第1話だけチェックしてみた、台湾版ドラマ『孤独のグルメ(孤独的美食家)』が、日本ドラマ版の『孤独のグルメ』と『深夜食堂』をミックスしたような作風になっている件。
(中華系動画配信サイトで公式配信されております)
独立したオリジナル作品として見れば、ハートウォーミングな良いお話に仕上がっているのですが、日本ドラマ版『孤独のグルメ』からのフィーチャー作品として「出てくる食事を美味しそうに食べるのが毎回の見せ場でクライマックス」という要素を期待すると、「え?食べるシーンそれだけ?」となってしまうかもしれません。
(注:第1話のみを見た範囲内でのお話です)
『孤独的美食家』第1話の後半部分は完全に『深夜食堂』的な人間模様ドラマになっていて、「前半が孤独のグルメで、後半が深夜食堂」になったような印象を受けました。
日本ドラマ版のこれら二作品は、両作品ともドラマとしてとても良い出来だと思うのですが、一緒に観ていたヒゲ氏の反応が
「いい作品をふたつ合わせたからって、もっといい作品になるわけでもないからなぁ」
というものだったので、思わず
「それぞれが美味しくても、フィアグラとトリュフを合わせたからといって必ずしも美味しくなるとは限らない、みたいな?」
と返してしまい、
「そうそう」
とお互い同意する展開に。
『孤独的美食家』第1話は、良いお話だったと実際に思うわけですが、ストーリーの後半で井の頭五郎がひたすら美味しそうに食べてくれる展開、ではなかったとだけ申し上げておくことにいたします。