9月中旬の上高地を歩きながら見つけたお花たちを撮りました。写真の腕が悪くてきれいに撮ってあげられないのが残念ですが、記念撮影のつもりで残しておきます。
ノコンギク(野紺菊)。上高地バスターミナルに着いていっとう最初に迎えてくれたのがこの花です。
猫のしっぽみたいなサラシナショウマ(晒菜升麻)。近くを通ると甘い香りがします。
ノラニンジン(野良人参)でしょうか線香花火みたいでかわいい。
アジサイ(紫陽花)9月ですけど。
たぶんゴマナ(胡麻菜)。名前に“菜”がつくのは食べられるって聞いたことがあります。
上高地帝国ホテル前でたった一輪咲いていたシロツメクサ(白詰草)。
ノラニンジンと似ているようで違うような・・・。オオバセンキュウ(大葉川弓)
サンヨウブシ(山陽附子)。毒のないトリカブトだそうです。
イタドリ(虎杖)の実はひとつひとつが可愛らしいハート型をしています。振ったらシャラシャラ音がしそうなくらい鈴生りです。
シオン(紫苑)。
ミゾソバ(溝蕎麦)ですかわかりません。
キツリフネ(黄釣船)。
明神二之池に咲いていました。オミナエシ(女郎花)かなぁ。
ドクゼリモドキ(毒芹擬き)・・・もう全然わかりません。ごめんなさい。
やっと自信をもって、アザミ(薊)。
野菊か紫苑か・・・。
レース状の繊細な花びらとうつむいて咲く姿が、五千尺ホテル上高地のレストルームにあったランプみたいです。薊の仲間。
秋らしいススキ(薄)。
何の実でしょう
キンミズヒキ(金水引)。
セネシオ・オバタス。
赤いトウモロコシみたいなマムシグサ(蝮草)の実はちょっと怖い。
小さい小さいピンク色のお花。
逆にフジアザミ(富士薊)はびっくりするほど花が大きいです。大正池の近くの中千丈沢(なかせんじょうさわ)の押し出しにたくさん咲いていました。
ヤマハハコ(山母子)。
できる限り花の名前を調べてみたのですが、写真が下手なうえに検索能力の不足で(ハテナ)ばかりになってしまい大変申し訳ありません。どなたか山野草にお詳しい方にご教示願えれば幸いです。よろしくお願いいたします。
河童橋の近くの茂みにひっそりと石碑がふたつ並んでいました。こちらは2016(平成28)年8月11日、16番目となる国民の祝日『山の日』が新たに制定され、それを記念する「山の日」記念第一回全国大会が、現在の天皇皇后両陛下(当時は皇太子殿下ご夫妻)と敬宮愛子内親王殿下をお招きしてここ上高地で開催されたときに建てられたものだそうです。真ん中の黒いラインは第1回記念大会の「1」を表わしているそうです。
もうひとつは上高地が文化財保護法による“特別名勝”と“特別天然記念物”に指定されていることを記念する碑です。“特別名勝”または“特別天然記念物”に指定されているところは全国各地にありますが、その両方に指定されているのは国内でも珍しく、ここ上高地と黒部峡谷だけだそうです。
上高地はもともと“神垣内(かみこうち)”と表記されていたと伝わります。それは穗高(ほたか)神社の御祭神である穗高見命(ほたかみのみこと)が奥穂高岳に降臨なさり、本宮(穂高)、奥宮(明神池)、嶺宮(奥穂高岳山頂)ともに上高地一帯に祀られていることに由来するそうです。上高地はすなわち神さまのいらっしゃる玉垣(たまがき)の内、つまり御神域という意味なのですね。上高地のトレッキングがひときわ爽快なのは、しがらみの多い下界を離れ、神さまの懐(ふところ)に抱かれて歩くからなのかもしれません。
yantaro