4月の終わりから5月に掛けて、SusHiTech Tokyoという東京都のイベントが開催されていた。

 

 

「持続可能な新しい価値を生み出すためのイベント」と銘打ってあるが、テクノロジー、サステナビリティ、グローバル、スタートアップみたいな流行りな要素を詰め合わせた展示会というか、なんかそういう感じのイベント。

 

本当は5月の半ばに3日間で行われたスタートアップカンファレンスと首長会議がメインなのだと思う。

知人がそのイベントに出展したとか、見学したとか、登壇したとかいう話を聞いたけれど、私はこれには足を運んでいない。

 

イベントのWEBページを見ると、「SHOWCASE PROGRAM」というのがあり、これは日本科学未来館とその周辺を中心にお台場で一般来場者を集める催し。

そんなに強い関心があったわけではないのだけれど、一度見ると、SNSにやたら広告が出るようになって、子どもが楽しめるものなのかな?という内容だし入場料も無料のようなので、イベントのほぼ最終日に息子を連れて家族で行ってみることにした。

 

そうでなくても、日本科学未来館は普通に楽しい。

もう1年は行ってないし。

 

結果、SusHi Tech Tokyo自体は想像以上にしょぼかった。

そんなに広くはない会場に、5つか6つ体験アトラクションがあるのだけど、待ち時間が無駄に長いものがある。

来場者がとても多いというわけではないのだけれど、一度に1人ずつしか体験できないみたいなものがあり、5人並んでいるだけで待ち時間50分みたいな。

すべてボランティアで運営されているようでオペレーションはイマイチだし、肝心のアトラクションも不具合が多かったりして、なんというか・・・ぐだぐだ感。

会場のデザインや装飾、映像や照明などはそれなりにお金がかかってそうなので、これを仕切ったに違いない広告代理店だけががっつり儲けたのだろうと推察される。

研究者による(子ども向け?)セミナーみたいなのもあって参加したけど、これまた退屈で、全然おもしろくなかった。

 

と、大人の目線では正直どうなの?と思う面が多かったのだけれど、そこは小2。

まあまあしょぼいアトラクションでも、それなりに楽しんでいるようだった。

 

プロジェクションマッピングを使った「おばけレストラン」だったり、VR技術を使った東京上空を飛行する感覚を体験できる「空飛ぶクルマシュミレータ」(乗り物型になってるものは不具合で体験できず、椅子に座ってゴーグルつけるだけだった)だったり。

 

それでも1時間半くらいはSusHi Tech Tokyoを体験し、館内のレストランでランチの後、科学未来館の常設展示の方へ。

息子はここに、もう4回くらいは来ているかな。

 

この博物館の象徴的存在は、巨大な地球ディスプレイ「ジオ・コスモス」。

人工衛星が撮影した変化する雲の様子を球体のLEDパネルに映し出し、まさにそこに地球がある!という感覚になる。

これがとても未来的で、わくわくする。

 

常設展は前回来た時から結構リニューアルされていて、初見の展示が色々あったのだけど、息子の病院の予約があって時間が限られていたため、いくつかに絞って楽しむことに。

 

ここに来るといつも息子が離れなくなるのが、「ハロー!ロボット」のエリア。

LOVOTとかaiboなどの愛玩系ロボットに触れるというだけの展示なのだけれど、これが子どもたちに大人気。(リニューアル後、ロボットの種類が増えた模様)

施設内で息子を見失って「どこいった?」となったときは大抵、ここでロボットをなでている。

これだけで30分はいたんじゃないか。

 

その後、初めて体験する「ナナイロクエスト」に。

ロボットが活躍するまち「ナナイロシティ」で謎解きツアーをするアトラクションで、リニューアルで新設された。

待ち時間はほとんどなく入れたし、体験時間は50分ほどでたっぷり、きっちり作り込まれて完成度も高く、かなり楽しむことができた。

体験コースは同じスペースを使って3種類あるそうで、他のコースもやってみたいな。

SusHi Tech Tokyoよ、有料でもいいからこれくらいのことやってくれ。

 

最後に、あらかじめ予約しておいたドームシアターを鑑賞。

これまで見たことがないものがいいなと思って「はやぶさ2」のプログラムにしたのだけれど、これはちょっと失敗だった。

上映されたのは、はやぶさ開発ドキュメンタリー的なもので、子どもにはちょっと退屈だったかもしれない。(夫は速攻寝ていた)

普通に星空のプラネタリウムの方がよかった。

 

それにしても、常設展には気になるものがいっぱいあって、時間が許せばもっとゆっくりじっくり見たかった。

 

最近あんまり行ってなかったけど、東京には色々とミュージアムがあることを改めて思いだした。

夏休みに向けて、色々イベントをチェックしてみよう。