#インド「インドに行くかもしれない」ということになってから、半年がぼちぼち経過しよう、という頃に年越しの時期を迎えました。

インドについての知識や情報を調べるのはもちろんなのですが、実は個人的には別のことも自分なりに学習しておりました。
それは、「香港という社会の構造変化」です。

発端となった『2011/06/17(金) 舞い込んだ誘い』にて私は、「インドに香港のような日本人自治区を」という発案を知らされた瞬間に「香港という街の歴史的構造変化が脳裏を瞬時に駆け巡った」わけですが、くだんの日本人自治区案も要するに「人工的香港」みたいな発想ではあるので、先例を学習しておくに越したことはないと思ったからなのです。

で、図書館で見つけた『植民地香港の構造変化(アジア経済研究所・刊)』という論文集を読んで自分なりに備えていたわけであります。
ヒゲ氏も私もイメージしているものは「社会」であって「ちっちゃなコミューン」とか「仲良し組の集落」とかではないのでね。慈善事業やボランティア感覚では成功させることができるはずもありませんし、「社会を造り、維持していく」というのは一大事業ですから、商業的な事業観念をはずしては成り立つはずもありません。

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ただまぁ、2011年終わりまでの時点ではこの「社会を造り上げるのだ」という面で意志というか意見がしっかり合致した人にはめぐり合えてない気がします。
「これ以上日本に居てもいいのか、それともNGなのか」という命題に置いて一番信頼に足る意見を出すことができるところに所属している某御仁1名を除いては、になりますが。