次は各話印象に残ったところ。
いつもながら長いです。
1話【富豪村】
冒頭。
漫画の為にわざわざ泥棒をおびき寄せる露伴先生のイカレっぷり(笑)からのヘブンズドアー!
これは、原作既読者のがおおってなりそう。
露伴先生、ジョジョ立ちっぽいポージングでケタケタ笑ったかと思えばスッ……と真顔になって画面から消え、代わって題名が現れる。張り詰めた感じのオープニング。
けど泉ちゃんが登場する場面では泥棒が「資料です」(棒)って拘束されてて、なんだか肩の力が抜けちゃった(笑)
おかげでドラマにすんなり入って行けました。
富豪村へ行くすがらヘロヘロの泉ちゃんに手を一応貸してあげる先生。
紳士〜.。゚+.(・∀・)゚+.゚ってときめいたのにすげー雑に引き上げてたの好きです(笑)
山の神の使い、一究とのマナーバトル。
ここめちゃのめり込めました。
原作の時のページ捲る手が止まらない、アニメの目を離せなくなる感じがドラマでも。
富豪村が山の神が住まう禁足地って気付いたすぐさま、風が強まって木の葉が舞い狂うのベネ…ゾクゾクします。
先生にとって絶望でしかない利き腕が奪われ、余裕綽々で追い詰めてくる一究に「だが断る」して仕切り直し。
そもそも先生片腕使えないのに、両手で鷲掴みして食べるのが正しいって問題を出題する一究は、完璧マナー違反。
そうやってこちらをイラつかせておいたところで「畳の縁を踏む」
してやったりや( *˙ω˙*)و グッ!
ここでの画面が、椅子の間から覗き見してるようなアングルで、緊張感を演出してます。
ドドドやゴゴゴの書き文字が見えてきそう。
ずいっと一究に顔寄せてトドメの
「 全てのマナーにおいて最大のマナー違反、それは…マナー違反を その場で指摘することだ」 (低音ボイス)
スっとしたぁーー!!
子供相手に大人気ない?いや、子供だろーが対等に向き合う先生は、一究を1人の人間として認めてるんです(力説)
けど、心底ざまぁしてる笑顔は…やっぱり大人気ないか( ˆ꒳ˆ; )
ラストの泥棒に漫画の差し入れ。
アニメの露伴先生役の櫻井さんが声の出演してた!ジョジョ好きのハートをこちょこちょしてくるぜぇ(喜)
原作では、生き返った小鳥の無事を確認、軽くウィンクしてお話を締めた先生(めちゃイケ面)でしたが、ドラマの方はよもやの冒頭泥棒エピソードの方で綺麗に締めててこちらも秀逸でした。
個人的に「富豪村」が、三つのドラマの中で1番お話としてまとまってた様に思います。
2話【くしゃがら】
この話はとにかく高橋一生と森山未來、二人のお芝居に魅せられたんでそこオンリーの感想ですッ(開き直り)
まずはカフェテリアでのひと幕。
漫画論をぱーっとまくし立ててくる志士十五。露伴先生が共感して、話に乗りたそうにしてたのに十五がひっくり返して先生むくれるシーン、すごく好きです。
高橋さんの演技で、先生の十五への共感が手に取る様に伝わってくるのん。漫画のコマに描かれてるみたいに表情が変わってく。
一方、十五は同業の先生に自分の話聞いてもらいたくってたまらない感じがします。
尻尾振ってまとわりついてくるワンコみたいな無邪気さで、楽しそうにお芝居してる森山さん。
そうか、先生の事好きなんか、十五。
先生も十五の事気に入ってるよな、少なくとも仗助よりは(笑)
そして彼の漫画論、こんな事言う奴を先生は無下にしないに決まってる。
だから終始彼を気にかけて奔走したんやな。
カフェテリアでくっちゃべってるだけのシーンやのにこの情報量…
くしゃがらに憑かれて、だいぶイカれちゃった十五。
意味が知りたいと先生に食ってかかる。
その辺に飛んできた蝶に
「お前は知ってんのか?」
って問いかけるみたいに手を伸ばすのはアドリブよね??森山さん。
演出側がわざわざ蝶を飛ばしたりはせんよね?
