忘れもしない2022(令和4)年10月25日、何の前触れもなく、韓国・ソウルで『2022 キム・ナムギルの宇宙最強ショー GILIVERSE(ギリバース)』が開催されるという告知が出ました

 

 タイトルの『宇宙最強ショー』とは、わたしたちの愛してやまない韓国の俳優キム・ナムギルさんが心血を注いで自ら設立・運営しておられる文化芸術NGO団体『GILSTORY(ギルストーリー)』が主催するシグネチャー寄付ショーで、3年前の2019(令和元)12月に第1回目が成功裏に開催され、以降毎年年末にはソウルで会いましょうビックリマークを合言葉にしていたのですが、直後からはじまったコロナ禍によりずっと開催できずにいたのでした。

 

 こちらが当日12月3日、ショーの会場となったソウル世宗(セジョン)大学校の正門です。開催告知は出たものの、ほんとうにソウルへ行けるのか、眠れぬ夜を・・・は大げさですがあせる未だコロナ禍から抜け出せない中、日本から自力で参加できるのかしらんと半信半疑の日々でしたので、今ここに立っていることが奇跡スターみたいで、遠くにエージェントのようなお姿のナムギルさんが見えただけで、もう感無量の思いですラブラブ

 

 10月25日の開催告知当日、3年前の最強ショーにもご一緒したギル友くまさん、ななさんと早速連絡を取りあい、すべてがコロナにより滞っている今、海外からもチケット購入ができるかどうかもわからない状況ながら、とにかく日程調整して参加しようビックリマークと誓いあい、まず同じホテルを確保してもらい、つづいて各自で往復の航空券を押さえました。

 

 残るはチケットのみなのですが、yes24のグローバルサイトを通じて海外からも購入できると判明したのが確か3日後の28日。祈るような気持ちで11月1日午後8時のチケットオープンを待ちかねていたところ、10月29日に梨泰院(イテウォン)であの痛ましい雑踏死亡事故が起きて、その追悼のためにチケットオープンを一週間後の11月8日午後8時に延期するとの知らせが届きました。

 

 会場となったこちらの世宗(セジョン)大学校大洋(テヤン)ホールは、3年前のショーが行われた慶熙(キョンヒ)大学校平和の殿堂に比べるとキャパシティが半分以下の2,000人しかなく、当時に比べさらに跳ね上がったナムギルさんの人気を考えあわせるとチケット争奪戦は必至ビックリマーク。高速インターネットを使いこなす韓国ファンに交じって、入力手順も何もすっかり忘れてしまったチケッティングが果たしてわたしにもできるのか、震える手でマウスを握りしめながらそのときを待ちました。

 

 結果おかげさまで3人揃って自力でのチケッティングに成功し、今こうしてホールのロビーに飾られた素敵なナムギルさんの前にいられることに感謝の思いでいっぱいです合格。yes24のグローバルチケットサイトでは一度に2枚までチケッティングできるのですが、3年前も今回も、代表でチケットを購入した本人が何らかの事情で急に渡韓できなくなったときのことを考えて、じぶんのチケットは責任をもって自力で取ることにしているので、席はバラバラでも、3人揃って1階フロアのチケットを手にすることができたのはほんとうに幸せなことでした。

 

 開演30分前。宇宙をテーマにした華やかな舞台装置が弥が上にも気分を盛り上げてくれますアップラブラブ。ドキドキ音譜

 

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 そして午後6時、ついに『2022 キム・ナムギルの宇宙最強ショーGILIVERSE』が開幕ビックリマークオープニングはカウントダウンで打ち上げられるスペース・シャトルみたいな宇宙船、そしてテーマにあわせたようなキラキラ輝く赤くて大きいラメストーンが散りばめられたブラックスーツに身を包んだナムギルさんがさっそうと登場されると、会場は大きな声援に包まれます合格、早速1曲目の『Email』と2曲目のバラード(曲名がわかりません)を聴かせてくださって、3年ぶりのナムギルさんの生の歌声に、会場に集結した2,000人のファンは皆酔いしれました~ラブラブ

 

