今日はホワイトデーですが。
そんな楽しげムードをかき消す衝撃的なニュースが、ここ数日ありすぎですね……。
・ピエール瀧がコカイン使用で逮捕。
・BIGBANG スンリ(V.I)が性接待等の疑いで捜査されている中、自ら芸能界引退。
・歌手チョン・ジュニョンが女性の盗撮動画撮影等で引退。
↓
送られた動画を観た際のやりとりなどが明らかになり、ヨン・ジュンヒョンがHighlightを脱退。(彼は元Beast)
・FTislandのチェ・ジョンフン、過去に飲酒運転で免停になったことが明らかになり、警察との癒着が疑われる中、芸能界を引退。
…………。……。
現時点で明らかになったことがある一方で、まだ明らかになっていないこともきっと山ほどあるんだろうし、個々の人間関係や、それぞれの事情も、色々あるんだろうなと思う。
なので、勝手な憶測はしたくないし、できないなと思うわけだけど。
エンターテイメントの世界において、さまざまな形で才能や情熱を形にしてきた人たちが、こういう形で、つまり自分で自分の首を絞める形で、ふいにしてしまうのが本当にやるせないというかなんというか………。
FTのフニことジョンフンについては、彼のギターや手がける曲の魅力について、このブログでも語ったことがあります。FTのバンドサウンドの要。
なので脱退どころか引退まで発表になり、マジで………!?と、あまりの急すぎる決断に呆然。入隊前最後の日本ツアーも控えていて(ワタシも参戦予定)、まさか中止……?と思っていたら、公式によるとフニを除く4人でやるらしい。
……複雑すぎるけど、このまま中止にするのはメンバーにもファンにも後味が悪すぎるし、ホンギをはじめメンバーが自分の言葉で語ってくれるのを聞きたい。
チョン・ジュニョンは、最初に名前をニュースで名前を見たときは気付かなかったんだけど、えっ、Jung Joon Young Bandの!? と気付いて、これまた呆然。(英文字表記で覚えていたのでカタカナだとピンとこなかった)
実は、というかこれもブログで書いた気がするんだけど、3年?くらい前に彼がお台場でショーケースライブをやったのを観てるんですよね。
エドウィン・コリンズを彷彿とさせる低音ヴォーカルで、バンドの曲も良かったし、椎名林檎の「ギブス」をカバーしたりもして、これもすごく良かったんですよ。いいヴォーカリストだなぁと。で、CDも買って。
なので、今回の件は、あまりに残念。
BIGBANGのスンリは、日本のお笑い芸人のようなボケとツッコミを兼ね備えた日本語力に驚かされるし、努力してきたんだと思うし、日本の芸能界にもズイズイ入っていくパイタリティは普通に凄いと思っていました。清濁併せ飲んだ、というか濁を飲みすぎたのかな……と。
そしてピエール瀧は、ライターなりたての頃に、彼の30歳を祝うパーティーで本人にもお会いして一緒に写真まで撮ったことがあるんですよね。(当時ワタシは仕事でCDレビューを書いていて電気グルーヴの所属レコード会社ともやりとりしていたため招待状をいただいた)
「体操30歳」という、ピエール瀧が裸でテクノに合わせて体操をするという映像作品(笑)をリリースする記念も兼ねたイベントだったと思う。ブレイク前のユースケ・サンタマリア氏が司会をされてました。
王冠をかぶったピエール瀧さんは、テーブルをひとつひとつ回って挨拶にきてくれて。腰が低い、いい人でした。
コカイン中毒になっているのだとしたら、今回の逮捕は健康な心身を取り戻すための機会なんだと捉えて、断ち切る方向で頑張ってほしい。
ちなみに今回の件を受けて、電気グルーヴの全作品が回収および配信停止になった措置には、正直そこまでする必要はあるんだろうかと思う。それを始めたら、海外アーティストの歴史的名盤の数々どうなっちゃうのと。
そして、こういうことを勝手にされてしまうから、やっぱり好きになった作品は配信ではなくCDで手元に持っておくのがベストなんだなと改めて思いました。
そして韓国は、ファンが脱退を要請したり、アーティストもバレたらまずいことが明らかになると超高速で脱退や引退を表明するところなどが、日本とは違うというか独特ですよね……。
そうせざるを得ない空気になるということなのか……このあたりは韓国に暮らす人じゃないと分からない部分なのかもですが。
でも、住んでいる国がどこであれ、バレたらマズイと思っていることは、いずれバレる。そう思って生きてほしい。才能ある人に長く活動してほしい身としては切に思います。誘惑の多い芸能界では簡単なことではないかもしれないけど……。
せっかくの才能やこれまでの努力を水の泡にしないためにも、自分を支えてくれた人たちや愛してくれている人たちを落胆させないためにも。
そして、そんなホワイトデーにTタンからもらったのは、マカロンと、まさかのサプライズ。
ついにAir Podsデビュゥゥ!
新しいイヤホンで彼らの音楽を聴きながら、人の人生も自分の人生もちゃんと大事にして第二の人生を頑張って。と念を送ろうと思います。一度失敗したら人生終わり、ではないから。