梅雨入り前の日曜日、智光山(ちこうざん)公園を歩きました。

 

 智光山公園は埼玉県狭山市(さやまし)にある公園で、自宅からそれほど遠くもなく以前から名前は知っていたのですが、訪れるのは今回が初めてです。

 

 入口も駐車場もいくつかあるようで、車を停めて歩き始めるとすぐに“こども動物園”前に出ました。公園内に動物園があるなんて楽しそうですラブラブ

 

 こども動物園側から入ったので公園管理事務所が遠く、園内マップをダウンロードして見ると、智光山公園には動物園のほか、自然生態観察園や都市緑化植物園、釣り堀、市民総合体育館、テニスコートなどいろいろな施設があり、思っていたよりかなり広い公園のようです。

 

 こども動物園の横が“自然生態観察園”の入り口。

 

 木立を抜けると小川が流れ、その横に歩きやすい木道が整備されています。

 

 そして周囲は鬱蒼とした雑木林ビックリマーク。のっけから想像していたふつうの公園とはかなり趣が違いびっくりですが、それは今でもまだこんなに豊かな自然を抱く公園が近くにあったんだビックリマークという驚きと感動ですラブラブ

 

 マイナスイオンをたっぷりと浴びながらハイキング気分で歩いていくと、前方に金網の大きなハウスが・・・目

 

 何だろうはてなマークと思って近づくとここは“ホタルゲージ”で、こども動物園で人工孵化(ふか)させたゲンジボタルとヘイケボタルの幼虫を羽化(うか)させるところだそうです。通常は非公開ですが、一年に一度“ホタル観察会”のときだけ入ることができて、今年(2024)は6月15~16日の2日間開催予定ですが参加は完全予約制で、チケットはすでに完売だそうです。

 

 さまざまな山野草が育てられている“野草園”。

 

 その先は広々とした“キャンプ場”。

 

 池には鯉がたくさん泳いでいて、木道を歩いているとすぐそばまで寄ってきます。

 

 脇道に入ると、

 

 そこは“花菖蒲田”。

 

 ここは花菖蒲”田”で、園内にはもうひとつ“花菖蒲園”もあるようです。

 

 全体的には満開を少し過ぎた印象ですが、色とりどりでとてもきれいラブラブ

 

 花菖蒲田の横にひっそりと佇む“九頭龍(くずりゅう)大権現(だいごんげん)”。九頭龍は古来より水を司る神さまで、水は生命の源であることから豊作をもたらす神さまとしても知られています。

 

 九頭龍大権現の横は“九頭龍池(くずりゅういけ)”。

 

 九頭龍池から水路に沿って歩いて行くと、

 

 そこにも大きな池が・・・。

 

 ここは“ひょうたん池”。

 

 ひょうたん池の周りには大きな望遠カメラを設置してシャッターチャンスを狙うカメラマンがたくさんいらっしゃいます。わたしはマガモしか撮れませんでしたが、皆さんの狙いはカワセミだそうです。

 

 ひょうたん池の横の芝生広場は“桜の園”で、染井吉野や大島桜、八重桜など約200本の桜の木が植えられているそうです。花の時期はきれいだろうなぁ~ラブラブ

 

 橋を渡ると、

 

 そこは“都市緑化植物園”。5.5haという広い敷地に四季折々の花木が育てられているそうです。

 

 エントランスを飾るのはいろいろな種類の紫陽花あじさい

 

 

 その先は“芝生広場”。やっとふつうの公園らしい景色にホッとします(笑)。

 

 “バラ園”もありましたビックリマーク

 

 さまざまな種類の薔薇が咲き誇るローズガーデン赤薔薇

 

 美しくデザインされた“大花壇”も季節の花でいっぱいです。

 

 無料で入れる公園にこんなに美しい花壇があるっていいですね~音譜

 

 “記念樹の森”を抜けると、

 

 松や梅、生垣など日本庭園を思わせる“和風庭木園”です。

 

 下草はきれいに刈られ、丁寧に手入れをされていることがよくわかります。

 

 あっビックリマーク竹林もありました。これで“松竹梅”が揃いましたね照れ

 

 近づいてみると、この竹林の竹の肌はどれも亀の甲羅のような変わった形をしています。

 

 これは孟宗竹の突然変異で、その名も“亀甲竹(きっこうちく)”という珍しい竹だそうです。

 

 美しい“枝垂れ紅葉”。

 

 和風庭園を抜けると、落ち葉を集めて腐葉土を作るところがあり、

 