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 ところで今回わたしははじめて、公演を見ながらその内容をメモしてみようとチャレンジしたのですが、何しろ韓国語が未熟すぎて半分も聞き取れないし、ちょっとだけ聞こえた(つもりの)内容を舞台の上のナムギルさんからは目を離さず暗闇の中で書くものだから、ハングル文字はおろか日本語すら滅茶苦茶で、後でじぶんの字を判読するのもひと苦労あせる。でもショーの概要だけでもお訪ねくださる皆さんと共有したく、そのへんてこメモを見返しながら、思い出す限り書き留めておこうと思います。

 

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 ショーのMC はそのときはどなたか全く存じあげず、後で知ったのですがチャン・ソンギュさんというフリーアナウンサーの方だったようで、とにかく登場されたときの周囲の歓声から、韓国ではかなり有名な方なのはよくわかりました。ナムギルさんよりちょっとだけ身長が高く体格もよくて、同じ高校の先輩後輩の間柄ということで、ソンギュさんはナムギルさんのことを「ヒョン」と呼んでおられました。

ここからの写真はすべて、ナムギルさんの公式Instagram“namgildaero”よりスクリーンショットさせていただきました。ありがとうございます。

 

 さて2曲披露してくださったところで舞台の背景が変わり、何やら双六(すごろく)式のボードゲームのようなスクリーン画面になっています。左上が地球(지구)で、右回りに銀河(은하수)→水星(수성)→金星(금성)→銀河(은하수)→火星(화성)→小惑星(소행성)→銀河(은하수)→木星(목성)→月(달)→銀河(은하수)→太陽(태양)→土星(토성)→天王星(천완성)→銀河(은하수)→小惑星(소행성)→海王星(해왕성)→冥王星(명왕성)の順にマス目がぐるりと一周配置されていて、最後は地球(지구)に戻ります。左上の銀河(은하수)をスタートしてサイコロを振りながらマス目をすすみ、出た目のところのミッションをクリアすると寄付金が貯まるという仕組みのゲームのようです。

 

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 ナムギルさんの「STOPビックリマーク」で止まった最初のサイコロの目は「2」で2マス先の“金星”へすすみ、表示されたミッションは『デシベルを鳴らせビックリマーク(데시벨을 울려라ビックリマーク)』。そして登場されたゲストは映画『非常宣言』で共演なさった俳優のイム・シワンさんです。ナムギルさんからは「ミッチンノム(미친놈=イカレ野郎)」と紹介されていましたがそれは映画の中のこと、手を取り肩を抱き合うおふたりの様子はとても仲睦まじく、よい関係で撮影されていたのが伝わってきます。トークのときナムギルさんがスツールに座ろうとするのですが、意外に大きな飾りのラメストーンがスラックスのお尻部分にもついていたようで、座りたいけど当たって痛くて座れないと腰を浮かすナムギルさんがめちゃめちゃかわいかったです~ラブラブラブ

 

 さて最初のミッション遂行のためにチャレンジするのは歌合戦音譜。シワンさん、ナムギルさんがそれぞれ一曲ずつ歌を披露して、観客がどちらがよかったかを拍手と声援で判定し、その声援の大きさをデシベル測定して勝敗を決めるゲームです。一番手はシワンさん、最近コロナ陽性判定から復活されたばかりだそうですが、のびやかな声で歌われました。次はナムギルさんの3曲目、うっすら聴き覚えはあるものの曲名はわからず、でもバラード調の曲でした。直後の判定ではシワンさん102.9dB、ナムギルさん104.4dBでナムギルさんに軍配が上がっていたのですが、シワンさんをもう一度測定し直して106.1の高デシベルが出て、シワンさんに花を持たせたところで最初のコーナーが終了、寄付金は100万ウォンです。最後にシワンさんがじぶんのファンミのときにも来てくれますよねはてなマークと念を押すと、ナムギルさんは「もちろん行かなくちゃビックリマーク」と答えておられるのがほほえましかったですラブラブ

 

