リア17インチキット装着②
お待たせしました、前回の続きです。
チェーンの交換までを終えたら、
つぎは新しいホイール&タイヤを装着する為の準備を始めます。
まずは、いままでの18インチホイールからディスクローターを外します。
リアのローターは6本のボルトでホイールに固定されています。
基本的には結構なトルクで締められているはずなので、
ボルトをなめないように取り外さなくてはなりません。
で、スペックさんの取り付け説明書でもこの点には触れられていて、
ボルトが回らない場合、ボルトにバールをあてがって強く叩くか、
ボルトをバーナーで熱してから外しなさいとあります。
私は初めから前者の方法をとって作業をしました。
写真のように、ボルトにヘキサゴンレンチを差しておいて、
そのレンチをゴムハンでぶっ叩くという方法をとりました。
これ、結構危ないと思うので、他の方法をとったほうが良さそうです。
でも、これでボルトは難なく回ってくれました。
ボルトをすべて外し終わったところで本日の野外作業は終了。
あとは屋内でちょろっと作業を進めます。
外したボルトですが、取り付け説明書の指示通りに長さをカットします。
こんな感じに金ノコでギコギコと・・・。
6本すべて切り終わったところで、1日目の作業は終了です。
翌日、朝食もそこそこに作業再開です。
まずはホイールの確認から。
言うまでもなく左が純正18インチ、右がZZR400N流用17インチです。
こうしてみるとふた周りほど17インチは小さく感じます。
ちなみにタイヤの比較はこんな感じ。
太さは1サイズしか違わないはずですが、
純正サイズがずいぶん細く思えますね…。
ここで、昨日取り外したブレーキローターの取り付け準備です。
取り外したローター、裏面はこんな感じに汚れています。
これを、砥石を使って当たり面を整えつつ綺麗にします。
研磨後はこんな感じ。
これで、ローターの準備が整ったので、次は昨日カットしたボルトをヤスリ掛けします。
昨日切ったボルトはエッジが立ってしまい、ギザギザです。
金ヤスリを掛けてエッジを落としつつ、滑らかに仕上げていきます。
ホントはダイスでねじを切りなおすべきなのでしょうが、
持っていないのでこのまま進めてしまいます(^_^;)
先ほど磨いたローターを、17インチホイールに付けられている
ディスクアダプターに載せて、これまた先ほど磨いたボルトで固定していきます。
これがそのアダプター。
実はボルトをカットしたのは、純正のままだとこのアダプターの後ろに
ボルトが出すぎてしまい、ホイールと干渉するからなのです。
カットしたボルトを通して、裏から17インチに付属の周り止めナットを締めるとこんな感じ。
これでも結構ギリギリのクリアランスです。
こんな感じに6本のボルトでディスクを固定します。
これが終わったら、次は車体側の作業。
ホイールを取り付ける前に、せっかくなので普段手の入らない場所を磨いておきました。
で、その後は一度アクスルシャフトを取り付けて確認。
ノーマルホイールには左右にカラーが付いていますが、
スペックさんのホイールには専用のカラーがすでに装着されている為、
使いません。
今一度シャフトを外して磨いた後、グリスを塗って
いよいよホイールを取り付けます。
この時、私は車体の後ろに台を作って腰掛け、
タイヤと地面の間につま先を突っ込んで
足首をタイヤリフト代わりにタイヤを持ち上げて組み付けました。
で、右側のアクスルボルトを締めて取り付け完了。
具合はこんな感じになります。
【左側】 【右側】
横から見ると
う~ん、ピッタリ!完璧なフィッティングで干渉は当然ありません。
回してもスムーズそのものです♪
この後は、リアスプロケットにチェーンを装着しますが、
ここでエキセントリックアジャスターの固定ボルトを緩め、
エキセンを逆付け状態にしてしまいます。
チェーンを装着した後は、たるみの調整をしてエキセンを固定します。
ここまで来ればあとはもう少し。
ブレーキキャリパーなど、外しておいた部品を順次取り付けて行きます。
ノーマルのチェーンケースを使う場合、ここがタイヤと干渉します。
なので、こんな感じに内側をカットしました。
これで、タイヤともホイールとも干渉しなくなります。
あとは外していた外装などを元に戻すだけ。
めでたく作業完了です。
取り付け後の姿を改めて載せておきます。
【18インチ】
【17インチ】
やっぱり17インチの方が軽快感がありますかね。
見かけ的にはやはりやってよかったなと思います(^_^)v
あとは、後日しっかり試運転をしていきたいと思います。
スペックさんのキットはリア17インチ化をお考えの方には
ホントにお勧めです。
一度、検討される価値は十分にあると思いますよ。
























