息子は「戦」が好きだ。

チャンバラも好きだし、格闘技も好きだし、とにかく戦うことが好きだ。

そこから転じて、戦国武将にはまっている。

 

息子の戦国武将好きは、そろそろ2年近く。

 

 

親としては、この武将好き、戦好きを糸口に興味関心と知識や思考を広げていきたい。

ということで、私も夫も祖父母もみんな、息子に関連する様々なものを与え続けている。

 

これまで私たちが息子に与えた歴史関係のモノ

  • 戦国武将や歴史に関わる本(主に図鑑系):図書館で借りられる関連本はほぼすべて借りたんじゃないか。最近は、自分で学校の図書室でも借りてくる

↓6歳の誕生日に祖父母からもらったプレゼント(最近、毎晩寝る前に繰り返し読んでいる)

超ビジュアルでよくわかる!歴史人物伝7人セット(既7巻セット)

 

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  • 戦国を舞台にした映像作品(映画・ドラマ):「関ケ原」「真田十勇士」「忍びの里」「天と地と」などの映画、昨年の大河「どうする家康」は全話オンタイムで視聴し、大河ドラマ過去作品は「真田丸」「風林火山」のDVDを借りたり、もらったりで視聴中。これのおかげで最近YouTubeを観る時間がぐっと減った
  • 戦国時代の人物や戦いを解説したテレビ番組:NHK「歴史探偵」は毎週チェック。その他、民放で時々やっている「好きな戦国武将ランキング」だったり「博士ちゃん」などの関連番組を録画して観せている
  • 探究スペシャルへの参加:探究学舎が提供する2日間の探究学習教室「戦国合戦編」に近々参加予定
  • ハロウィンの伊達政宗のコスプレ
  • 戦国武将レゴ
 
火に薪をくべるがごとく、どんどん与えるとどんどん盛り上がっていく息子。
 
新しく習った漢字で文を作る学校の宿題では、「赤」は井伊直政、「林」は武田信玄、「早」は小早川秀秋のエピソードを書いていく。
国語の授業で〇〇の仲間を書きましょうという課題に取り組んだときには、「ぶんぼうぐ」で「えんぴつ」「消しゴム」を書くように、「さむらい」で「おだのぶなが」「とよとみひでよし」「とくがわいえやす」と書く。
 
徹底している。
 
そして、興味関心は増幅し、拡大もしていく。
 
当初は好きな武将の伝記エピソードへの関心から始まったけれど、そのうち武将たちの関係やそれぞれが戦う理由、主要な合戦の意義を知り、そこから歴史の展開を理解するようになった。
同じ時代や登場人物を描く複数の作品に触れる中で、それぞれの視点で異なる解釈があることも知っていく。
 
さらに「どうする家康」を1年観て、戦国時代の終わりと、その後江戸幕府による平和な時代が続いたことを知り、その平和な時代と武士の時代が終わる、幕末へと関心が広がった。
祖父母にもらってからしばらく放置していた「坂本龍馬」や「西郷隆盛」の伝記マンガにも興味を示し、最近、読み始めた。
 
江戸幕府や徳川家、そして天皇とは何なのかが理解できないと幕末を理解することはできない。
徳川を知って幕府を知ったことがようやく幕末につながったわけだ。
明治まで来ると現代とのつながりも少し見えてくる。
 
 
息子の関心は戦国時代を起点に過去へも遡る。
侍の成り立ちだ。
 
最近、秀吉の時代は安土桃山時代だとおぼえた息子は、じゃあ、その前は?さらにその前は?と気になってくる。
 
安土桃山時代の前は戦国時代、その前は室町時代、鎌倉時代(ややこしいので南北朝時代は割愛)、平安時代。
戦国時代は、室町幕府の将軍の力が弱まったことで、全国の武将たちが自分の領地を広めようと戦い始めたことで始まった。
鎌倉時代は、源頼朝が鎌倉幕府を開き、初めて武士が治める世の中を作った。

その前は平安時代で、これは天皇と貴族の時代だったんだけど、貴族を守る役割を担っていた人たちが武士で、たとえば平清盛などの平氏、源頼朝のお父さんだった源義朝などの源氏。

この平氏と源氏がどんどん強くなって戦うようになって、源平合戦が起こった。

源平合戦は、源義経が八艘飛びをした壇ノ浦の戦いなんかがあったやつ。

 

頼朝や義経のことは、6歳の誕生日に平泉に旅行に行く際に語っていたので、戦国時代と平安末期がここでつながることを理解したようだ。

解像度は低いし、大胆にはしょってるけど、そんなのはどうでもよくて、歴史は流れだということが伝わればいい。

彼は嬉々としてそういった話を聞き、寝る前、ベッドの中などで、自分の理解をおさらいするように教えてくれる。

 

 

私は小学生の時、こんなこと全然分かってなかった。

というか、最近コテンラジオや、息子が目にする本、番組などで自分も勉強したことで、理解できるようになった。

 

何より私が楽しみ、私が理解することで、息子の関心の糸口となるタイミングを逃さず、彼の理解レベルや興味に合わせた切り口と粒度でエピソードを語り掛ける。

もっと知りたいときは、さらにくわしい本や動画などの材料を与える。

 

息子の好奇心や知識欲、そして理解力は、正直、私の期待を超えている。

小1でもここまで理解できることが驚きだ。

 
息子の洞察力については、最近さらに驚いたことがあった。
その話は、次回。