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 ここでナムギルさんは最初のお召し替えをされ、おしゃれな黒のパーカーとジャージにスニーカーというカジュアルな装いで軽やかに再登場。サイコロは「6」で、止まったのは“月”。ゲストはナムギルさん主演のSBSドラマ『悪の心を読む者たち』の原作者クォン・イルヨン教授と共演者の刑事役チョン・マンシクさんです。どうしてこのショーに来ることになったのかの問いに、クォン・イルヨン教授は、ただ「時間ありますかはてなマーク」と聞かれただけだったとおっしゃって、会場の笑いを誘っておられました。

 

 さて“月”のミッションタイトルは、ドラマをもじって『人の心を読む者たち(남의 마음을 읽는 자들)』。ナムギルさんとクォン・イルヨン教授が、それぞれじぶんが誰かを書いたトナカイの角の形のカチューシャを頭に乗っけて向かい合って座ります。相手に質問しながらその答えからじぶんが誰かを当てるゲームで、ナムギルさんは“スパイダーマン”、クォン・イルヨン教授は“サンタクロース”になっています。さすが悪の心コンビのおふたりの質問はどちらも鋭くて、「知っている人か」「男か女か」「職業は何か」などけっこう核心に迫る問いがつづき、とっさに出るその回答にもリアクションにも笑いがまき起こります。結果はやはり経験値で優る!?クォン・イルヨン教授があっさりと「サンタハラボジ」と当てて終了、寄付金は200万ウォンになりました。

 

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 次のサイコロの目は「3」で、“月”から3つ進んだ“土星”に到着です。このあたりで、なるほどミッションひとつに一人、あるいは一組のゲストが来られるんだビックリマークと気づき、・・・ってことはまだまだ先は長いのかなはてなマークとふと思いました。“土星”のゲストは、まもなく放送開始予定のこちらもナムギルさん主演のTVINGオリジナルドラマ『アイランド』で共演されているソンジュンさんです。ソンジュンさんは確か映画『어느날(オヌナル) 邦題: ワン・デイ~悲しみが消えるまで』でナムギルさん扮するイ・ガンスの義弟役を演じられましたが、184cmのナムギルさんが少し目線を上げるほどの高身長はさすがモデル出身でいらっしゃいます。

 

 トークでは互いの初対面の印象や、アイランドの初放送はいつか知ってるはてなマークいや、知らない(ナムギルさん)とか、ソンジュンさんはこんな席だとは知らずに来ました、などと楽しそうに話しておられたようで、ソンジュンさんの穏やかな話し方や醸し出される落ち着いた雰囲気は役柄からうける強い印象とはまた違って、ほんとうに好青年という感じでした。そして“土星”のミッションタイトルは『相撲の帝王(씨름의 제왕)』。씨름(シルム)は朝鮮相撲のことで、ナムギルさんとソンジュンさんが3種類の相撲で競い合います。

 

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 第1ラウンドは“팔 씨름(腕相撲)”。右手で組んであっさりと負けちゃったナムギルさん、よほど悔しかったのか左手でもやろうと再チャレンジしますが、やはりソンジュンさんの勝ち、しかもかなり余裕で(笑)。第2ラウンドは“손바닥 씨름(手押し相撲)”で両者譲らずの好対決でしたが、反射神経に優れたナムギルさんの勝利。第3ラウンドは“허벅지 씨름(太もも相撲)”、日本では見たことがないのですが、向かい合って椅子に座り、相手の膝の間にじぶんの膝を入れて股割りしたり締め上げたりして闘う相撲のようです。力で優るソンジュンさんに、ナムギルさんは何度も「痛い、痛いあせる」と言いながら、負けたあとは脚の屈伸運動までしておられました笑い泣き。ここまでで300万ウォンの寄付金が貯まりました。

 