ちょっとわからない。
ただ、どちらやったにしろこの森山未來の演技は神ってる。
十五に先生が止めておけと釘を刺す。
「親切で言ってやってるんだぜ…関わる必要もないお前ごときにだ、このッ…岸辺露伴がッ!!」
ジョジョ立ちで激昂しちゃう先生。
急激に沸点達してキレだすっていう演技する高橋さん、めちゃジョジョの理解度高いと思う。
ここもゴゴゴの書き文字が見えるわ〜
受け身やった高橋さんの演技がここで一気呵成に攻めへ転じる。凄み…
十五は圧倒されて腰抜かします。
低姿勢でへこへこしだすの、森山さん豹変するのがスムーズ過ぎて何が十五に起こった?って、困惑してしまった…
イカレポンチ完全体の十五が、先生宅を強襲するシーン。
「くしゃがらピザ」「くしゃがら知りてぇんだよ」「くしゃがらってんじゃねぇよ」
くしゃがらそんな使い方アリなんか!
「このビチクソ野郎が」
でたーーーッ!マライヤ!!
凄い緊迫感なのになんなんやろう可笑しい。
ヘブンズドアーした十五の本に袋とじを見つけて怯える先生。
これは気合いの雄叫びですッ!と言わんばかりに声を上げて突進、機転をきかせた「1ヶ月間の記憶を失う」でくしゃがら袋とじを消滅させて窮地を救ってみせる先生。
迫真!
けどここも笑いが込み上げてきます。
なんでだ?
凄いが過ぎるものをくらって、もう笑うしかないって感じか?
高橋さん、雑誌で1番最初に撮影したのが「くしゃがら」って言ってたんですが、徐々に役が馴染んでギアをフル回転させたんじゃあ無く、最初から露伴先生を仕上げてたの、先生を演じる事への尋常ではない意気込みを感じたな〜
森山さんの十五は、いつか原作に逆輸入されてまうんじゃあないかって位にジョジョの世界の住人してました。
1話だけではもったいない!
無理は承知で露伴先生、志士十五、両人の再びの縁を強く望んでしまいました。
3話【D・N・A】
大胆な改変が結構ありましたね。
出てくる登場人物自体もちがうし、精子バンクではなく臓器移植、スタンドはギフト、ヘブンズドアーで人自体が本になるなんてそんなの知らんかったよ〜!(笑)
けど、三人のとびだす絵本が血の繋がりを表す演出。
それを眺める露伴先生の後ろ姿。
「きっといいヤツ」って台詞の温かみ。
好きな人に居場所が出来たことを心から祝福できる泉ちゃんの良い女っぷり。
ドラマ岸辺露伴は動かないのラストを飾るに相応しい後味の良いお話でした。
印象に残ったのは本になった三人。(泉ちゃんを含めると四人やけど彼女蚊帳の外やったしノーカン)
この話で、人を本そのものにしちゃったヘブンズドアー。
最初これ…どうなん?って思ったんです。
原作ではスタンドが成長する事によって、発動の仕方が簡略化する事はあれど、人の一部が(物の場合も有り)本になる、そこが揺らぐ事はありませんでした。
ビックリ、ドラマで覆された…
しまいにゃ先生、魔法のタクトを振りかざす様にヘブンズドアーして泉ちゃん、太郎君、真衣さん、真央ちゃんをまとめて本にしちゃった!
それこそおいおいおいおい…∞ですわ!
けどこの光景を目のあたりにした際、戸惑いと同時にこの演出の先には、私を納得させる答えが用意されてるんじゃあないかって思ったんです。
だって「富豪村」に「くしゃがら」、ここまで素晴らしい出来で唸らせられっぱなしやった制作陣が、大事な締めの回を意味の無い改変で台無しにするとか有り得んやろうって。
そんなこと思いながら視聴を続けていると、三人の本がとびだす絵本になってそれぞれ手を取り合い、その様を露伴先生が眺めてる場面がやって来ました。
あぁ、これがいつもの人間三人の顔の部分が本になって横たわってるのやとシュール過ぎるし、そのシュールさでお話の邪魔をしてしまう。
本じゃないとあかんのやなと、腑に落ちました。
そうしたら、開かれた本たちと先生の後ろ姿を素敵やな、良いシーンやなって素直に受け入れられたんです。
私の中で1話、2話と進むにつれて積み重なっていった制作陣への確かな信頼が、多少の改変なんぞ捩じ伏せてしまったって感じかな。
もうこれは…天晴れとしか言い様がなかったです。
いつもながら長い、取り留めがない…
駄文にお付き合い、ありがとうございました。
と、ここでは終われない、これを書かなきゃ終われない!!
ドラマ岸辺露伴は動かない、年末恒例行事化希望!!!
頼んだ、日本放送協会!
あ、ちなみにドラマ化して欲しい話は「ザ・ラン」。
あの、高橋露伴がガチ反省する姿を拝ませて…