防衛省が米国製の巡航ミサイル「トマホーク」について、2027年度までをメドに最大500発の購入を検討していることがわかったのが約1週間前。

 

 

「反撃能力なくて先制攻撃のための言い訳づくりじゃなかろうか」と思える、「相手が撃ってくると思ったらこちらが先に撃って良し」的な政府内討論に呆れてしまう.......ことに関してはまた別のお話として。

 

購入検討対象のトマホーク、というのがいささか解せず。

なぜならトマホークは、四方を海に囲まれた日本列島にとって「日本列島から他国に向かって攻撃するには無用の長物」だからです。

軍事後進国の都市を攻撃するほうが、用途としては向いているとのこと。

たとえば米国がイラクでやったような......(↓)

日本列島本土から他国へ向けてこれを発射しても、迎撃される可能性が割と高そう。

割とミリオタ系の相方ヒゲ氏の見立てだと、「中露からは85%くらい迎撃されそう」というところでしょうか。

他にも武器にお詳しい方々が複数、「トマホークは無駄なお買い物。古い兵器だし」といった感じの反応のご様子。

 

日帝軍お得意の奇襲攻撃、という条件下でなら数発は着弾してくれるかもしれませんが、なにせ一発あたりの破壊力が大きいとは言い難いため、一つの作戦として戦果をあげられるとは考えにくいのではないかと......。迎撃態勢が取れていない都市を一方的に無差別空爆するのに適した兵器ですよね...。

 

で。

 

ここで我が家が「日本にとってこのトマホークが役に立ちそうな場面」を考えてみると、現状のウクライナのように「自国の原発を標的にして”停戦しないからな!自民党の権利と延長政権を認めろ!”と相手方と周辺諸国を脅かす」のが一番の用途...ということに思い至ります。

嫌な予想ですけど、いろいろ調べてると、そういう予想になっちゃうんですよね......。

(*u_u)

 

まあ米国側からすれば「お古のミサイルが処分できてラッキー」なんじゃないかと思ってます。

今年の露宇戦役に対する「他国の武器提供状況」の一部を見ても、「お古を処分。その在庫がなくなってきたら支援を拒否」的に見えなくないので......。

このあたりの認識の違い、日米で大きいんだろうなあと思ってます。

同じく米国から入手したF-35は牽引中にずっこける一幕もあったし、このあいだ韓国でも米製の対空ミサイルが落っこちたし......

 

 

正直実用に供したらどうなるんでしょうか、と不謹慎な意味で鼻から変なため息がもれます。

(o´Å`)=з