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 ところでソンジュンさんで“土星”に止まったとき、太陽系の中心ともいえる“太陽”をスルーするのはてなマークとちょっと不思議だったのですが、次のサイコロで無事に爆  笑ひとつ戻り、“太陽”に到着です。ここでのゲストはNetflixオリジナルドラマ『盗賊:剣の音』でナムギルさんと共演された方々で、向かって右から少女時代のソヒョンさん、チャ・チョンファさん、イ・ヒョンウクさん、コ・ギュピルさん、チャ・ヨプさん、チョン・ムソンさんの総勢6人ビックリマークわたしがその場でお名前を知っていたのはソヒョンさんとコ・ギュピルさんのみで、他の方はドラマなどでお顔はよく拝見するもののお名前を存じ上げず、後日ナムギルさんの日本公式ファンクラブGilveot(ギルボ)がInformationにあげてくださった記事で知りました。

 

 舞台上は6人のゲストとナムギルさんの掛け合いでとても賑やかハートのバルーン。とくにナムギルさんが可愛がっておられるコ・ギュピルさんは、今日もナムギルさんにあれやこれやとかまわれていましたし、ふだんクールなイメージのイ・ヒョンウクさんが、「(撮影中)ナムギルさんのおかげでとても集中できました」と言いながら、「こんなふうに・・・」と思いっきり寄り目の変顔!?をされたのにはびっくりぽんビックリマーク。もちろんそのあとナムギルさんも本家!?の寄り目をバッチリ披露してくださって一同大爆笑でした。さて、7人もの大勢で遂行するミッションは『미션 KIM 파서플』。“ミッション・インポシブル”にひっかけて“キム・ポシブル”って読むのかなはてなマーク

 

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 その内容は①제기 번갈아 5개 차기(2인 미션)(チェギを交互に5回蹴る=2人ミッション)、②딱지 한 번에 뒤집기(めんこを一度でひっくり返す)、③보틀 플깁(물병 던져 세우기)(ボトル・フリップ=水の入ったボトルを投げて立てる)、④플리잉 스푼(フライング・スプーン)、⑤연필 5자루 꺾기(鉛筆5本を手の甲に載せてから投げて落とさずにつかむ)、⑥콜라칸 세우기(コーラ缶を立てる)という一発芸にしてはかなり難易度の高いものを、99秒という制限時間のなかで、全員が参加して連続で成功させなければなりません。

 

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 なかでもソヒョンさんとイ・ヒョンウクさんがチャレンジされた③と、ナムギルさんがみごと最後に決められた⑤は技術だけでなく運も持ち合わせていないと一発勝負でできるものではなく、最初のコ・ギュピルさんとチャ・ヨプさんとのチェギ蹴りで少し時間を使ってしまい完遂は難しいかなはてなマークと思ったのもつかの間、7人が一致団結、なんと26秒ものタイムを残してミッション・コンプリートとなったのはさすがベルでした。ラストのナムギルさんのコーラ缶立ては、中身を少しずつ飲みながらバランスをとり、缶底の一部だけを支えに斜めに立てるという超高難度ビックリマーク我々凡人は練習でできて本番でコケるものですが、練習ではできなくても本番でバッチリキメるところはやっぱり“持ってるひと”なんだなぁ~と思いましたラブラブ

 

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 総勢7人で挑んだおかげで寄付金の総額は700万ウォンに達し、『盗賊』チームのコーナーが終わったところで時計を見るとすでに午後8時20分。先ほどのナムギルさんのお話のなかでも「2部を用意している」と言っていた気がするし、双六が一周しないまま中途半端に終わるとはとても思えないし、この時点で前回2019年の宇宙最強ショーと同じく、公演時間は4時間を超えてくることを確信しました。すると間の悪いことに急にお手洗いに行きたくなり、このあと2時間持ち堪えられる自信もなくて、大変申し訳ないと思いつつナムギルさんが去られたあとのスクリーンに映し出される映像を横目に、お手洗いへと中座させていただきました。

 

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 思い出すままを書き連ね、韓国語の聞き間違い、書き間違いにくわえてわたしの勘違いや記憶違いも多々あるはず、ここまでお読みくださった皆さまには衷心より感謝とお詫びを申し上げなければなりません。長丁場を予想したのか女子トイレは意外な混雑で、わたしが席に戻れたのは10分後の午後8時30分、舞台上には待望飛び出すハートのミカエラさんが登場しておられましたラブクラッカー。(後半へつづきます)

 

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