がんという病名にとらわれない
中国医学は、道教とつながっています。
道教とは、2500年前、今でいう哲学者・老子の言葉をもとにした古代中国の思想です。
私はこんな本を読んで、お勉強しています😊
道教と中国医学
決して人を責めない
とがめない
罪や罰で脅かさない
老子は、〈あるがまま〉の人を受け入れる道(タオ)を説きました。
頭で考えるのではなく
客観的に物事を見つめる事で
真理に気づく
そんな道教の考え方の1つに、色々なモノに名前をつけてはいけないというのがあります。
名前をつけないススメ
名前をつけると
それにこだわってしまう
名前をつけると
それにとらわれてしまう
中国医学の考え方も、まさしくこの通りです。
「自分の体調に無理に病名をつけてしまうと、病名にとらわれてしまう」
そうすると、逆に、本質の治療方法が見えなくなってしまったり、「薬を飲まないと治らない」と思い込んでしまうケースもある。
中国医学でのがんの見方
今起きている現象を考えて、そこを改善する。
「なぜ、その現象が起きているのか?」
そのメカニズムを考えて、対策を考える。
メカニズムを考えて対策を考えるという事は、道理を考えるという事。
診断や治療の際に。
道理を考えて取り組むと、スムーズに事が運びだす流れになっていきます。
この道理を患者さんと一緒に考えるのが、中国医学のお仕事です。