娘に続いて息子のことなど。

息子は現地校に通う中学二年生ですが、現在所属するクラスに同じ小学校、同じくクラスだった子たちが7人ほどいます。その子たちは息子のルーツなどについてすでに知っているのですが、ほかのクラスメートや先生は当初知りませんでした。

英語の授業で世界の都市についてのテキストがあったようで、そこで英語の先生が「私は日本語を学生時代やったことがあるんですが、もうすっかり忘れたわ」と何気なく言った時に、だれかが「〇〇(息子)は日本語出来るんだよ!」と発言したらしく、先生が「あら、驚いたわね。…ふんふん、そうなの、じゃあ次の一時間あなたに上げるからみんなに日本語を教えてくれる?」ということで一コマ息子が授業を担当したそうです。

 

(…ということを本人からその半年後くらいに聞きました。)

 

「えー。何を教えたの?私は中学生です、とか?」と聞いたところ、

「そんなつまらないものは教えない」とバカにされました。(しかし何を教えたかは教えてくれない)息子は小学生時代に2012年の尖閣問題を通じて「あまり目立たないよう過ごし、文句つけようがないように素行には気を付ける」という処世術を身に着けたようですが、一方で日本のルーツにも相当思い入れがあるのかなと私は思っていて、授業を引き受けたと聞いたときは驚くとともにうれしかったです。

中国の学校は勉強勉強のイメージがありますが、実際そうで、とくに主要教科の英語で、それこそいい成績を修めさせようと先生も頑張っているのに、中一なのでまだそこまでガリガリしているわけではないにしろ、その中で生徒に一時間あげるというのは先生の懐の深さを感じました。(小学校でさえ、主要教科でない教科が先生の都合で主要教科の授業に振り替えられてしまったりするのは日常茶飯事なのです。なのでそれ以外の教科書が異様にきれいです。)息子の通う中学校は家から一番近い普通の公立中ですが、「中学三年間でやるべき15の事リスト」というのがあって、「名著リストの書籍を読破」などお勉強関係の事項だけでなく「アルバイト経験をする」(中学生がやっていいのか・・・?)「一回分の家族の食事を一人で全部作る」など実行できたかどのように実証するか謎ですが、一応そういったことを必須タスクとして設定しています。。そういうのがあるのとないのでは先生方の心構えもきっと違うと思います。たまたま進学した学校ですが、よかったと思っています。