 智光山公園で行われている緑のリサイクルが紹介されています。

 

 しばらく歩くと、

 

 木立の奥にひっそりと“鳥獣供養塔”と

 

 『智光山』と書かれた墓碑、その奥に開園記念碑(右)がありました。薄くなった墓碑銘の中に“智光”の文字があるので帰宅後調べると、公園になる以前、九頭龍池の周辺は「智光山講」と呼ばれる修験道の場だったそうで、それが公園の名の由来といわれているそうです。

 

 確かに横には智光山講の先達(せんだつ=同行の修験者の先導となる熟練した山伏)の石碑もありました。

 

 “野外活動広場 キャンプ場”の入口。ここから先は有料です。車が停められるオートキャンプサイトもあって、若者たちがデイキャンプを楽しんでおられました。 

 

 さらに歩いて行くと、

 

 何か記号のようなものの彫られた大きな岩が四つ・・・何だろはてなマーク こういうの、とっても気になります目

 

 前方に広がる“前山の池”は釣り座が200席もある本格的な“ヘラブナ釣り場”で、入って右手には大人も子どもも一緒に楽しめる“ファミリー釣り場”もあって、日曜日なのでとても賑わっていました。

 

 釣り堀の横は

 

 “花菖蒲園”。

 

 先ほど見て来た“花菖蒲田”に比べるとかなり広く、菖蒲の株数もとても多いです。

 

 ちょうど見ごろ音譜。 

 

 キッチンカーも出ています。

 

 まだまだ園内には“わんぱくの森”や“ピクニック広場”などがあるのですが、ちょっと歩き疲れたので、

 

 最後に“こども動物園”へ行ってみますベル。入園料はなんと大人200円ビックリマーク

 

 動物園なんてほんとうに久しぶりラブラブ。嬉しくて楽しくてワクワクして、駆け出したい気分です飛び出すハート

 

 ミーアキャット(左)とフェネック(右)。

 

 コツメカワウソの池ではちょうどお昼ごはんの最中でした。

 

 ポニーの“ダイズちゃん”(左)。パルマワラビー(右)はみんなでお昼寝中zzz

 

 エミュー(上)とカピバラ(下)はどちらもとても大きいビックリマーク。エミューはダチョウに次いで世界で2番目に大きい鳥です。

 

 ポニー舎の真っ白な“すずらん”(左)と、右は今年(2024)の6月2日に生まれたばかりの“梅千代くん”。飼育員さんについて歩く甘えん坊さんです。

 

 人懐っこくすり寄って来るのはヤギさんかなはてなマークと思ったら、中央アジアの山岳地帯に住むマーコールという野生のヤギだそうです。サル山ならぬヤギ山で三々五々くつろいでいました。

 

 トカラヤギの“チョリソーくん”(左)とヒツジの赤ちゃん(右)。

 

 “ふれあい広場”ではヤギやヒツジに餌やりができます。遠くにひとりポツンと佇む“ミスズちゃん”が可愛くて、わたしも1カップ100円の餌を求め、ぜ~んぶミスズちゃんにあげました。いっぱい食べて大きくな~れビックリマーク

 

 トウテンコウ(上)とアフリカワシミミズク(下)。

 

 シロフクロウ(左)とキボシイワハイラックス(右)。

 

 テンジクネズミ(上)とクサガメ(下)。

 

 サル山・・・だけどお猿さんは意外と少ない。

 

 ニホンキジ(左)とケープペンギン(右)。

 

 キバタン(左)とフラミンゴ(右)。

 

 青大将。すごく整った凛々しいお顔をしていました。

 

 タンチョウヅル(左)とマナヅル(右)。

 

 オナガ(左)とギンケイ(右)。

 

 コサンケイ(左)ハッカン(右)。

 

 次から次へとあらわれる動物たちを追いかけて、すっかり童心に返ってワクワクしながら園内を走り回りました。武蔵野の豊かな自然をそのまま活かした智光山公園の総面積はなんと53.8ha!!。東京ドームに換算すると11個分もの広さがあるそうです。ちょっとお散歩のつもりがめいっぱい遊ばせていただきました。

 

 遅めのランチは近くの“窯焼きダイニング 桜の木”さんへ。

 

 ランチ限定のオススメ御膳。デザートにコーヒーまでついて、とても美味しくいただきました。たっぷり遊んだあとのご飯はまさに五臓六腑に沁みわたります~合格

 

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