはHJ 74-11号です。

 名付けて「ソフトスキンの世界」

 第一次AFVブームにあやかっての記事と思います。

 なんといっても私はミニカーでも乗用車にはほとんど興味はなく、トラックや消防車が好きでした。

 AFVでもその傾向は変わらず、VW82やSd.Kfz.7はもちろんのこと、僅かに情報のあったAirfixの英軍の装輪車シリーズを好んで組んでおりました。

 当時は入手がとても難しかったのです。

 そこで出会ったのが本書でした。

 もう半世紀も前の本ですが、これだけはぼろぼろになりながらも現存しています。

 それで思いつくままに記してみようと思います。

1.SNAP

 今から60年以上前の1950年代に作られたアメリカ製1/40AFVモデルです。

 私にとって伝説とも言えるこのシリーズは、最後の再生産となったライフライク版が生産された頃のこの本で初めて知りました。

 上の左側のページのオネストジョンです。

 なお、このページの左上の全景写真は実はSNAPではありません。こちらも良く出来たROCO製品です。

 HJの編集部もこんなマイナーな車両は知らなかったんですね。

 当時、東京に住んでおりましたので、Lifelikeの製品が有名模型屋の片隅でひっそりと佇んでいた記憶はありますが、何分にも高価なものでしたし、1/40というどっちつかずのスケールも相まって入手することはありませんでした。

 後の1986年頃、偶然にもこの写真のオネストジョンを入手しましたが、その後、引っ越しなどありこれも手放してしまいました。

 仕方ないこととは言え、実にもったいなかったです。そんなに高くなりませんでしたし。

・Hawk AAM+ランチャー+ミサイル運搬車

 Snapのシリーズは単体ではなく、レーダーやミサイル運搬車両も模型化され、またフィギュアやアクササリーが付属している楽しいものでした。

 出来の方もRenwalよりもずっと繊細でした。

 HawkミサイルはAFVモデルから1/35の新しい製品が出ているようですが、出来は比較にならないにしても、SNAPのような楽しいキットにはなっていそうもありません。

 SNAPは、他にウイリスMB(トレーラー付)、M20 6輪装甲車、M40 155mm自走重榴弾砲、原子砲(これも素晴らしい出来だそうです)、ミサイル搭載ヘリ(試作機?)、155mmカノン砲+M8牽引車などを発売していたようです。

 ただし、見たことがあるのはM40とミサイルヘリくらいだったでしょうか?

  SNAPのキットは、とても60年前の製品とは思えない出来のようですが、1/40という当時のアメリカの標準スケールが災いしたのか、1974年のライフライク版を最後に作られていないようです。

 流石に50年が経過し、入手も難しいです。

 最近、古典キットを再販しているATLANTIS MODELLにぜひ作ってもらいたいものですね。

2.Renwal

 2000年代以降、Revellが再販しておりますので、ご覧になった方も多いと思います。

・ラクロスミサイルキャリア

 上写真の右側です。左のSNAPに比べると大味な部分もあると思いますが、まともなラクロスはこのキットが唯一です。

 姉妹製品としてこれはまた唯一無二のM62レッカーが出ていました。

 私はRevell版を持っていましたが、手放してしまいました。

 ところで派生車は出ておりますが、元となったM54 5tトラックは、Renwalからは発売されていなかったように記憶していますが、いかがでしょうか?

