キャブレター クリーニング大作戦! ~取り付け編~ | DB-Ninjaのブログ

キャブレター クリーニング大作戦! ~取り付け編~

さてさて、組み付けを終えたキャブレター、次はいよいよ相棒に搭載です。
いろいろとパーツ類を外して、ノーメンテだったキャブの取り外し。

あ、スロットル側を分解してフリーにしておくと、キャブ側のアクセルワイヤーの取り外し&取り付けが楽になるとのことで実践してみました。
確かにやり易くなりますね!

無事にキャブを降ろしました。
手前が今までのキャブですが…随分と汚れが目立ちますねぇ(^o^;)

今回はインシュレーターも交換しました。
新車から24年のゴム部品は流石にいつ亀裂が入っても不思議はないですから。

いきなり飛びますが(笑)、外しと逆の手順で取り付け完了です。

折角タンクを降ろしたので、
ついでにラジエターキャップを交換。
これも新車から換えたことはありませんでした。
この後、もう一段締めて作業完了です。

さて、いよいよエンジンの始動です。
緊張の一瞬でしたが、暫くのクランキングの後、意外とアッサリ掛かりました(笑)

しかし気になる点も…
チョークを引いての始動には全く問題ありませんが、始動後直ぐにチョークを戻すとエンストします。
アクセルで回転を維持しようと思っても、アクセルを開けるとエンジンが止まってしまいます。
でも、チョークを半分くらい戻した状態で暖機して少し温まると、その後は問題なしなのです。
その後、試しに走らせてみましたが、特に不具合は感じませんでした。
まあ、こんな感じかぁなんて思っていたのですが…

後日、クラブの仲間からのお誘いでちょっと走った時のこと…
第三京浜からの帰りに水温が上がり、ラジエター液を噴く事態に。
この日は肌寒い位の気温だったので、何故?となりまして…

無い知恵を絞って考えまして、もしかしたらキャブに原因があるのでは?との疑問が。
もしかしたら燃料が薄く、希薄燃焼してるんじゃなかろうか?と。
ネットで検索してみると、燃料が薄いとエンジンが高温になる傾向があるらしいのです。

先週末に再度エンジン周りをチェックしてみました。
4番シリンダーのプラグを抜いてみると、う~ん、やっぱり白いかな?
少し焼け気味な気がします。
そこで燃料を少し濃くするために、パイロットスクリューを更に1/4回転戻してみることしました。
キャブを外してチャチャッと調整。
段々キャブの取り外しに慣れてきました(笑)

ついでに…
予てからやりたかった水温対策をやってみることに。
ローテンプサーモスタットを取り付けてみました。
左が純正の82℃で作動のサーモ、右は60℃で作動のサーモです。
実はこれ、カワサキ純正部品♪
お馴染みのグリーンの箱に入ってやってきます(笑)
Ninja1000やH2に使われているタイプが実はローテンプ。
レース用ローテンプサーモなどは5,000円近くしますが、純正故に安価で2,500円弱!
使わない手はないですね(^^)d

キャブ側にあるウォーターパイプを外してサーモを交換、再びエンジンへ戻してキャブも取り付け。
一気にやっちゃいました。

そしてエンジンを始動すると…
今度はバッチリ! 始動直後のアクセルワークにもエンジンは止まりません!
やった!と思ったのも束の間…外したウォーターパイプから水漏れが(>_<)
Oリングを用意していなかったので、もしかしたら漏れ出すかな~と思ったのがビンゴでした(*_*;

ゴールデンウィーク前半に慌ててOリングを調達。
昨日交換しました。
三度目のバラバラ(笑)
Oリングは見事にボロボロ…
右の新品と同じ部品とは思えない(笑)

組み上げてエンジン始動すると、水漏れはちゃんとストップ!調子良くアイドリングしてくれます。
一度ウォーターパイプの差し込みに失敗してOリングがはみ出してしまい、クーラントをダダ漏れさせたのはここだけの話(笑)
ちゃんと滑るようにOリングにグリスを塗って差し込んで問題解決しました。


試走してもまずまずの調子良さ♪
どうやら大丈夫そうです。

私にとっては初めてのキャブ弄り、標準のセットアップなら何とかなりそうな手応えはありました。
後は少し距離を走ってチェックですね。

問題がなければ、取り外したキャブもクリーニングすることにしましょう。