昨年度(2018年度)の日本の食料自給率が37%という報道を目にしました。
食料自給率は「国内で消費された食料がどれだけ国産でまかなわれたか」を示す数字ですが、半分どころか4割を切っているのですねこの数字。ざっくり63%が輸入でまかなわれていることを指しているわけですが......
考えてみるとこれは、「日本に食料を輸出してくれてる国が「日本に売るのや〜めた」なんてことにもしもなったら、日本に入ってくる食べ物の量が減る、ということにもつながるんですよね。
人間、飢えてしまうとどうにもならないわけで......
で、そこからつい考えてしまうのが、現政権が(今世紀スタイルの戦争にはほとんど役に立たないであろうタイプの)武器を新規に購入している流れ。雰囲気的に「古くなった武器を新しいものに交換してアップグレード」ではなさそうで、あらゆる条件を加味して考えると「やりたいんだろうなあ、ドンパチ(ため息)」というのが個人的な憶測。
こんな低い食料自給率に、前世紀の遺産みたいなセンスで買い集められる武器、他国の情報戦と肩を並べられる諜報機関もないのに、ドンパチやったところで勝てるわけがありません。勝てるわけがない条件ばかりなのに、なんだかなあというのが個人的な雑感。
おまけに先の大戦が終結してからの日本は、今でも敵国条項が適用されてますから、本格的な戦争計画自体そもそも許されるはずがないのです。
これらの条件下でHot warに持ち込んだところで、「負ける」「飢える」のコンボが襲ってくるようにしか思えません。
台風や洪水でちょっとロジスティクスが停滞しただけで、コンビニやスーパーマーケットの棚から食料がなくなってしまう「ロジスティクス頼み」の食糧補充状況なのですから。
国と国の関係がどう変化するのかわからない争いや揉め事が、プラスに働くとは到底思えないのであります。
考え過ぎかもしれませんが、個人的にはそう思う次第です。