 同書のROCO製品の紹介。

 まともにROCOが紹介されたのは唯一無二でしょう。

 でもって右ページ下にラクロスがありますが、これは全くのデタラメモデルです。

 ご覧のように2.5tトラックがベースになっていますが、ラクロスキャリアはM54 5tトラックがベースであり、大きさが全く異なります。

 なお、今回は憧れに関する記事ですので、実際に製作・所有したROCO製品は取り上げません。

・メースB+テラクルーザー

 有翼戦略ミサイルメースBも製品化されていました。

 同書にも掲載されている月面探検車のような巨大な運搬車は圧巻でした。

 ただし、出来そのものは荒いので今の目では見れないでしょう。

 こちらもRevellHistory Makers版を持っていましたが、手放してしまいました。

 流石に大きすぎましたので。

・ホークAAM

 1/32です。細密な出来ではありませんが、感じは良かったです。レーダー者とのセットですが、SNAPの履帯式キャリアはついていません。

 両方とも組んでみたいですね。

 なお同社からは、他にM-59自走榴弾砲やM-47、自走多連装無反動砲オントス、75mm自動高射砲も出ていましたね。

 しかしこちらによりますと75mm自動高射砲だけは再販されていないとのことです。

  

3.Revell

 1/40のM35A1トラック、105mm榴弾砲、M4シャーマン、T-34/85、M48自走戦車橋、M56自走砲などがありました。

 もっともM4とT34/85は1/40ではなく、もう少し大きかったのだとか。

 私は105mm榴弾砲を除き、所有したことはありません。

 コーポラルミサイルキャリアは、CorgiやDinkyも出しておりましたが、プラでは唯一だったと思います。

 実にかっこいい車両ですし、出来が良さそうなので、欲しかったです。

 上のいくつかはHistory Makersで再販されましたが、最近は作っていないと思います。


4.Monogram

 4号戦車系列は有名ですね。

 デッドコピー版のエッシーは似てませんでしたけど。

 Sd. kfz. 232、M3、M4戦車やそれよりも古い製品でM48、M3ハーフに並んで、ウイリスMBや珍しいM34トラック(M35ではなく、後輪シングルタイヤ)が出てました。

 左ページにMonogram製品あり。

 Renwalの巨大な原子砲も写っています。

 Monogramの製品は当時としては良い出来でしたが、特筆すべきは箱に描いてあったダイオラマです。

 当時の日本とは全く別格の非常にRevellの高いものでしたね。

 あとスケールではありませんが、1970年代の初期に野方の模型屋で見たロンメルロッドには衝撃を受けました。

 これも当時、子供が買えるようなものではありませんでしたが。

 最近再販になったようですが、時代を先取りしすぎた模型と思います。現代なら受けそうですね。


5.Aurora

 ゲテモノキットで有名なオーロラが1/50(1/48)の戦車キットを出していました。

 M4A3E8、T-10スターリン、スウェーデンSタンク、97式チハ改、パンター、M46、MBT70、M8E2トラクター、155mmカノン砲、203mm重榴弾砲、M109自走重榴弾砲初期型、センチュリオン、チャーチル、ケーニクスティーガー、

 いくつか売られているのは見たことがありますが、97式は見たことないかも。

 いくつかはATLANTIS MODELLから再販されているようですね。

 米軍の試作戦車MBT70やM8E2トラクター+155mmは貴重な存在だと思いますが、出来の方は推して知るべしですね。


6.ITC

 HJ74-11号には、同社の1/15という大スケールのM274 Mechanical Muleが出ています。

 こちらは近年、Glencoe Modellsから再販されていました。

 なお、Glencoe Modellsは他にも旧ソ連軍車両を出していました。PT-76、FROG3、BTR50。

 今回初めて知ったのですが、これらも全てITCのキットだそうです。

 他にもM41や極めて珍しいT92、T113などがでていたようですね。

 なお、ITCは幻のM-108レイピアを出していたみたいで、大昔のテレビ番組で相当なお金を払って入手したって方が居たのを思い出しました。

 Glencoeが出せば面白いですね。


6.FALLER

 ミサイルのキット

 半世紀ぶりにネット検索で発見!!

 こんな箱絵だったんだ。

 ちょっと記憶の中のイメージと違うかも。

 世代的にこういうミサイルやミサイルキャリアって大好きなんですよ!!

