夕食どきに何となくつけているテレビテレビを見ながら、最近どのチャンネルを回しても、同じような番組が多いなぁ~と思います。地上波放送はとくに放送局による差別化が薄れ、似たり寄ったりの内容が多い気がするのですが、気のせいでしょうかはてなマーク

 

猛暑に局地的な豪雨など、年々過酷な環境の中で生きなければならないのは植物も同じですよね。でも野の花の凛とした強さにはいつも元気をもらいますラブラブ

 

 なかでもとくに増えたと思うのが、食べもの関連と動物映像番組です。同じ食べものでも一般的なグルメ番組や料理番組ではなく、業務スーパーやコストコホールセールなど激安スーパーマーケットが頻繁に取り上げられ、そこでの買い物とお買い得商品を使ったレシピなどの紹介、さらにふつう以上の大盛りラーメンカレーパスタが売りの食堂などをピックアップして、それを大食いを得意とするひとたちが制限時間内に食べきれるか競い合う番組みたいなのが目白押しで、夜のバラエティ番組ってそれしかないのはてなマークと思ってしまいます。

 

 動物映像番組は仔犬トイプードルや仔猫オッドアイ猫など、視聴者投稿らしいペットのおもしろ画像を編集したものが延々と流れていて、最初は「かわいい~音譜。」と思いながら見るのですが、ずっとそればかりではさすがに飽きるし、オチを見る前から展開が読めたり、ときに別のテレビ局で以前見た映像などをまた見てしまうと、一気につまらなくなります。動物と子ども(赤ちゃん)なら間違いなく視聴率がとれると思ってるんでしょ、その手には乗らないゾとテレビに向かって悪態をついてみたり・・・(笑)。

三角錐の“柏葉紫陽花(カシワバアジサイ)”も、少々色が悪くなっていますがまだ元気に咲いていました。

 

 それぞれに得意分野があるのか、出演するひとたちもタレント、素人を問わず見覚えのある顔ぶれが多いし、やはりそれも視聴率のとれる好感度の高いひとたちに偏るのは仕方がないのでしょうか。サンドウィッチマンのおふたりが秘境をバスや電車で回りながら食事処を探す番組や、いくつかのコンビニエンスストアやファミリーレストランがそれぞれ自慢の商品を持ち寄って、その道のプロたちに味の判定を仰ぐ番組なども始まったころは興味深く見ていたのですが、最近では必ずこうなるというお決まりの展開に食傷気味で、チャンネルを合わせる回数がぐんと減りました。

雨上がりにひときわ鮮やかな露草のブルー。

 

 と、文句ばかり言っていますが思い返してみると、今までにもテレビ番組、とくにニュースやドラマなどを除いたバラエティの分野には流行り廃りがいろいろありましたね。ランキング形式の歌番組やアイドル全盛の時代もあったし、いろいろなパターンのクイズ番組で出演者の皆さんが博識を競い合ったり、お笑い番組は不動の人気なのか今でも多いですが、そこに出てくる芸人さんたちは一部を除いては入れ替わりのサイクルがとても速く、覚える前に通り過ぎてしまうこともしばしばです。そう思ってみるとテレビ番組は世相を反映しているのかもしれず、今の番組構成は、もしかしたら長引くコロナ禍による閉塞感もどこかに影を落としているのかもと思ったりもします。

 

 娯楽の少なかったひと昔前と今とでは世の中の事情がまったく変わっているのも事実で、無料有料を問わず動画配信サービスの行き渡った今では、もしかしたらテレビの存在そのものも危うくなりかねず、そんななか、多様化する視聴者のニーズに応えつつ、スポンサーの顔色も窺わなければならないテレビ局側も大変だろうなぁというのは何となくわかります。でも地上波放送もそろそろ、“爆盛り”やかわいい犬猫にばかり頼らない何か新しい切り口の番組が現れてくれないと、我が家の〈テレビ視聴番組編成表〉はNetflixやスカパー!のラインナップにほぼ席巻されてしまうかもしれません(笑)。

 

 テレビ番組ではないのですがもうひとつ、最近のアイドル歌手はソロやデュオではないガールズグループやボーイズグループなど、大所帯のダンス&ボーカルグループがとても多くなったと感じます。そのむかし、祖父母がテレビに映るアイドルたちを見ながら「誰が誰やらわからん、みんなおんなじに見える。」と言うのを笑っていましたが、今はまさにわたしがその状態爆  笑。K-POP、J-POPともにグループの区別すらアヤしく、個人の特定となると完全にお手上げですあせる。この一つのグループのメンバーが多いという風潮も、何か今の世相と関係しているのでしょうか。どなたか芸能事情に詳しい方にお聞きできたらさいわいです。

 

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