アフガニスタンからの米軍撤退により、「アフガニスタン」という単語が日本のマスメディアやSNSでもいつもより飛び交っている今日この頃。

タリバンの背景的事情もあって、おそらく「アフガニスタンは中東のどこかの国」というイメージを持っている日本のかたも少なくないのでは?とちょっと思ったりします。

しかし、位置関係としては「東と南にパキスタン、西にイラン、北にトルクメニスタン、ウズベキスタン、タジキスタン、北東に中国と国境を接している」、広義でいえばアジアの一国。

 

 

IWUF(International Wushu Federation / 国際武術連盟)の加盟国ページでも、アフガニスタンは「アジア」カテゴリーに入っております。

 

 

インドのチャンドラ・ボースがインド解放のために亡命してソ連大使に交渉したのもアフガニスタンのカブール(カーブル)において、です。(このくだりは、ボースを題材にした映画『BOSE -The Forgotten Hero-』に出てきます)

移動手段が限られていて、徒歩や馬に揺られて...では近郊国に行くのが時代的に精一杯だったからでしょう。

 

 

実はかの「ガンダーラ」もアフガニスタンのカーブル(カブール)川北岸に位置し、その西端は現在のアフガニスタンの首都カーブル付近まで、だったそうです。

 

かように、こうやって調べていくといろいろわかって知的好奇心がくすぐられるわけですが、なんにせよ「アフガニスタンも広義ではアジアの一部」なわけです。