10月初旬に英検5級を受検予定。

通っている英語学童のオプション対策講座も始まった。

 

合格基準は419点/850点満点とのことなので、単純に言えば正答率49%でOKということになる。

が、実際にはリーディングとリスニングのバランスとか問題別の得点の傾斜とかが影響するようで、単に半分正解したらいいというものでもないらしい。

なんだかよく分からないが、一般に問題数で60%くらい正答すれば合格するそうだ。

 

息子が対策講座初回に、完全ノー勉でやってみたリーディングの大問1、2の正答率も大体60%程度。まあ、そんなもんだろう。

リスニングはまだやってないが、おそらく80%は取れると思うので、スタートラインの段階でも合格自体は大丈夫そう。

 

がしかし、こんなギリギリで合格したってしょうがない。

 

大事なのは英検に合格することではなくて、英検という機会を使って、普段なんとなく戯れているだけの英語を、学習として昇華させること。

そして、息子が英語学習のなんたるかを体験してみて、成長実感と達成感を得ること。

 

というわけで、これから1ヶ月強、どうやって対策していくか。

 

学童の英検対策講座では、旺文社の7日間完成英検5級予想問題集を使用。

本番まで原則週1回、全6回のコースで、毎回宿題&テストがある。

 

初回に出た宿題。

①ドリルに載っている授業で習ったのと同じ形式の他の問題をやってくる(6ページ  リーディング問題全40問)→次回解説

②34の名詞の暗記→次回テスト

③10の熟語・イディオムの暗記→次回テスト

 

ボリュームの多少はあるけど、大体毎回そんな感じっぽい。

 

まず、息子に①をやらせてみると・・・

 

・・・読めない。

この人、読めない単語が多すぎる・・・!

 

基本的に、英文を目で追うだけで理解することは難しく、いったん発音してみようとするのだけど、その発音ができなさすぎる。

要はフォニックスが曖昧なんだな。

 

ただ、綴りだけ見て発音できない単語も、私が読んでやって音を耳にすると理解できるものも多い。

リスニング先行でやってきて3年、読み書きを本気でやってきてなければ、まあ、こんなもん。

 

3歳児の日本語と思えばよい。

相手が言ってることは大体分かる、自分の知ってる言葉を並べてしゃべって意思疎通はできる。

でも、字はほとんど読めないし、書けない。

 

そんな感じ。

 

ということで、リーディングは問題文を読むの自体に苦労しているのだが、一方、解答自体は、消去法的なアプローチで結構やれたりもする。

穴埋め問題などで、明確に分からなくても、「なんか違う」と直感する選択肢は大体違う、という感じで取捨選択すればわりと正解できてしまう。

 

 

②の単語の初期状態の理解度。

 

読めて意味が分かる単語       60%

読めるが意味が分からない単語      5%

読めないが読めれば意味は分かる単語 15%

読めないし意味も分からない単語   20%

 


③の熟語・イディオムは未着手だけど、getやlikeなどのよく使う動詞と組み合わせた言葉が多いので、これは読みはあまり問題にならなそう。

 

耳慣れているフレーズも多いので新たに暗記すべきものは限られるかなと思う一方、「なぜそうなのか?」を説明できるものばかりではなく、この辺はもう憶えるだけとしか言いようがないので、単純暗記というものをやってこなかった息子がどんなふうに受け止めるのか止めないのかが不安なところ。


 

 

いずれにしても、宿題をしっかりこなし、確認テストで毎度きっちり満点を狙っていけば本番の得点率も上がると信じてやるしかない。

(あー、中高時代の勉強を思い出すなあ)

 

基本的には、次回の授業まで1週間。(8月末の休校日に当たるので、次回だけは2週間先)

限られた時間でやるべきことは割と多い。

 

ここで、よく見ると、宿題②と③は宿題①の問題とリンクしている。

②と③を先に憶えてから①をやれば息子のストレスは少なそう。

逆に、①をやってみてできなかった問題を抽出し、②と③を効率的に憶えるという手もある。

 

うーん、最優先すべきは、息子のストレスの最小化かなあ。

 

英検受検が息子にとって嫌な思い出になると、この先、4級、3級とチャレンジしていくことへの躊躇につながりそう。

 

やればできる。憶えた単語を使えば、問題が楽に解ける。

この感覚が大事なんじゃないか!

 

 

そこで考えた1週間の基本メニュー

 

N日(対策講座当日)

・寝る前に②読み合わせ。読める/分かる単語と読めない/分からない単語の判別

 

N+1日    

・②テスト1→読めない/分からない単語抽出(目安10語以下)、寝る前に復習

 

N+2日

・②テスト1で間違った単語のテスト2→読めない/分からない単語絞り込み(目安5語以下)、寝る前に復習

 

N+3日

・②テスト2で間違った単語のテスト3→読めない/分からない単語をなくす

・寝る前に③読み合わせ。読める/分かる熟語と読めない/分からない熟語の判別

 

N+4日

・③テスト1→読めない/分からない熟語再度抽出(目安3語以下)、寝る前に復習

 

N+5日

・③テスト1で間違った熟語のテスト2→読めない/分からない熟語をなくす

・①ドリル1~2ページ

 

N+6日

・②③の復習

・①ドリル2~4ページ

 

N+7日(次回対策講座当日)

 

 

ドリルを最後の2日に持ってきてるのがややリスキー。

不測の事態が起きて直前にバタバタすると息子のストレスが増えやすい。

ただ、単語、熟語の完成度が上がっていればドリルを解く負荷は小さくなるはず。

また、次回講座で、単語・熟語のテストの成績が良ければ、息子のテンションは上がりやすく、私が組んだメニューに対する信頼度も上がる。

逆に、テストの成績が悪いとテンションがダダ下がるので、きっちり仕上げていくことが大事。

 

 

小さなサイクルで達成感を味わうには、絶好の機会だ。

こういう成功体験は、後々の受験勉強にも活きそう。

 

大変な1ヶ月になるかもだけど、親子でがんばろう。