今回の旅は、わずか二泊三日のあいだに江華島(カンファド)とソウルというタクシータクシーで移動するだけでも約2時間はかかるそれぞれの地に、目的の場所をめいっぱい詰め込んだけっこうな強行軍でしたが、ありがたいことにくまさんもわたしも、エステエステやネイルネイルやグルメ食事や化粧品コスメなどのショッピングにまったく興味がなく(笑)、ひたすらナムギルさんの足跡をたどって文字どおり歩き回ることに幸せを感じる人種!?だったおかげで、お互いにストレスなく、そしてこの上なく充実した時間を過ごすことができました。ともにする友、まさしく길벗(ギルボ・道連れ)がいる幸せを実感する日々でした。

何かのインタビューでしたか、ナムギルさんがソウルに来たらぜひ見てビックリマークとおっしゃっていた清渓川(チョンゲチョン)広場からの眺め。ギルさん、見に来たよ~ラブラブ

 

 やさしく包み込んでくれるオモニ(おかあさん)のような大明軒(テミョンホン)の崔(チェ)さんにお逢いするためにだけでももう一度行きたいと思う、豊かな自然と歴史が息づく江華島(カンファド)に後ろ髪を引かれながらも別れを告げて、一路ナムギルさんのいらっしゃるソウルソウルを目指します。・・・って、別にナムギルさんに会いに行くわけではないんですけれどねあせる。同じ空の下、このソウルの何処かにいらっしゃって、同じ空気を吸っているかもしれない・・・と思うだけで十分幸せなのです~ラブラブラブラブラブラブラブ 単純ビックリマーク

ギルペンさんならすぐにピンぴん!とくる場所・・・そうですビックリマーク ホ・イムギルさんが矢矢で射られて最初に落ちてきたところです。

 

 さて、首都ソウルの楽しみ方は目的に合わせてさまざまありますが、わたしが一番行きたいところ、いつか必ずと夢にまで見たところは漢陽都城(ハニャントソン)です。漢陽都城(ハニャントソン)とは、14世紀末の1392年、太祖李成桂(イ・ソンゲ)が高麗を倒して建国した李氏朝鮮王朝の首都、漢陽(ハニャン・現在のソウル)をぐるりと取り囲んでいた城郭のことで、内四山(ネササン)と呼ばれる駱山(ナッサン)、南山(ナムサン)、仁王山(イヌァンサン)、白岳山(ペガクサン)の四つの山の稜線をつなぐように築城され、全長は18.6kmにも及びます。

Nソウルタワーから下ってきて白凡(ペクボム)広場を過ぎると、ナムギルさんのガイドどおりにラブラブ正面にヒルトンホテルが見えてきます。崇禮門(スンネムン)までもう少しです。

 

 ソウルが風水思想に基づいて作られた都市であることは聞きかじっていましたが、巨大な城壁に守られた城郭都市だったことは、我らがキム・ナムギルさんが設立され代表を務めておられる文化芸術NGO団体『Gilstory』(ギルストーリー)のキャンペーンを通じて初めて知りました。漢陽都城(ハニャントソン)は、20世紀初頭の日本統治下の時代や、都市の近代化の影響を受けて一部毀損され、城壁が消失している区間もありますが、現存する世界の城郭のうち、最も長きにわたってその機能を果たしてきたという歴史的価値を見直す動きのおかげで、現在のところ全体の約7割が復元も含めて整備、保存されています。

地下鉄を下りて歩いていたら、駅の壁が城壁のようになっていました。なんだか嬉しいニコニコ

 

 このような韓国の歴史的遺産である漢陽都城(ハニャントソン)の保存と周知のために、Gilstory(ギルストーリー)では『文化芸術キャンペーン:道を読む男、ソウル漢陽都城(ハニャントソン)』、『クラウドファンディング:私たちが作る文化遺産、漢陽都城(ハニャントソン)』、『市民参加キャンペーン:ソウル漢陽都城(ハニャントソン)10人10色』などのキャンペーンを展開しておられ、ナムギルさんご自身も手ずから書き下ろされた漢陽都城(ハニャントソン)を紹介する文章や、ご自身の声(ハチミツヴォイス恋の矢)でナレーションをされたオーディオガイドの制作などで参加されていますので、それらを一字一句訳して読みながら、いつかナムギルさんのガイドどおりに、ナムギルさんのご覧になったもの、感じられたものの跡をたどって漢陽都城(ハニャントソン)を歩きたい・・・と願い続けてきたのでしたあせる

南山(ナムサン)の八角亭(パルガクチョン)。八は末広がりで韓国でも縁起のよい数字なのでしょうか。至るところで八角形の東屋を見かけました。

 

 もし少しでも興味を持っていただけましたら、わたしの下手な説明よりも何よりも、ぜひ一度こちらへ飛んで、実際にGilstoryの世界を見てみてくださいビックリマーク

 

http://roadstory.gil-story.com/index_j.php  こちら

 

翻訳されていない場合は、右上の言語ボタン右端のⒿをクリックすると日本語になると思います。なかでもオーディオガイド1~5は必見ならぬ必聴です!! 韓国語が分からなくても、ハチミツヴォイス恋の矢のナムギルさんのお声は、まるで音楽のように心地いいですよ~音譜

こちらのオーディオガイドは、Gilstoryの『文化芸術キャンペーン:道を読む男、城北(ソンブク)編』のフルバージョンです。ナムギルさんのお声とともに、城北洞(ソンブクトン)の昼と夜を歩いているような幸せな気持ちラブラブになります。ぜひ飛んで聴いてみてください~音譜

 

 さて旅の二日目夕方、諸々の予定変更を乗り越えてくまさんとふたり、ようやくソウルのランドマークでもある南山(ナムサン)のNソウルタワーにたどり着き、木覓山(モンミョクサン)の狼煙(のろし)台址、南山八角亭(ナムサンパルガクチョン)を経て、復元された城郭に沿って漢陽都城(ハニャントソン)の南の大門、崇禮門(スンネムン)までの道を歩きました。ライトアップされて神々しく輝く崇禮門(スンネムン)に圧倒されながらも、大都会の大通りの真ん中にぽつんと取り遺されたような姿を見ていると、『崇禮門(スンネムン)もゆったりと趣のあったその昔を懐かしんでいるのではないでしょうか・・・』(漢陽都城7話より抜粋:やんたろ訳)というナムギルさんのつぶやきが蘇ります。

国宝第1号に指定されている漢陽都城(ハニャントソン)の四大門のひとつ、崇禮門(スンネムン)。大小八つの門のうち最も南に位置しているので、南大門(ナムデムン)とも呼ばれています。

 

 わたしの記念すべき漢陽都城(ハニャントソン)デビューの第一歩は、2018年10月27日のことでした。

 

音譜音譜音譜 yantaro 音譜音譜音譜

 


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