 日本のプラモならミサイルだけなんでしょうが、こちらはキャリアも付いています。

 笹塚にあり、当時通い詰めたえんどう模型に並んでいたのを覚えています。

 しかし、1976年頃、1800円?ではとても手が出ませんでした。

 もちろん中身もシュリンクパックしてあって見れませんしね。

 今は模型鉄道のストラクチャーで有名な同社ですが、昔は1/100の飛行機を作っていました。

 1990年代のROCOが出したユンカースJu52/3mは、実はFALLERの1/100ですし、消滅したRoskopfのCH-34Gヘリコプターもそうです。

 今回初めて知ったのですが、V-1/V-2号も出していたみたいですね。

 上のMeteorもそうですが、とても今の時代の出来ではないですが、珍しいアイテムでもあり、それなりに売れるかも。

 ただし純然たるAFVはないようですね。


7.Heller

 こちらは1970年代以降の話ですが、Solidoのミニカーで有名なAMX VCA、VTBやAMX VCA、Dinkyから出ていたAMX 13/155自走砲が出ていましたね。

 これらは今に至るまで唯一無二の存在でしょう。

 売ってるのは見たことがありますが、当時小スケールに傾倒していたので入手は叶いませんでした。


8.Airfix

 私にとっては憧れの最たるアイテムです。

 しかしOOのAFVは、実際作ったので、本稿では割愛します。


 以上、AFV海外メーカー篇でした。

 有名どころは避けたので、これくらいしか思いつきませんでした。

 取りも直さず、60年くらい前にはAFVモデルがとても少なかったことの証明になると思います。


 以下、AFV国内に続く……予定

 

 

 2023/4/3 記

 

↓当方HPです。こちらもどうかよろしくお願いします。

db103rheingold.web.fc2.com

 

↓当方も参加しております。実物、模型などいろいろな鉄道ブログがあります。

是非ご覧になってください。

お久しぶりです。

 

訳あって、HOを中心に手持ちのミニカーの一部を絶賛放出中です。

嗜んでいる方の少ないアイテムだけに、あまり売れませんが、それでも買って下さる方がいらっしゃるので、大いに助かっています。

意外だったのがHerpaの製品です。

全然売れません。

出来も良いのでもう少し引き合いがある方と思ったのですが……。

 

まだまだたくさんあるので、どうかよろしくお願いします。

 新年あけましておめでとうございます。

 今年もどうかよろしくお願いします。



 昨年は公私共に多難な一年でしたので、今年こそは平穏無事な日々が来ることを願っておりましたが……、
新年早々、大小トラブル続出で、今年も前途多難が予想されそうです。トホホ。

 

 でも、済んでしまったことを今更何を言ってもどうにもならないですし、これで厄落としが済んだので、これから良いこともあるんじゃないかって、少しでも前向きに行かなくっちゃ。

 いつまでもくよくよしていても仕方ないし。

 

 そんなわけでこちらはマイペースの更新になりますが、どうかよろしくお願いします。



 ご訪問いただきました皆様にとりましても、2023年が素晴らしい一年になりますように!!


2023/1/2 記

 今回はMatchbox 21c Commer Bottle Float の紹介です。

 Commer Bottle Float
 シリーズ    1-75
 生産年   1961-67 年
 品番    21c
 スケール    1/74

 Commer 牛乳配達車として知られるこのモデルのオリジナルは、Commer FCというバンのようです。

 Commer FCは1960年から1967年までの間、生産されたキャブオーバー式のバンです。

 発展形が1983年まで生産されましたが、生産量はわかりませんでした。

 以上、Wikipedia 英語版 Commer FC を参照しました。

 さて、こちらのミニカーは当時のものです。

 ご覧の通り、塗装が剥離して決してよい状態ではありません。

 Matchbox Cars Wiki の記載では1961-67年まで、同社のモデルとしては長い期間生産されたことになっていますが、当時、余り見る機会の少ないミニカーだったように記憶しています。

 昔はあまり価値を感じませんでしたが、今見ると、いかにも英国車らしい愛らしいスタイルで、好感を持てますね。

 残念なことに、右後方に腐食が見られます。

 そこで、再度入手しようと探しているのですが、この車は生産された期間がMatchboxのRegularシリーズとしてはとても長い部類なのに対し、日本に入ってきた数が少ないのか、あまり出品はありません。

