パパブッシュことジョージ・ハーバート・ウォーカー・ブッシュの回顧録『ジョージ・ブッシュのパックス・アメリカーナ』を読み始めたら、口絵ページのところで「イラク軍がクウェートから撤退しても多国籍軍は手を緩めず徹底攻撃を続ける」なる箇所を発見し、「おいちょっと待てよブッシュそれはダメだろ💢」とツッコミの言葉を止められなくなる私。
なぜ米国なら、米国が組織した国連軍ならそういう蛮行が許されるのか。
「クウェート侵攻を食い止める」なら、イラク軍が撤退した時点で国連軍も停戦するべきでしょうに。
なぜ撤退した側に対する「徹底攻撃」なるものが許されるのでしょうか。
どこがどこに対しておこなうのもダメでしょうに、とどうしてもツッコミの言葉が湧いてきます。
なぜ米国と米国が仕立てた国連軍なら受け入れる人が(特に日本には)こんなに多いのか。日本自身も太平洋戦争において、米国による空爆で無謬の一般市民を多数殺された国なのに、なぜ同じことを他国に対して繰り返す米国のやることには「平和を守る世界の警察」と思い込んでしまうのか......。
平和を守る世界の警察なるものが本当に存在するなら、その陣営は無謬の一般市民を国土が焦土になるほどに空爆しまくらないでしょうに......。
私としては、その部分に対してはどうにも理解できないものがあります。
