放送で紹介した映画です。
●マリアンヌ●
出演:ブラッド・ピット、マリオン・コティヤール、じゃレット・ハリス、リジー・キャプラン ほか
監督:ロバート・ゼメキス
ストーリー:1942年、イギリスの特殊作戦執行部から緊急任務で派遣されたマックス(ブラッド・ピット)とフランス軍レジスタンスのマリアンヌ(マリオン・コティヤール)は、夫婦を装ってカサブランカのドイツ大使の暗殺計画を成し遂げる。パートナーと恋に落ちてはいけないと決めていたマックスだったが、マリアンヌに「一緒にロンドン」へ行って結婚してほしい」と告げる。2人は結婚し娘も生まれるが、妻にある疑惑が向けられ苦しむマックス。果たしてマリアンヌの正体は?
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本作、ひとことで言うと、切なすぎます!!
第二次世界大戦が舞台になっているのですが、前線の戦闘状態を描いているわけではないこともあり、映像がとても美しいです。マリオン・コティヤール演じるマリアンヌの美しさやブラッド・ピット演じるマックスのスマートな優しさも相まって美しさが引き立っているようです。
印象的なシーンのひとつに、病院から焼け出される途中にマリアンヌが出産する場面があるのですが、戦禍の中での出産も当時は珍しくなかったのかもしれません。そんな過酷な出産の中、マリアンヌは女の赤ちゃんを産みます。
アナと名付けられた女の子なのですが、アナ役の赤ちゃんがまるまる太っていていてめちゃめちゃ可愛いんです!映画に出てくる赤ちゃんは皆可愛いのですが、あまり太めの赤ちゃんは使わないイメージがありました。しかし、アナ役の赤ちゃんは「まるまる太っている」という言葉がぴったりの、可愛すぎる赤ちゃんです。
あと、マックスが信頼を置いているブリジットという妹がいるのですが、彼女が同性愛者として描かれています。今でこそ偏見はなくなってきつつありますが、あの時代に同性愛を貫いているのは、凄く勇気がいることだと思いました。
疑いながらも妻を信じようとした夫、夫の真実の愛を貫こうとした妻…スパイといえども一人の人間、仕事が仕事とはいえ、2人は辛すぎます…
2人の愛の姿をスクリーンでじっくり味わっていただきたいと思います。
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札幌シネマフロンティア、ディノスシネマズ札幌劇場で公開中