8月も終わろうとしているのに、残暑というにはまだまだ身に堪える暑さがつづいています。そして最近の天気予報を見ていて驚くのは北海道や東北などの異常な高温です。先日新潟で39.1度という全国一の高温を記録した日も沖縄の最高気温は31度で、思わず見間違いではないかとテレビ画面を二度見したほどです。東北や北海道は夏でも関東以西より涼しいだろうと思っていたのに、全国の気温分布図を見ても、北から南まで軒並み真夏日、猛暑日を示す真っ赤や濃い紫色に塗りつぶされていて、自然の涼を求めたくても、もうどこにも逃げ場はないのかしらと怖くなります。

 

こんなに暑いのに、しっかり元気に咲いてくれる道端のお花たち黄色い花

 

 また、今年はじめて“熱中症は蓄積する”という話を耳にしました。日中体内に籠った熱が熱帯夜などで夜間も発散されず、体温が高いまま翌日を迎えるような状態が数日間続くと、その後に熱中症を発症する場合があるというのです。言われてみれば、高齢者が自宅で熱中症で倒れる原因のひとつがそれかもしれないと思えてきます。炎天下の屋外でもないのにどうして自宅で熱中症にはてなマークと不思議でしたが、高齢になると暑さ寒さを感じにくくなったり、喉の渇きに気づくのが遅れるのも事実ですし、このくらい大丈夫、と思っているうちに体温調節機能が著しく低下し重症化するわけで、発症の前に、コップに水が溜まるように少しずつ熱中症の種が蓄積されていたと考えると納得できるような気がします。

 

遊歩道の横に、はっとするくらい白く可憐なお花がビックリマーク

 

 日中一人で家居をするときは、少々の暑さではクーラー・・・わたしたち世代はどうしても未だに“エアコン”より“クーラー”が先に出ます、とくに夏の冷やすほうは・・・を入れるのはもったいなくて扇風機で凌ぐのがふつうでしたが、さすがに早朝から30度に迫るような今年の酷暑には耐えきれず、夫から「一人でも、家にいるときは絶対クーラーを入れるように」と言われていることもあり、多少の後ろめたさを抱えつつも背に腹は代えられず、午前中からクーラーのお世話になる日々です。同じく夜間もクーラーかドライ(除湿)を入れないと、扇風機だけでは寝苦しくて何度も目が覚めて、とても安眠はできません。

 

小さくても、ビタミンカラーに元気がもらえますラブラブ

 

 一度クーラーを入れてしまえば家の中は快適そのもの、ちょっと用足しに外へ出ると、外と内との気温差にやられて逆に気持ちが悪くなることもあるので、陽が傾くまでは極力外出を避けることになるのですが、快適すぎて今度は逆に、真夏にほとんど汗もかかず、涼しい室内で過ごしてばかりでいいのだろうかと心配になるのです。先日も夏休み明けの子どもの熱中症に気をつけて、とテレビで注意を促しているので見ると、コロナと猛暑のダブルパンチで夏休みも外で遊ぶ機会が極端に減っている子どもたちが、新学期になって急に炎天下の屋外で体育などをすると、熱中症のリスクが増えるというのです。適度に汗をかくことも体温調節には大切ですが、バランスがほんとうに難しいですね。

 

露草のブルーもほんとうにきれい合格

 

 熱中症は命にかかわることもあるのでもちろん気をつけなければならないし、でもクーラーの効いた室内で過ごしてばかりもよくないと聞くと確かにそうで、いったいわたしたちはどうすればよいのだろうはてなマークと思います。近年の異常気象はこれまでの経験値など一瞬のうちに覆してくるし、毎夏、毎冬新たに「数十年に一度」レベルが更新されるのが当たり前になってくると、日々過酷さを増す自然環境に適応しながら生きていくだけでも大変だと心から思います。

 

あっビックリマーク暑くてもバリバリ元気な子がここにもいました~にっこりスター。このボールプールはスポッチャですけど、ね飛び出すハート

 

 異常気象はもちろん日本だけではなく世界各国でも起きていて、地球温暖化が原因と言われて久しいですが、夏の気温が40度を超すような事態に至ってはもはや温暖化などという生やさしいものではなくなり、国連事務総長の”地球温暖化の時代は終わり、地球沸騰の時代が到来している”という表現がまさしくぴったりなのかもしれません。

 

・・・と思ったら、やっぱり炎天下でもお外で遊んでました~~あせるつきあうママは大変だよね爆  笑

 

 大会等も含め炎天下のスポーツも子どもたちの外遊びも、また道路工事や建設現場などの外作業も、どうか今までの常識にとらわれず、中止や延期など柔軟かつ迅速な対応が可能な世の中になってほしいと願っています。口で言うほど簡単ではないのは重々承知していますが、その土台があってこそ、各自が自らの命を守る行動ができると思うからです。

 

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