『現実と妄想の狭間
』の朱烙さんから素敵な頂き物のご紹介です。
朱烙さんが、Ameba400人突破企画 でリクを募集されていたので、張り切ってリクを押し付けてしまいた。
私のリクと煉夏ちゃんのリクのダブルリクとなっています。
リク内容は、私が、
●料理上手な蓮さんと壊滅的な料理を作るキョコちゃんの役をもらった二人の共演希望
必死に料理の上手い振りをする蓮さんと、下手くそな振りをしながら、蓮をフォローしつつもまったくフォローが追い付かない撮影現場w
そして、煉夏ちゃんが、
●蓮VS村雨 成立後の蓮キョで村雨とキョーコのラブシーンのあるドラマの共演
村雨がキョーコLOVEになって猛アタック!
蓮にやられる村雨、蓮にオシオキされちゃうキョーコ
という無茶ぶりリクエストに朱烙さんが素晴らしい文章を付けてくださいました。
全5話になります。
それでは、朱烙さんの素敵文章をお楽しみくださいませw
「今日の夕飯何にしようかしら・・・?」
誰にともなくキョーコがそう呟いた時だった
「キョーコ!!!!あ、ここに居たんだ・・・」
「れ・・・敦賀さん?どうかされたんですか?」
蓮の涙無しには語れない努力の賜物により、無事数ヶ月前から交際そしてキョーコに増えてきたファンへのだるまや営業妨害阻止の為、思惑通り同棲を漕ぎつけた愛しい恋人の姿を見て蓮が顔を綻ばせた
「うん、ちょっと今皆で君を探しててね?」
「私をですか?それに、皆って?」
キョーコのその疑問に、蓮がポリポリと眉間を掻きながら遠い目をしている
そんな何時になく歯切れの悪い蓮の姿にキョーコが首を傾げている時だった・・・
「「「「 最上くん!!!(キョーコちゃん!!!) 」」」」
扉をぶち破らんばかりの勢いで、ローリィ・社・椹・松島が部屋へと雪崩れ込んで来た
と、同時に恐るべき速度で秘書が扉を閉め、狭い部屋に規格外サイズの大男達が集結すると言う何とも暑苦しい状況になった
その余りの勢いに、キョーコが唖然とし・・・そして、彼等が此処まで焦る理由に思いつき顔色を変える
「も、もしかして・・・・バレタんですかっ!?」
「いや、キョーコ、そっちは大丈夫だよ」
「ふぇっ!?」
最大で最悪の可能性を一瞬で否定され、キョーコの頭に疑問符が飛び回る
そんなキョーコを蕩けんばかりの笑顔で見ていた蓮だったのだが・・・
「おい蓮!!頼むからデレデレせずに、本題に入ってくれぇぇぇぇぇ!!!!!」
「そうだぞ!?キョーコちゃんの協力無しじゃ確実に『敦賀蓮』の役者生命は愚か、折角作り上げたイメージもズタボロだ!!」
「今回の件に関しては、一時的に最上さんの身柄は俳優部門に移したからな!!!ちゃんと説得しろよ!?」
社・椹・松島の怒涛の言葉に、キョーコは目を点にしたまま固まっている
そんな様子を何とか一番最初に落ち着きを取り戻したローリィが見ていたのだが・・・
「まぁ・・・俺が言うのも何だが3人共落ち着け、そして蓮はその締まりのねぇ顔を今すぐ整えろ!・・・最上君、君に蓮とダブル主演のドラマの依頼だ。ちなみにこの仕事に関しては俺が監督と共同で動かしていく。君に拒否面は・・・認めない」
ローリィのその言葉にキョーコは更に首を傾げ・・・そして、助けを求めるかのように蓮を見上げるのだった
「・・・・つまり、蓮さんの壊滅的料理の腕前を私がフルサポートするって言う事なんですか・・・」
場所を変え、詳しく説明を受けたキョーコが台本を前にガックリと項垂れた
「うん・・・まぁ・・・そう言う事だね」
俺としては準主役とラブシーンンがある役に君を抜擢するのは嫌なんだけど・・・
そう告げる蓮に、社が胡乱な目で蓮を見た
「仕方がないだろう・・・お前のあの壊滅的料理を振る舞ってみろ、撮影は中断、被害者続出、ドラマ制作自体もおじゃんだ!!!」
「そ、それは否定しませんが・・・・」
バツが悪そうに言い訳をする蓮を見て、キョーコが深い溜息を付きつつローリィを見る
「まぁ・・・仰る事は十分判りましたし、どういう形であれ主演を頂けるのであれば嬉しいです」
演技が理由って言うのじゃないのが残念ですが・・・そう言ってキョーコが少しだけ寂しそうな笑みを浮かべてから顔を上げる
「私で良ければ精一杯頑張らせていただきます。そして・・・監督にも、演技力を認めて頂けるよう努力したいと思います」
「誤解の無いように言っておくが、主演女優の候補に君の名前も挙がっていた。その上で、蓮の事を誰よりも理解している君に白羽の矢が立っただけだ」
まぁ努力をし続ける姿勢は喜ばしいからな、今後も初心を忘れることなくやって行けば良い
