10月31日に投開票日だった衆院選2021が終わって間もない11月2日にさっそく「改憲に積極的に取り組む」と報道されていた自民党政権。
明日12月16日には衆議院の憲法審査会を開催するとのことで、相変わらず国民にとって不利益になることにだけ恐ろしくスピーディです。
そもそも、現日本国憲法下における改憲は国民の世論や意見がまず先に立って起きないといけないもので、政府や大臣や議員たちの側が国民の総意を確かめていない状態で「改憲しよう」と言い出して進めてしまうこと自体が違憲=憲法違反です。
この時点で国民側は批判しまくるのが本来の筋。
「批判などしてはいけない」と思い込まされてしまっているのが非常に悩ましいところですが。
で、自民提案を立民=立憲民主党も応諾とありますが、自民党草案といえば一般国民にとっては今よりもさまざまなことがやばくなる内容がいくつも。
普段政治に興味を持たない人たちには「憲法9条中心の改正でしょ?」としか知らされてない日々の報道。
実際のところは、「為政者にさらに都合がよくなり、一般国民にはさらに都合が悪くなる」変更点が複数。
その一部を表にすると...
かなり省略化して要約すると、「基本的人権の否定(および縮小)」「独裁下」「軍国主義化」などなどいくつも「国民にとって現在より悪くなること」が草案には盛り込まれています。
この草案自体、政党が単独で自分たちの思うように勝手に作るべきではないものなのに、まるで国民過半数の信託を得たかのように自民党のWebサイトには2012年5月から掲載されています。これは違憲の独断としか言いようがないわけですが......。
これがとてもまずいことだと気づいてない人がいまだに多いのが頭痛の種。
政治に無関心でいるうちに勝手に憲法を変えられ、その改憲された内容で政府に都合のいいように基本的人権を彼らの必要に応じて制限されたり奪われてしまう可能性に深刻さをいだいていないのが、過去の歴史における類似の事例を見るにつけ私の中に恐怖心を増大させます。
こうならないために政権交代が必要だったのに........
自分の最低限の安全と生活のために貴重でたいせつな一票だったのに、と思うばかりです。
まあ、「あの改憲草案のヤバさを知らないままにシレッと改憲されてしまって、あとあと後悔する」のが過半数だと思います。
それは何年も前から予想していることです。
決して当たってほしくはない予想ですけどね。
(´・ω・`)