TVアニメ版『人魚の森』視聴を完走。

「”なりそこない”にならない」という保証付きで人魚の肉を食べないといけない、食べないという選択肢を許されない、という状況に仮になったら食べるのは35〜40歳前後の時期にしておきたいなあと思う所存。

見た目があまりに若いと未来永劫ろくな目に遭わない状況が続きそうだから...

 

同作の『人魚の傷』ではそれが子供で描写されていたので「若けりゃいいってもんじゃない」が非常にわかりやすい流れになってましたが、若い時分にはうっかりすると高校大学時代のルックスとノリのまま「不老不死だといいなあ」と考えてしまいかねません。

「若い頃が一番いい時代」が必ずしも真実を言い表してないことは、中年を過ぎてから気がつくものだったりしますし。

 

歳をとると、こちらが望んでもいないのに失礼な言動や行動でナンパしてきたり追いかけてくる......に遭遇する被害も減るし、そこそこ中高年くらいの年齢レンジだと「若い女だから舐めた態度で接してやる」とか「若い女なんだから男の誘いを受けて当たり前だろう」と強要されたり、とか「年寄りには冷たく接してやる」とかそういった諸々の被害に遭う確率が「若い」「老齢」より相対的に減少すると、実際の経験の数々から痛感しますしねえ......。

社会が認めてくれる自分の立場や責任能力などの担保から考えると、あまりに若い時に人魚の肉を食べちゃうもんじゃないよなあと、特に『人魚の傷』エピソードで思ってしまった次第。

 

とはいえ、完全焼却とか首を落とさない限り死ねないというのはそれはそれで厄介ですけれどもね。

「死なない」を通り越して「何やっても死ねない」は結構つらいかと。

 

現に、一緒に見ていた相方ヒゲ氏、「不老不死はちょっとやだな」という感想を口にしておりました。

キラキラ系不老不死とはいかないはずですからね、現実だと......

( ー̀ωー́ ).。oஇ