遅ればせながら……つれづれなるままに書いた感想です。
メモ帳で書いた文章をコピペしようとしたら、長すぎてアメブロの文字数制限に引っかかりました(笑)
なので、2つに分けて投下します!
◇◇◇◇◇
TVXQ ! 『RISE AS GOD』
東方神起が兵役中の活動休止期間の前に韓国で出した最後のアルバム。
兵役による活動休止でションボリすることなく軽やかにいこうよというムードが全面に漂ってる。
クリエイター陣にそういう指示があったのかどうかは分からない。けど、少なくとも主要スタッフにはそういう意識があったのではと推測。
サウンドに関していうと、東方神起が2人になってからのアルバムで今作ほど流しっぱなしにして邪魔にならないアルバムはないと思う。
ステレオのスピーカーで流しっぱなしにしても違和感がない。新鮮!!と個人的には感じました。
これまでの作品は、正座して聴け!ヘッドフォンで全神経をとぎすませて聴け!という無言の要求を感じたというか(勝手に・笑)、そうしてこそ良さが分かる音作りだったというか、逆に軽く流すにはアクが強すぎるというか。
改めて言いますが、東方神起の音楽はアクが強いですよね。2人の声質や歌い方なども含めて。
それこそSHINeeやSuper Juniorは好きだけど東方神起は……凄いとは思うけどファンにはなれないって人、結構いると思います。
し・か・し。
いったん彼らの魔力にハマってしまったらもう抜けられない、逃げられない。それが東方神起。
食べ物で言うなら……なんだろうねぇ。濃厚なチーズとか?
そんな彼らですが、今作は音にも曲にも歌唱にもアクがない。
サウンドは全体的に90年代の香りプンプン。特にインコグニートやブランニューヘヴィーズに代表されるアシッド・ジャズの香りプンプン。4曲目や5曲目あたり、モロにそう。
と同時にトレンドど真ん中のEDMにも真っ向から挑戦していたりもする。
以下、曲ごとの感想です。
●Vertigo
印象的なベースライン、ソウルフルなコーラスから始まり(これは誰の声かね?)、ベースに絡む2人のファルセットが気持ちいい。
サビで「I 'll be waiting for you You 'll be waiting for me」と2人がファルセットのユニゾンで歌ったあと、一人ずつ順番に歌うサビもいい。
(ユニゾンとは、ハモるのではなく同じメロディを歌うこと)
ブリッジ部分のユノのファルセット、その後のチャンミンのファルセットもいい!て、いいしか言ってないな!(笑)
いやー、それにしても隙がない。全てにおいて隙がない曲。いい意味で。
~クレジットのメモ~
Max Schneider
歌手で俳優でダンサーのこの人かな?
カーリー・レイ・ジェプセンの「I really like you」歌ってる!サビの歌い回しがエモーショナルですごくいい!ぶっちゃけカーリーより好き!この人じゃなかったとしても、このカバー聴けて満足(笑)
Dillon Pace
●Champagne
ユノのソロ曲はダンスやPVにインパクトがあるので、最初はそっちに気を取られて音の印象が薄くなりがち。
なんだけど、後で音だけで聴くと、ちょ、いい曲やん!となる(笑)。
これはライブで聴いたら相当気持ちいいと思う。ユノは曲に溶け込むのが本当に上手い。ユノ&伴奏という感じに音が分かれるのではなく、ユノの曲の中で他の音と同じ一要素になるんだよね。いい意味で。
ブリッジ部分で動きまくるベースラインも聞きどころ。てか今回のアルバムはベースが魅力的な曲が多い!
●Rise As One
まさかここまで王道なEDMで来るとは。ぶっちゃけ、かなーり売れ線な音作り(笑)。でもチャンミンの声は売れ線サウンドに負けない華がある。粘り気があるのでR&B向きであると同時に、とてもワイドかつ前に押し出ていく力が強いのでスタジアム向き。つまりこういうアゲアゲEDM向き。なのでいい具合にハマってる。
ここまでてらいなく流行の音をぶつけられると少々こそばゆい感はあるけど、兵役を終えて2人が帰ってきてチャンミンがこの曲を歌ってくれたら狂ったように飛び跳ねる自信あり。
~クレジットのメモ~
Tobx Gad
LAに拠点をおくドイツ出身の作曲家でプロデューサー。ビヨンセやファーギーの曲の共作曲で知られる。
Josh Cumbee
検索したけど情報が出てこなかった。ような。
後編に続く……!