ヘアドネーションをご存じですか
Hair(ヘア)は髪、Donation(ドネーション)は寄付という意味で、伸ばした髪の毛を小児がんや白血病、不慮の事故などで髪の毛を失った子どもたちの医療用ウィッグの素材として寄付するボランティアのことです。いくつかの条件をクリアすれば、年齢や性別、髪色や髪質を問わず参加できるそうです。
わたしの場合は長年ただ何となく伸ばしていただけで、切るときはヘアドネーションしたいと思っていたのがやっと実現できそうで嬉しくて、一応記念撮影。こんなおばあちゃんの髪でも誰かのお役に立てるなら、喜んで寄付したいです。
ヘアドネーションにはいくつかの条件があり、長さは31㎝以上、完全に乾いた状態でカットすること、髪を幾束かに分け、切り口をゴムでしっかりまとめておかなければなりません。少し引っぱっただけで切れてしまうような極端なダメージヘアでなければ、パーマやカラーリングをしている髪でもいいそうです。またカットもじぶんでしてもいいのですがわたしは不器用なので、ヘアドネーションに賛同している美容院にお願いすることにしました。
できあがりっ。ドネーションヘアのカットは無料ですが、その後のカットやスタイリングにはその美容院の通常の料金がかかります。わたしはものぐさで今までブローなどをしたことがないので、結べない長さのショートで、とにかく手入れが簡単なヘアスタイルを希望して、あとはプロの美容師さんにすべてお任せしました。丁寧にドネーションカットとその後のカットをしてくださり、ビフォー・アフターの写真を撮ってもらって終了
何十年かぶりにショートヘアにしたら、まるで背中に羽根が生えたみたいに軽いです~
。
現在日本ではいくつかの団体がヘアドネーションを主催しているそうで、わたしはそのうちの一つのNPO法人Japan Hair Donation&Charity(JHD&C)に寄付させていただきました。長さはぴったり45㎝。美容院で6束ほどに分けた髪の束を返してくださるので、上のドナーシートに記入して一緒に送付します。以前は美容院から送ることもあったそうですが、今はすべて個人で送らなければなりません。普通郵便でも送れますが、追跡機能のあるレターパックなどでの送付が推奨されています。
今回わたしがお世話になった美容院はこちらのHAIR&MAKE EARTH(アース)(埼玉県入間市)さん。JHD&Cの賛同サロンなので、予約の電話のときにその旨を申し出るとスムーズに対応してくださいます。ドネーションカット後の相談にも乗ってくださり、ほんとうに感謝しています。ありがとうございました。
先月職場の健康診断のとき、少しでも体重を減らしたくて苦しまぎれに「わたし髪がすっごく重くて2kgくらいあるんです。体重測定の風袋(ふうたい)で引いてもらえないかなぁ~」と言ってみたのですがもちろん却下(笑)。ふとそれを思い出して髪を切る前と後に同じ格好で体重測定をしてみたら、なんと500g減っていたんです
。これホント
。たった500gでも痩せるのは大変なので、それも嬉しいオマケでした(すぐに取り戻しましたけど~
)。
ひとつのウィッグを作るのには20~30人分もの髪が必要なのだそうです。ただ切るだけならゴミになっておしまいですが、寄付することで誰かのお役に立てるならこんなに嬉しいことはありません。もしヘアドネーションにご興味をお持ちの方がいらっしゃいましたらぜひ、下記を参考になさってくださいね。
https://www.jhdac.org/JHD&Cホームページ
yantaro