ロシアによるウクライナ侵攻という名の戦争が始まって早1年半。当初は誰もがこんなに長引くとは思っていなかったはずですが、それを一番実感しているのは当のプーチン大統領かもしれません。簡単に制圧できると踏んでいたのに予想外の強硬な抵抗に遭い手こずるうちに、世界各国からの支援を受けたウクライナが奪われた領土の奪還に成功するなど、ゼレンスキー大統領を先頭に一歩も引かないという強い意志を表明しているからです。

 

鉢植えの桔梗が咲き始めました~ニコニコ。ポッと開く前の蕾もかわいいラブラブ

 

 当該二国のみならず、世界中に大きな影を落としているこの無益な戦争を終わらせる術(すべ)はないのでしょうか。戦争を始めるときはそれなりの大義名分があるはずですが、終わらせるにはどうしたらよいのか、何がどうなれば終わらせられるのだろうと最近よく思います。政治家でも外交官でも軍人でもないわたしの素人考えでは、第二次世界大戦のときのようにどちらか一方が降伏するしかないと思うのですが、今のロシアとウクライナの膠着状態を見るとそれは非常に難しいだろうというのはよくわかります。

 

ペンタスという名前だったかなはてなマーク蒸し暑さにも負けず元気に咲きつづけていますスター

 

 争いごとは何でも長引けば長引くほど解決は難しくなるもので、互いに面子(メンツ)がかかっているときは尚更そうです。そういう場合、どちらにも加担しない中立な第三者を交えて和解するほかはないと思うのですが、国家間の戦争にそれは通用しないのでしょうか。たとえば国際連合の総会なり安全保障理事会なりが介入して停戦させ、その後改めて話し合うなどです。口でいうのは簡単で、それが難しいからこそ今こうなっているのだとは思いますが、どう見てもロシアの屁理屈のような名分で、双方の一般市民まで巻き込んでこれ以上殺し合ったり、ライフラインを潰しあったりしても何もよい結果は生まないし、こういうときにこそ国際連合憲章の精神を発揮すべきではないかと思うのです。

 

こちらもモリモリ元気なメランポジウム。

 

 考えてみると、何ごとも始めるより終えることのほうが数倍難しく、大変なものなのかもしれません。たとえば結婚も「しようビックリマーク」と思い立ったときは勢いでできても、いざ離婚となると財産分与などの経済的なことや子どもの養育のことなど問題山積、こじれた関係の中でそれらを一つ一つ解決していくのはほんとうに疲れるとよく言います。仕事や恋愛も然り、始めるよりもやめるときのほうが数倍エネルギーを消耗するものです。それでも勇気をもって“やめる”ことで次の新たな一歩が踏み出せるのもまた事実。“やめる”という選択に誇りを持ち、それを前進につなげるにはやはり、引き際を心得、自らの手で潔く幕を引くのが一番ではないかと思います。

 

秋明菊(しゅうめいぎく)も直植えしたらどんどん増えるんですね乙女のトキメキ

 

 一度振り上げた拳を収めるのは片方では難しいものですが、第三者の力を借りて、ロシア、ウクライナ双方同時に矛先を収めてほしいです。世界中が注目しているこの戦争を賢明な方法で終息させることができれば、ロシアに対する諸外国の見方も必ず変わると思います。自らの引き際は自ら決め、実行してほしいと願っています。

 

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