フロントハブベアリング交換 | DB-Ninjaのブログ

フロントハブベアリング交換

納車から1年が経ったM35ステージア。
最近、ロードノイズの様な「ウォーン」という音が大きくなってきました。

ネットでいろいろ調べてみると、どうやらハブベアリングの劣化からそんな異音が出るようです。
そうと分かれば後は直すだけ!
しかし、ショップやディーラーで直すと1か所で工賃合わせて5万位は掛かりそう…
という訳で、お得意のDIYでございます。

ジャッキアップしてリジットラックを掛けたあと、ホイールを外して先ずは32mmのハブセンターナットを緩めます。
これが緩まなければ話になりません。

しかし、かなり大きなトルクで締まっているナットです。
念の為に用意したコイツが大活躍!
ストレートの電動インパクトレンチ。
これで一発で緩んでくれました♪

次にブレーキキャリパーとキャリパーサポートを外します。
キャリパーはホースに負担を掛けないように、吊っておきます。
キャリパーサポートを固定するボルトもかなり大きなトルクで締まっていました。
この時にブレーキディスクも外しておきます。

次は緊張感の走る工程!
取り外し時に壊しやすいと言われるABSセンサーの取り外し。
ボルトを緩めれば取れそうですが…
液体ガスケットが塗られていてナックルアームにピッタリ張り付いています。
ケーブルの取付部をプライヤーで優しく掴んでちょっとずつグリグリと動かしていくと…
意外とあっさり外れました。

次の工程は、ナックルアームに付く上下3ヶ所のボールジョイントとタイロッドエンドのボールジョイントを外します。

しかし、緩めようとするとナットとボルトが共回り…
またしてもインパクトレンチのお世話になりました。
その為か、ボールジョイントリムーバーを使わなくてもジョイントが外れてくれる場所多数(笑)
しかし、タイロッドエンドだけは、リムーバーのお世話になりました。

ジョイントがすべて外れると、ナックルアームごとハブが外れます。
さて、ハブを外しましょう。

裏にある4本の固定ボルトを緩めます。
しかし、固着していて抜けないので…

スライディングハンマーで引っ張り出します。
結構な回数ガンガンと刺激を与えて、ようやく外れました。

左が取り外したハブナックル、右が新品です。

某オクでハブとベアリングが圧入済のものを手配しました。
これを取り付けていきます。

そのついでに…
割れ始めているボールジョイントブーツも交換。
これで暫くは安心です♪

さて、下準備が終わったら、後は取り外しの逆の手順で取り付けていきます。


ABSセンサー、ブレーキディスク、キャリパーサポート、キャリパーを戻し…

最後にハブセンターナットを締め付け!
仮止め状態でセンターキャップを外したホイールを戻し…
リジットラックから車を下ろして、ナットを本締め。
一応トルクレンチを使い、締付けトルクを管理しました。

1日目に右前、2日目に左前を交換したところ、「ウォーン」音は見事にしなくなりました♪
外したベアリングは回し始めがかなり重たく、回している時もシャリシャリとした感触が。
これが原因だったようです。

ハブベアリング左右と必要になり揃えた工具を合わせても7万円程度で修復出来て満足!
クルマの愛着も深まりました😊