本日9月1日は、1923年(大正12年)に関東大震災が発生した日であり、明日9月2日はポツダム宣言が事実上受諾確定となった日本の降伏文書調印の日です。

 

 

前者に関しては、震災の本震発生後に起こった市民による大量虐殺事件をめぐって、現東京都都知事が任期中まだ一度も追悼文を送っていなかったり、事件をなかったことにしようとする歴史修正もとい歴史改竄主義者の動きが近年強まって来ていると感じます。

それでなくても「自国の加害をまったくもって教えていない」傾向が著しい我が母国日本、近年の衰退にともなって「日本スゴイ」という自他分別のなさの増加も手伝って、この類の歴史改竄が日に日に進行している状態。

日本政府までが、というか今の自民党政権なら無理もないのですが、火に油を注ぐかのように「歴史戦」などという言葉を用いる始末。

過去の歴史に対する畏敬の念があれば用いたりしない言葉であり、不誠実さに満ちていると思わざるを得ません。

 

歴史に関する記憶は実に風化しやすいため、しつこく繰り返し各時代各種話題に関するドキュメンタリー等を放送し続けるRT(Russia Today)やCCTVその他の国々の報道とはえらい違いです、本邦のマスメディアの情報発信の状況は。

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後者に関しては、「8月15日がポツダム宣言受諾を宣言=終戦」と完全に勘違いされてる向きがあり(私自身も長年勘違いしておりました)、公式に受諾が確定したのは9月2日の調印日。

これに関しては、情報の受け手である我々の勘違いというよりは、そう受け取るように誘導されている情報発信のありかたにも問題はあるとは思いますが。


ところでここ↑(調印式)で、「United Nations」という言葉が出て来ますが、United Nationsといえば現在では日本語では「国連=国際連合」と訳されていますが、実はこのときの「連合国」がスライド...つまり「国連会議は戦勝国会議」と解釈したほうが妥当なわけです。

これまた「国際連合」などと訳されているがために我々が誘導される勘違い。

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ちなみに中国語ではきちんと「連合国」と訳されております。

 

ちょっと油断すると、こういう誘導は本邦は引きも切りません。

実は他国のことをやいのやいの言ってられる状態ではないほど、その類の誘導や「教えるべきなのに教えていないこと」や「すきあらば歴史改竄しようとする力」は多岐にわたります。

 

ただの一般市民(『激走戦隊カーレンジャー』風味)の私とて当然その誘導や騙しのマス情報の影響を受けなかったはずはなく、ずいぶんと誤認誤解を繰り返してきました。

そんな過去をなかったことにはできないけれど、せめて「折に触れ知識や情報等の洗い直しを継続していき、これ以上騙され続けないように」は意識はしていきたいとは日々考えている次第です。

 

勢いで大量発信されてる情報は作為も多々混じっていることが多いし、資料を探し出し読み込んでいく作業を継続していくことは必ずしも容易なことではないのですけれどもね。

 

でも、せめてそういう「振り返って学びを続ける意志」だけは心のどこかに持っておきたいと思う所存です。