 そして、当方と同様、塗装の状態の悪いものが多いです。

 塗料の質か、プライマー処理が悪いのかもしれませんね。

 その割には人気があるのか、総じて価格は高めです。

 

 経営母体がマテルになってしまった今、このような地味な英国車が発売される可能性はないのでしょうが、ミニカーがこれだけ充実しているのですから、このような車にも陽が当たるといいと思います。

 

 2022/12/18 記

 今回はアメ車を代表する名車 Ford Mustangを紹介します。

 Ford Mustang Fastback
 シリーズ    1-75
 生産年    1967-1970 ただし、1970年はSF

 色 白、SF仕様に赤あり
 品番    8e
 スケール    1/65

 Ford Mustangは1960年代の前半に開発された2ドアのスペシャルティーカーであり、現在までその名を引き継がれている名車です。

 今回はじめて知ったのですが、MustangはFord初のコンパクトカーFalconをベースに開発され、1964年に登場しました。

 本体価格は安価ですが、数多いオプションから自分好みのをものを選ぶことが出来るシステムが導入され、街乗りからレースまで幅広い支持を受け、ベースとなったFlaconが1970年までで終わったのに比べると、現在までシリーズが継続する大ヒット車になりました。

 日本ではアメ車の人気は今ひとつなところがありますが、マスタングは古くから輸入され、時々見かけますね。

 確かにアメ車にしては小さいですし、その割にはハイパワーでスタイリッシュなので、根強い愛好者が居るのでしょう。 

 さて、1967年に登場したMatchboxのマスタングは、その中の初代をモデル化したものです。

 いわゆるノッチバックではなく、ファストバックの方だと思います。 

 Matchboxが対米輸出を主にした頃の製品だからと思いますが、マスタングは当時の大人気車だけあって、ミニカー各社が製品化しています。

 私もSolidoのモデルを保有しております。

 ボンネットにはFORDの刻印が入っていますね。

 MatchboxのMustangは、レギュラーホイール最後の製品です。

 しかしホイールとタイヤが別になっている、同社の乗用車としてはレギュラーホイール最後の頃の僅かな製品にしか見られなかった仕様になっています。

 スケールも公称1/65と、同社のミニカーにしては大きいです。

 今の1/64と並べられるかも。

 こちらの写真を見ますとわかるのですが、個人的には側面から見たときに屋根の傾斜がやや強く、後ろに下がっており、また車体側面のくぼみの形状が異なるような気がしますね。 

 この製品最大の特徴はステアリング機構です。

 写真下のレバーを操作すると前輪の舵を切れます。

 レギュラーホイール最後の頃にはこのようなアクションがありました。写真のように特許だったのですね。

 なかなか面白いギミックですが、こちらの模型のように経年で車体が傾いてしまう欠点もあります。

(もしかしたら、後輪のバネがだめになっているのかもしれませんが)

 しかしこのようなアクション機構もSF化によって消えました。

 

 さて、上記の機構があったこともあり、MatchboxのMustangは当時の人気ミニカーでした。

 確か私は持っていなかったように記憶しておりますが、周りには持っている人が居ましたね。

 こちらは2020年に入手したものです。

 ご覧のように程度はあまり良くありません。

 特にMatchboxの古いミニカーの共通欠点である、塗装のベタつきが起きています。

 そのため汚れが付着しておりました。

 なんとかここまで除去できましたが、ベタつきは気持ち悪いし本当に困った現象ですね。

 もう一台入手したのでいっそ再塗装してしまいたいです。

 

