今日は「国民投票法改正採決」の日。

与党である自民党はこれを通過させて、改憲に持ち込みたい構えですが、審議に入る前からすでに「国民投票法改正法案可決へ」という報道がされていたとかで......

国民の多くが本気で無関心もしくは無関心を装っているところにつけこんで、「勝手に可決して勝手に進めたるわ(高笑い)」という腹づもりなのが見え見えです。

 

再三「改憲しなければ」的なことを口にする自民党の「日本国憲法改正案」は9年前からWeb上にPDFで公開されてますが、1ページ目を読み始めただけでめまいと頭痛に襲われる内容です。

 

 

繰り返し「改憲しないと!」と言われてるうちに、「そうかも」と思わされてしまい、改憲案の内容もちゃんと見ないうちに国民投票で「改憲してもいいんじゃね?」と認めてしまったらさあ大変、ってなもんです。1ページ目から大日本帝国憲法を連想させる内容ですから。

 

無関心でいると、勝手に何をされるかわかったものではない、という一例だと思います。

というかそもそも、内閣総理大臣や閣僚・国会議員たちが勝手に「改憲」と騒いで国民を誘導していいものじゃないんですけどね。現行の日本国憲法には彼らが現憲法をしっかりと遵守しなければいけないと書いてあるわけですから。要するに、彼らが改憲を言い出すこと自体がルール違反です。

 

とにかく、無関心でいることは恐ろしいです。

現代社会において、政治に無関心でいることはできても、政治の影響をまったく受けずに生活していくことは不可能なわけですし、私たち人間ひとりひとりは政治の波に飲まれたらひとたまりもないわけです。

なので、「政治なんて別に気にしなくていいじゃん」と舐めていたら大変なことになります。

過去の日本史も世界史も、人類史の数々のできごとがそれを証明しています。

 

私は自分の人生は自分で決めて生きていたいので、政治に無関心...だけは避けたい所存です。

だって他ならぬ、私自身と私の知人友人たちの平和な生活のためですもの。

 

というわけで、改憲に持ち込むことを見込んだ「国民投票法」には断固反対、絶対反対します。

日本政府がいまやるべきことは何よりも、新型コロナウイルス感染症対策とそのせいで影響を受けている他の疾病患者や経済困窮者たちを一人でも多く救うことです。

それが政府の、国がそもそもいつもいつでも腐心していなければいけない仕事・責務なのだから。