
1970年代、YAMAHAの最高機種と云われたプリメインアンプ「CA-2000」です。
買った当時15万円くらいしました。
その頃流行っていたシステムコンポだったら30W+30Wクラスが買えてしまうほど高価なアンプでした。
5年前に実家を片付けた折に大量のレコードと共に引きあがてきましたが、通電はするものの音が出ない状態だったので、古典オーディオ専門の業者に持ち込んで、基板のトランジスタやコンデンサを全交換してもらい、3万円をかけて復活を遂げました。
なんでこんな古いアンプをと思われるでしょうけど、Phono入力があるアンプじゃないとレコードの音源が再生できないし、何より針のVUメーターのあるデザインが今でも好きなんですよ。

それからYAMAHAらしいナチュラルな音を堪能していましたが、ここ最近になって擦れるようなノイズが気になりだしました。
ボリュームとバランスからの「ガリ」音は全くなく、どうやらインプットセレクターのツマミを触ると「ジジジ・・・」というノイズが出ているようなので、このスイッチの接点を清掃してみましょうか。

そこで、この接点復活剤を試してみようかと思うのですが、職場の若いオーディオマニアのお兄さんに聞いてみたところ、一時的な効果がある一方、使いすぎると逆に汚れが固着して、後で後悔することになるって言うんですよ。
まあ少量を綿棒に付けて磨く分には大丈夫でしょうってことなので、やってだめだったらまた考えますか・・・。

キャビネットを外してみると、いやビックリ。
前面パネルの裏でツマミとスイッチが繋がってるものと思いきや、奥の基板に固定されたスイッチ本体まで、ユニバーサルジョイントを介してロッドで回していたんですね。
以前オーバーホールしたので埃は殆どなく、基板のハンダも痩せた感じはありません。
それにしてもデカいトランス。(熱くなる訳だ)
B級120W+120wの出力は伊達じゃないですね。

本来ならこの基板のハンダを溶かしてスイッチを取り出し、分解清掃したいところですが、かなり困難な作業になりそうなので、あっさりと諦めて手が届く範囲にとどめるとします。
ですがこのスイッチの接点の基板は、わずか3mmほどの隙間しかないので、どれだけの効果が期待できるか・・・。

万力で平たく潰した綿棒の先に接点復活剤を沁み込ませ、放射線状の接点を拭きあげてからロッドを手でカチカチと回し、スイッチの接点をきれいにします。
綿棒の先が結構黒くなってきたので、それだけ埃や金属カスが付着していたのでしょう。
ついでに背面パネルの各接続端子も磨きました。

「カーペンターズ」のCDを再生し、効果を確かめます。
当然CDプレーヤーのセレクトはないですから、チューナーのターミナルに接続しています。
見事!YAMAHAの固くて透明感のあるピュアサウンドが復活しました。
カレンの息遣いまでリアルに聴こえ、まるで目の前のマイクスタンドに立って歌っているようです。(ちょっとオーバーですが)
KUREのコンタクトスプレー、ぜひお試しあれ。