ローリィにそう言われ、キョーコが満面の笑みを浮かべて頭を下げるのだった・・・
「じゃぁ・・・今の所、私と蓮さんだけが正式決定で、他の方はまだ決まってないんですか?」
「うん、今監督が交渉中らしくてね?明後日の顔合わせで全員が揃うらしいよ?」
キョーコが作る料理の手元を見ながら蓮がそう告げる
曰く、『嘉月の時に、ピアノ講師の手を見て覚えたんですから・・・今度もその方法で頑張ってみましょう!』との事で
マンションでキョーコの料理の手付き手順を覚えんが為に台所に一緒に立って、手付きを見ている所だ
「蓮さんが演じる『荒井智仁』が経営するレストランに、食べる事大好きな料理の腕が壊滅的な私『野田景子』が転がり込んで、準主役の『藤岡健二』と『荒井智仁』に教えて貰いながら料理の腕を上げていくんですよね?」
「うん、最終的に『荒井智仁』と『野田景子』は結ばれるんだけど、途中『荒井智仁』の元彼女『織田沙織』が出てきたり、『藤岡健二』が『野田景子』に一方的な想いを寄せて迫ったり・・・基本的なラブコメドラマだね」
「『景子』は『智仁』に淡い想いを寄せてるんですよね?そして『智仁』も・・・けど、『健二』も『景子』に想いを寄せてて・・・」
「まるで以前の、俺と君と不破のようだよね?」
ドラマでも現実でも最終的には俺の元へと君は来てくれるから、まだ俺以外の男とのラブシーンでも耐えられそうだよ
そう言って悪戯っぽく笑う蓮に、キョーコが顔を朱くしたまま上目使いで蓮を睨みつける
「もう・・・蓮さんの意地悪!!」
「ごめんごめん・・・けど、キョーコ、その顔は反則だよ?」
食事より君を食べたくなるからね?
そう言って、料理中のキョーコの唇をそっと奪う蓮に、キョーコは持っていたお玉を落とさない様に必死で蓮を睨みつける
「~~~~~~~!!!!//////もうっ!!出来上がりましたからコレ運んでくださいっ!!」
「ハイハイ・・・相変わらずの純情っぷりだね?まぁ・・・そんな所も可愛いよ」
「蓮さんの・・・蓮さんの、天然タラシ――――――――――!!!!!/////////」
それから2日後に、ようやく出演者及びスタッフが全員が揃っての顔合わせの日となった
蓮と共に指定の場所へ向かったキョーコが、最初に目にしたのは監督と談笑する男優村雨で思わず蓮とキョーコは遠い目になった
(( よりによって・・・何で村雨(コイツ)なんだ!? ))
見事なシンクロ率でそう思った2人の心境など誰にも判るはずもなく・・・2人の登場に気付いた監督が村雨との会話を打ち切り、嬉しそうに蓮とキョーコに向かって歩いて来た
村雨はそれに気付くなり睨みつけんばかりの形相で蓮を睨みつけている
だが、蓮はそんな村雨の睨みなどどこ吹く風か・・・爽やか紳士笑顔で監督へと挨拶する
「おはようございます。今回は宜しくお願いします」
「おはよう!いやぁ~オファーを受けてくれて嬉しいよ!!ふむ・・・君が京子君か、何だか美緒やナツとイメージが違うね」
「初めまして、LMEの京子と申します。宜しくお願い致します。・・・はい、お恥ずかしながらよく言われます」
「彼女は役によって化けますからね、監督も期待しててください」
「敦賀君が言うならそりゃぁ期待出来そうだな!丁度良い、君達はまだ共演した事がないだろう?今回準主役の『藤岡健二』役の村雨君だよ」
そう言って監督が村雨を手招きして呼ぶ
素直に歩いて来た村雨だったが・・・蓮を前にすると値踏みするような視線のまま(一応キチンと礼儀正しく?)挨拶をした
「初めまして・・・お噂はかねがね、村雨と言います・・・どうぞヨロシク?」
「こちらこそ初めまして、LMEの敦賀蓮です。協力して良いドラマにしようね?」
「初めまして、LMEの京子と申します。どうぞ宜しくお願い致します」
あくまで紳士的に爽やかに、そして何時も通りに礼儀正しくキョーコが挨拶をする
その雰囲気からはとても、村雨が共演かつ頻繁に顔を会わせていたカイン・ヒールとセツカ・ヒールには似ても似つかず・・・
「へぇ~本当誰に対しても紳士なんっすね、京子さんも美緒やナツとは全然イメージ違うな~~~」
そんな紳士と淑女のような雰囲気の2人が主演じゃ、俺のガサツさが浮き彫りになっちゃうなー
そう言って挑発するように笑う村雨をサラリとかわして2人が名前が書いてあるテーブルへと着席する
「・・・相変わらずみたいですね・・・・」
「まぁ・・・よりより作品が出来れば別に気にしなくて良いと思うよ?」
そんな会話を仲睦まじくしながら、他の出演者の到着を待ち・・・そして無事?顔合わせとこれからのスケジュール確認をするのだった・・・