この春休みは、家族で武将旅に出掛けた。

愛知、岐阜、滋賀。三英傑の旅。

 

1日目に名古屋城。

無料のボランティアガイドに90分の庭園見学ツアーを依頼。

本丸御殿を見学した後は、おもてなし武将隊と忍者のショー。

徳川家康、前田利家、前田慶次郎が登場し、一緒に写真を撮ってもらう。

名古屋城内にある武将像としては加藤清正の前で写真。

徳川家康の命令で様々な武将が普請に参加した経緯、尾張徳川家の立ち位置など学ぶ。

 

2日目に関ケ原。

岐阜駅前の金の織田信長像前で写真を撮った後、関ケ原古戦場へ。

2020年にできた記念館がすごい。

デジタル技術を駆使した展示や体験型の展示。

関ケ原合戦を6時間の群像劇ドキュメントとして演出し、胸アツ。

全体に、武将たちの家紋と旗印をモチーフにしたデザインが洒落ている。

こちらもボランティアガイドを依頼し、レンタサイクルで古戦場を3時間かけて巡る。

ガイド代はたった1000円。

レンタサイクルは予約もして3人で3000円ほど。

合戦の展開や各武将のドラマがとてもよく分かり、面白かった。

 

3日目は彦根城と長浜城跡。

彦根駅前の井伊直政像、お城の前の公園に井伊直弼像。

息子の関心は幕末にも広がっており、桜田門外の変も学習済み。

彦根城の城門、櫓、天守閣。

姫路城や名古屋城に比べればコンパクトだけれど、考え抜かれた構造。

何より400年前の建築が状態よく現存することが素晴らしい。

ひこにゃんはタイミングが合わず会えなかった。

長浜城は、秀吉が初めて城持ち大名となり築いた琵琶湖畔の城。

現在ある天守は外形のみ復元されたもので内部は博物館。

城の外には豊臣秀吉像。

長浜城前には秀吉と石田三成の像。

街道と水運という交通の要としての琵琶湖や彦根の重要性がよく理解できた。

井伊が彦根藩主となった理由、家康が本能寺の変の後、このルートを通らず伊賀越えを選んだ理由も得心した。

 

この内容を十二分に堪能できる息子もなかなかだが、私もなかなかすごいなと。

日本史も武将も全然知らなかったし興味もなかったので、この1~2年でずいぶん勉強した。

ガイドの話を熱心に聞いて質問攻めにしてしまう自分に驚いた。

 

こんな感じで、歴史好きの勢いは止まらない。

息子からは、ゴールデンウィークに姫路城再訪をリクエストされている。