夫にとって人生は仕事です。仕事で成すことが人生を成すことなのです。だから夫に仕事をするなというのはとても難しいのでした。困難であればあるほど打ち込んでいく夫です。

 

そんな夫ですが近頃はとても難しい状況に置かれているらしいのです。結果として、私が見るところ下のような悪循環に嵌まっているようすです。

 

忙しい→睡眠時間を削って働く→効率が落ちる&ミスをする→更に忙しい→睡眠時間を削って更に働く

 

1時ごろ終電ちかくで帰宅し、それから持ち帰りの仕事をして、睡眠時間を削り、朝は普通に行くというサイクルで生きている夫ですが、いくら睡眠時間を削ると言っても限度があります。眠らずに働き続けることにも、そろそろ臨界に達しているかという雰囲気を醸しながら、1ヶ月ほどが過ぎました。

 

昨夜は仕事をすると言いながら眠っていました。仕事をしたいという意思に体力が付いてこないのです。それでも就寝するわけには行かない、だって仕事が終わっていないのだから、と主張する夫です。私は睡眠を3時間は取って欲しいと願っています。

 

カルデラ「眠りながら仕事って出来ないと思うんだよね」

夫「仕事する」

カルデラ「でもさっきから寝てるよ」

夫「仕事しないと」

カルデラ「眠るなら眠る、仕事するなら仕事すると、分けたほうが効率が上がると思うんだよ」

夫「仕事が終わらない」

 

今から眠っても3時間しか眠れないので、もうタイムアウトだ、就寝して欲しいと私は言ったのでした。いつになく夫は私の言うことを聞いてくれました。いつもより1時間早く起こすという約束をしたのが理由かと思います。つまり今日の夫は2時間睡眠で仕事に行ったのです。その代わり昨夜は布団で眠ってくれました。

 

私は心配でなりません。あのようすだと仕事中に眠りそうです。そしてまた問題が起こるのです。けれどもう削れる睡眠時間はありません。こうして人は過労死へと追い込まれていくのだと思います。どうしたものでしょうか。