本日10月1日は国慶節、中国の建国記念日です。

CCTV(中国中央電視台)や鳳凰資訊(Phoenix News/香港)のニュースライブ配信等々でも記念式典の模様が中継されておりました。

それらの映像を感慨深く拝見いたしました。

彼の国のたくさんのかたがたがご自身の手で勝ち取った独立と建国の姿だと思います。

 

その気になれば世界のさまざまな情報を探すことができる、世界の動きに近づこうと意識しやすい時代になったなと思います。

 

記念式典の中継を見ていると、インド在住時代にいくつか出席した同国の独立記念日(8月15日)式典を思い出します。

自治体が主導するものから、病院単独・ライオンズクラブ単独・カルチャーセンター単独など、国全体で見れば文字通り「無数の記念式典」が催されておりました。

 

翻って我が国日本はというと......

明確に「独立や現体制での建国(1945年以降のこととして)を回想して心に刻む」という日を私たちは持っていないように思います。

自分たち自身で闘って勝ち取った独立ではないからでしょう。

1952年4月28日にサンフランシスコ講和条約と日米安全保障条約が発効したことで、外見上は独立国家になったように見えますが、長年与党政権の座を掌握している自民党はそもそもが米国の傀儡政権として結党されたものですし、日本の政策は外交を含めて米国に左右され自主性に乏しい状態、つまり「実質は植民地状態が継続中」と言わざるをえないからです。

首都のほぼ心臓部に米国の軍事施設や大使館以外の治外法権エリアをいくつも抱え持っている状態では独立国家と呼ぶには無理があると考えます。

 

いつになったら本邦は、真の意味で独立国家となれるのか。

それ以前に、いったいいつになったら「我々本邦の民の多くが真の意味で独立・建国し、それを心から祝えるように...という”本来やらなければいけないこと”に気がつくことができるのか」、そういう思いに駆られる日々です。

 

今はそのことに気がついている人があまりにも少なすぎますから......

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