2022/10/30 記

 今回はMatchbox 70 S.P. Gunを紹介します。

 この製品は1976年から1980年に作られました。

 また1989年にもセット販売の為、作られているようです。

 S.P. GunとはSelf Propelled Gun、すなわち自走砲ですね。

 いつも参照しているこちらには他の情報はありません。

 それもそのはず、こちらはいわゆるファンタジーモデルであり、実在しないのですね。

 この当時の自走砲といえば、M-109とかFV433 アボットなどが想い浮かびますが、明らかにそれらとは違いますね。

 ただし、前面のライトはアボットと同じ4個です。

 Matchboxが低調な時期の製品ですね。

 個人的見解ですが、あんまりかっこよくないです。

 足回りは仕方ないにしても。

 裏側に1976と入っていますね。

 こちらは偶然入手したセットに含まれていました。

 履帯も残っている非常に状態の良いものと思います。

 上記のように、Matchboxが低調な時期の製品だけに、程度の良いものはあまり残っていないのかもしれません。

 

2021年 入手

 今回はMatchbox 71SF フォード重レッカー車を紹介します。

 Ford Heavy Wreck Truck
 シリーズ    1-75
 生産年    1968 ~ 1986年、RW:1968~69、SF:1970~71、その後79と86年に単発生産
 品番    RW71/SF71
 縮尺    1/78

 いかにも1960年代のアメリカのトラックという感じのこちらのモデルですが、Ford N シリーズという車のようです。

 残念ながら、FORD N シリーズはWikipediaにも項目がなく、詳細はわかりませんでした。

 1950~60年代のトラックのようです。

 マッチのモデルは白一色ですが、実際にはところどころメッキされています。

 このタイプのレッカーはアメリカ型ですね。

 こちらはRW最後のモデルです。

 Matchboxが欧州向けからアメリカ向けに切り替えた頃の製品なので、この車がチョイスされたのでしょう。

 以前なら”BP"でしょうが、流石に”ESSO"です。

 アメ車のトラックミニカーは最近でこそ、スケールモデルが供給されるようになってきましたが、ミニカーの世界ではマイナーな存在です。

 そういう意味ではこちらも貴重ですね。

 SF仕様です。

 RWは僅かな期間の生産でしたが、日本には相当入っていたようです。

 私も両方とも持っていましたが、窓ガラスが割れてしまいました。

 またこのモデルですが、プライマーが悪いのか、特に赤部分の色剥げのひどいものが目立つような気がします。

 実際私の持っているSF仕様はあまりにも色剥げがひどいので、剥離しました。

 こちらは2020年に新たに入手したもので、ご覧のようにきれいですね。

 フォード重レッカー車は、タマが多いためか比較的手に入りやすいと思います。

 

2020年 入手

 今回は、Matchbox 18d Caterpillar D8 ブルドーザーを紹介します。

 生産年    1964年 - 1968年
 品番   18-D
 スケール    1/102

 履帯と言えば、キャタピラーというくらい今や全世界に通用する有名な同社は、この履帯を発明したホルトが設立した会社が第一次世界大戦により多大な利益を得たのと同時に、終戦と同時に仕事がなくなって危機に瀕した後の1925年に、その会社を継承し設立された会社であり、その後発展を続け、現在に至るまで建設機械等を生産しています。

 日本では1963年から、三菱との合弁企業 キャタピラー三菱→新キャタピラー三菱となり、現在は100%子会社されたキャタピラー ジャパンとなっています。

 こちらで紹介するD 8は中型一般を指し、そのD 8シリーズは現在でも生産されております。

 残念ながらMatchboxのモデルはD 8のどのシリーズに該当するのかそのものズバリの写真を見つけることが出来ませんでした。

 何れにしても天蓋のないタイプなので、1950年代以前のモデルではないかと思われます。

 子供に人気の的、ブルドーザーは同社も常にモデライズしておりました。

 キャタピラー社のブルドーザーとしては4代目、D 8としても2代目製品になります。

 大型の車両のようで、公称スケールは1/102だそうです。

 このミニカーは当時から持っていました。

 排土板を動かそうとして破損してしまった部分もありますし、AFVにハマっていたときにODに塗り替えてしまいましたが、現存します。

 

 こちらは2020年に再度入手したもので、半世紀以上前にしては履帯が奇跡的に残っておりますし、その他の状態も良いと思います。

 

2021/8/7 記