組み立て式の机を買ったのです。ぽんぽんに組み立てるのを手伝って欲しいと言ったところ断られました。

 

夫「手伝ってくれよ」

ぽんぽん「知らん」

カルデラ「手伝ってくださいよ」

ぽんぽん「俺のじゃないのにどうして手伝わなきゃならないの?」

 

ぽんぽんには家族は共同生活をしているという意識が無いのかもしれません。ひとりっ子なのが理由でしょうか。誰かのために働くということを考えられないようすです。

 

夫はきょうだいが多かったのです。そのせいか自分のことを犠牲にしてでも人のために働ける人です。夫のその姿は、むしろ夫自身を大切にして欲しいと、端の私が願ってしまうほどなのです。

 

私にもきょうだいがありました。自分のだけのために時間や労力を使えたわけではないし、綺麗ごとでなく自分を殺して自分を犠牲にして、きょうだいを育ててきた立場です。子どもの頃、きょうだいがあったから、私が家族の誰かのために働くことはごく自然で、そうしなければ私の家族が成り立たないのは良く分かっていました。

 

だからでしょうか、心の傷が痛むのでしょうか、人生は平等ではないとだけで片付けて良いことには思えません。ぽんぽんにも自分以外のために働ける意識を持って欲しいと願います。

 

公の意識を育てて欲しいのです。自分だけなく全体のことを考えるとは、社会というか、大きく言って地球に住まう人類が持っていなければいけない規範ではないでしょうか。あまり大きな話をしても話がぼやけてしまいそうです。少なくとも家庭の中ではそうあって欲しい私です。

 

けれど、意に沿わないことはしないというのも生き方です。自分を生きるとは、手酷い言い方をすれば、そう言うことかもしれません。

 

私はどうしたら良いでしょうか。