本日(11/27)、11回目の「在韓中国志願軍兵士遺骨返還」に関するライブ配信がされています。


これは、先の朝鮮戦争の際に「朝鮮半島を超えて進軍してこようと画策していた米軍への抑止」を目的に編成された中国人民志願軍兵士たちの”朝鮮半島側に残された遺骨”を母国中国へと連れ帰る事業であり、今回で11回目となります。

 

翻って我が国日本は、国家事業としてきちんと兵士の遺骨返還事業をしてくれたことが今まで一度もないように記憶しています😔

日本の場合、それを実行しようとすると太平洋およびインド洋の多数の国から膨大な人数の遺骨を連れ帰らねばならず、決して容易な話ではないのですが、それでも「バブルで一番豊かだった時代にやっておくべきだったよね、国として」と我が家では時折話しているのです。

日本が兵士の遺骨に関して敬意と関心が薄いように思われるのはこれに限った話ではなく、実際の戦没者苑である千鳥ヶ淵がどんな文脈であれ「英霊の眠る場所」として強烈にクローズアップされることが少ないな、という点にも感じられます。

 

朝鮮戦争で発生した遺骨といえば、第1次トランプ政権の時期に「朝鮮から米国へと米軍の遺骨が返還」されたこともありました。


常時自国を敵視し制裁を加え続けている米国に対して、(第一次政権時代のトランプが仲介して南北朝鮮を統一させようとした経緯があるとはいえ)「米軍兵の遺骨をちゃんと保管していた」朝鮮の対応は大人だなと、私としては感じます。

 

翻って我が国日本は「遺骨がなかったので石を箱に入れて遺族に渡し...」のままそれっきり。

この扱いの違いは一体なんなのだろう、とこの”彼我の違い”に気づいてからずっと悩ましい思いが私の中にはあります。

”英霊”と讃えるのなら、その遺骨を引き取ろうと、せめて努力をしようとするのが、国としての誠実なあり方のはずなのではないか?と......

それが感じられないことが、ただただ悲しいです。