突発的駄文です。
この間の春の嵐はすごかったですねえ。その次の日から桜が咲き乱れております。
お花見行きたーい!ということでw
「すごぉい!東京にもこんな場所があるんですね!」
一本だけ荘厳と佇む桜の木を眺めながら、最上さんが嬉しそうに微笑んだ。
「いつも、お世話になっているお礼だよ。気に入ってくれたかな?」
「はい!ありがとうございます。」
嬉しそうに桜の木に駆け寄ってふにゃりと頬を緩ませて、ふわふわと体が揺れた。
(ああ・・・またメルヘンの国にいっちゃったな)
妖精さん・・・と、呟きながら表情をころころと変える彼女に微笑ましい気分になる。
「・・・あ。」
最上さんの広げられた手のひらに一枚の花弁がひらりとのった。小さく微笑んで、桜の木を見上げ眩しそうに目を細めた。一瞬で、少女から大人の女性へと表情を変える彼女にいいようもない焦燥が襲った。
ざあぁぁぁぁっ・・・・
強い突風が、俺と彼女の間を吹き抜ける。薄桃色の波が彼女を攫った。
「・・・っ。最上さん!!」
迷子になった子供のように、最上さんの名前を呼ぶ。
「すごい風でしたねぇ。」
無邪気に笑う最上さんを両腕の中に閉じ込めた。
「っっっ敦賀さん!?」
「・・・消えてなくなってしまうかと思った。」
突然の事に慌てて逃げようとする彼女を更に強く抱きしめた。
「・・・敦賀さん?」
暴れるのをやめて、小さな手のひらが窺うように俺の腕に添えられた。
「俺の傍からいなくならないでくれ・・・」
俺と君はただの先輩と後輩で、決して束縛できるような関係じゃない。だけど、言わずにはいられなかった。
「・・・私はどこにも行きませんよ?」
「・・・本当に?どこにも行かない?」
おずおずと困ったように返された言葉に、確認するように問い返す言葉は情けなくも震えた。
「貴方が望んでくれる限り私はずっと傍にいます。」
「だったら、一生俺の傍にいて・・・」
桜色に染まった彼女の肩に顔をうずめて瞳を閉じた。
願わくばいつまでもこの腕の中に・・・・
願わくばいつまでもこの腕の中に・・・・
告白より先にプロポーズする話(笑)