郵便局の貯金窓口で普通預金口座に入金しに行ったときのことです。ATMで小銭を入金しようとすると画面に注意喚起のメッセージが出るので気をつけていたのですが、窓口なら大丈夫と何となく思い込んでいました。あとから思うと、それがまちがいの元でしたあせる

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暖かくなるといろいろな花たちに会えて、散歩がとても楽しくなりました~音譜

 

 その日の入金は、趣味の韓国語講座で使うテキストをわたしがまとめて注文したものの代金で、メンバー全員がそれぞれお釣りのないようちょうどの金額を持参してくれていたので、それをそのまま持って総額を書いた入金票とともに窓口に出しました。「小銭の入金は手数料がかかりますがよろしいですかはてなマーク」と言われ、てっきりコインカウンターで数えて枚数を教えてもらってから判断すればいいと思っていたわたしは「はい、すみませんがひとまず数えてもらえますかはてなマーク」と答えたところ、窓口のひとから、「こちらで数えて51枚以上あった場合は、その時点で手数料が550円かかります。よろしいんですねはてなマーク」と念を押されたのです。

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手入れも栄養も悪い我が家なのに、毎年ちゃんと咲いてくれる小手毬合格

 

 エッ、そうなの!?(左矢印心の声あせる) かなり小銭が多かったのでつい、先方に数えてもらえばいいやと他力本願だったわたしは大あわてビックリマーク「すみません、じぶんで数えます。」と、その場で全員から集めた小銭を数える羽目に・・・あせる。10円50円100円500円の種類は関係なく枚数のみだそうですが、後ろに並ぶひとたちの視線も気にしながらとにかく必死で数えたところ、なんと59枚・・・目(うそぉ~~ガーン汗)。このままだと550円の手数料がかかってしまいます。やはりそれは避けたくて、50枚以内におさまるようわたしが自ら“両替”して事なきを得たのですが、なんとなく釈然としません。金融機関の窓口にいるのに、なんでわたしが両替をして、その小銭を持って帰らなくちゃいけないのはてなマーク。いや、550円をケチったんだから仕方がないんですけどえー

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 郵便局(ゆうちょ銀行)の場合、窓口での硬貨の預け入れ手数料は51枚~100枚で550円(※50枚までは無料です。でもATMでは硬貨1枚から110円かかります)、101枚~500は825円、501枚~1000枚は1,100円ってかなり高額ではないですかはてなマーク。極端なことをいうと1円玉51枚(つまり51円)を入金するのにATMだと330円、窓口では550円かかることになり、手間賃とはいえここまで高額にするところをみると、なるべく小銭での入金はしないでほしいと言われているような気がします。むかしから“1円を笑うものは1円に泣く”と言うし、小銭であろうとお金の価値に差はないはずですが、クレジットカードや電子マネーが浸透してきた今では、金融機関ですら小銭は敬遠されるということでしょうか。

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 銀行にも持っていきづらくなった小銭をどこで使おうかと考えてみると、思いつくのは最近増えてきたセルフレジか、神社の賽銭箱に入れることくらい。子どものこづかいに渡して貯金箱にそれを一生懸命貯めても、じぶんで数えて50枚以内にしてこまめに入金しに行かなければ容赦なく手数料を取られてしまうと思うと、子どもに押しつけるのも気が引けます。また賽銭といえば小銭が基本、入金手数料がここまで高くなると、神社やお寺は集まった賽銭の扱いにも困るだろうと、よけいなお世話と知りながら気になります。そう考えると、1円玉から500円玉まで6種類もある硬貨って、ほんとうにぜんぶ必要なのかなぁ~と思ったり。

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 いや、でもやはり皆がみなクレジットカードや電子マネーを持っているわけではないし、釣銭用など必ず小銭は必要で、わたしの勤め先の病院でも定期的に銀行へ両替しに行くのですが、これにも条件つきで毎回手数料がかかります。小銭をお札にするのにも、お札を小銭にするのにも、結局どちらも手数料がかかるのね・・・と嘆息していたら、とてもユニークな記事を見つけました。大阪・交野(かたの)市の住吉神社で、釣銭に小銭を必要とする商店主向けに1円、5円、10円、50円、100円、500円の硬貨を50枚束で用意し、手数料無料で両替してくれる“コインチェンジ”というサービスを始めたというのです。

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 なんて素晴らしいアイディアなんだろうビックリマークと思います。ほとんどが小銭の賽銭を銀行口座に入金したいけれど手数料に悩む神社と、釣銭を用意するために細かい金種に両替しなければならない商店主たちの利害がみごとに一致、さらに両者が自主的に物々交換することにより金融機関の手間も省けるし一石三鳥、皆ハッピー合格の試みではないでしょうか。思いついたひともすごいし、それをすぐ実行に移す行動力もみごとなものです。

 

 はなしは戻りますが、わたしが郵便局の窓口で入金しようとしたときに感じた違和感は結局のところ、お金を扱う金融機関なのに、小銭を面倒なもの、手間のかかるものとして区別、排除しようとする(ようにみえる)その姿勢への不快感ではなかったかと思います。一方大阪住吉神社の取り組みは、小銭を邪魔もの扱いせず、適材適所の居場所をきちんと与え、しかもそれに伴う手間賃も無償にしましょうというその心意気があっぱれ!!だと感じ入りました。

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 ただやはり、両替や入金手数料の高額化は手間賃の側面だけではなくいろいろな要因がからみあっての結果だと思うので、たとえばふつうはお札で払うような金額をビニール袋いっぱいの小銭で出そうとしたり、セルフレジの硬貨口に大量に投入するなど、一般常識からかけ離れた行為は慎むべきで、そういうことへの警鐘でもあるのかもしれません。わたし自身も文句を言うだけではなく、これを機会に、小銭に肩身の狭い思いをさせないような使い方を工夫しようと改めて思います。そして金融機関の窓口に小銭を持ち込むときはまず数える、をマイ・スタンダードにしなくちゃですニコニコラブラブ

 

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